2017年1月の記事一覧

国際理解講話を実施しました

 1月25日のLHRの時間に、全校生を対象として、国際理解講話を実施しました。講師を小山南高校の佐藤千恵子先生にお願いし、先生が青年海外協力隊員としてペルーで活躍したときのことを元にお話しいただきました。
   
【生徒たちも佐藤先生の話に聞き入っていました】
 佐藤先生は、平成25年から27年まで、JICAが実施する海外ボランティア派遣事業である、青年海外協力隊のメンバーとして、ペルーに赴き、環境教育の専門家として活躍してきました。このときの話を、豊富な写真とともにご紹介いただきました。
 最初は、ペルーの民族楽器であるサンポーニャを使って「コンドルは飛んでいく」を演奏してくれました。この曲は、元々はアンデス地方の民族音楽でしたが、1970年にアメリカのサイモン&ガーファンクルによってカバーされ、日本でも有名になりました。この曲で、ぐっと生徒の心をわしづかみでした。
 その後、ペルーの紹介をしてくれました。15,452km離れてはいるものの、海を隔てた隣の国であること、さらに、ペルーの動物たち、そして、ペルーの絶品グルメへと続きました。ペルーの飲み物の一つ“インカコーラ”は、ペルーで飲まれている“コーラ”だそうですが、佐藤先生曰く、オロ○○○Cを薄くしたような味だそうです。
  
  【サンポーニャを使って…】【数多くの写真を使ってわかりやすく】
 さらに、ペルーで取り組んだ環境教育についても紹介してくれました。ペルーの環境問題、そして、子どもたちや行政の問題への対応の変化などについて、わかりやすくお話ししてくれました。
 そして、最後の言葉が印象的でした。ペルーに行ってわかったこととして、次の2点を話してくれました。まずは、「異文化を体験することは楽しい!」ということ。ぜひ、若いうちに海外を体験してほしいとのことでした。語学に不安がある人もいるかもしれませんが、「語学は体力だ!」とも教えてくれました。1歩踏み出す勇気を持つことが大切ですね。そして、もう1点は、「異文化理解とは分かり合えないことを実感すること」だそうです。「ここはダメだけど、分かり合えることを見つけ出すことが大切」ということだそうです。これは、異文化理解だけではなく、友人関係、人間関係においてもポイントかもしれません。実際に海外で活躍した佐藤先生からの言葉だけに、実感がこもっており、なるほどと納得できるお話でした。
 最後になりますが、佐藤先生、お忙しい中、本校生徒のために本当にありがとうございました。
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