2016年7月の記事一覧

PTA研修会『AED講習会』

 7月1日(金)にPTA研修会として『AED講習会』を実施しました。また、AED講習会に先立ち、授業参観、また、AED講習会終了後にはJRC部の生徒たちによる校内防災関係施設の見学、そして、最後にホームルーム懇談会を実施しました。
      
【救急法の基礎を学びました】 【AEDの使い方を学びました】
 日本赤十字社の方を先生としてお招きし、救急法の基礎、AED心肺蘇生法、三角巾による応急手当を学びました。救急法の基礎では、救急隊がくるまでに取り組むこととして、安全の確認、観察、意識の確認、呼吸の確認、脈の確認、手足等の状態の確認などについて、二人一組になり、実際に演じながら一つ一つ学んでいきました。AED心肺蘇生法では、安全の確認、反応の確認、胸骨圧迫、人工呼吸、AEDの搬入、救急への連絡、AEDの操作などを、人形や練習用のAEDを使って学んでいきました。最後に、三角巾を使った応急手当について学びました。三角巾の折り方をはじめ、額の傷、頭の傷、前腕の傷、足首のねんざへの対応について学ぶことができました。
    
    【頭部の傷の手当】    【足首のねんざの手当】
 AEDは、最近多くの場所で目にすることができるようになりました。そのAEDの知識、技術を習得することを目的としたものが今回の研修会です。そもそもAEDとは、自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)のことです。AEDは、心臓の筋肉がけいれんしたような状態になり、血液を流すポンプ機能を失った状態(心室細動)になったときに、電気ショックを与え、心臓を正常なリズムに戻すための医療機器です。医療機器なので、以前は医師にしか使えませんでしたが、2003年からは救急救命士、2004年7月からは一般の人にも使えるようになりました。本日学んだように、AEDの使い方は、そのアナウンスに従えばそれほど難しいものではありません。しかし、いざというときに一度でも練習したことがあれば、慌てずに対応できると思います。ぜひ、ご家庭でも本日のことを話題にしてみてください。多くの人が知識を身につけ、行動できるようになることで、地域の中でお互いが助け合うことができるようになるといいですね。
  
  【本校のAEDは職員室に】
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