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カテゴリ:生産機械科の活動
生産機械科2年 機械仕上実習 4週目
本日は生産機械科2年で実習が行われました。今回は「機械仕上実習」の4週目についてご紹介いたします。
機械仕上実習の後半では、下図のような豆ジャッキを製作し、旋盤加工における重要な要素である「ねじ切り加工」「テーパ加工」「突っ切り」などについて学習します。
豆ジャッキ
今回はジャッキの土台となる部品の穴あけ加工をメインで行いました。まずは、寸法通りになる丸棒の外形を加工しました。
外形切削
次にセンタドリルと呼ばれる径の小さいドリルで、ドリルの貫通穴をあけるための下穴をあけていきます。
センタドリルによる加工
貫通穴は6mmと12mmの2回に分けて、穴あけを行いました。
6mmの穴あけ
12mmの穴あけ
最後に20mmと25mmのドリルで決まった深さに加工して、材料の内側に段差をつけました。
ドリルで段差をつける様子
次回は12/15(水)に生産機械科2年の機械仕上実習において、今回加工したドリル穴にめねじを切り、土台部分が完成する様子をご紹介いたします。
生産機械科 飛沫防止マウスシールド寄贈
本日12月4日(金)は、生産機械科3年生が課題研究で3Dプリンタを使用し製作したスマイルマスク(マウスシールド)を益子町立七井中学校へ寄贈してまいりました。
七井中学校小松﨑校長先生への寄贈の様子
お忙しいところご対応頂きありがとうございます。
是非、HR担任の先生方に使用して頂き、教育活動の一助になれればと思います。
生産機械科3年 実習紹介
生産機械科3年 実習紹介
本日11/30(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。
いよいよ高校生活で最後の実習となります!
今回は「材料計測実習」4週目の様子をご紹介します。
3週目は金属材料の引張試験実習です。
2年生時の溶接実習では自分でガス・アーク溶接で接合した板材の引張試験を行いました。(こちら)
この実習では1年生時に工業技術基礎の「旋盤作業」実習(4週目、5週目、6週目)で製作した自分の4号試験片を使用し、引張試験機でちぎれる(破断する)まで引っ張ります。
引張試験機
材料を引っ張ると材料の内部に抵抗力が発生します。この抵抗力を断面積で割った値を応力といいます。
また、引っ張ることで伸びた長さを元の長さで割った値をひずみといいます。
荷重と伸びの関係をグラフ化したものが「荷重-伸び線図」です。
荷重と伸びは試験片の長さや太さで値が変化してしまうので、応力とひずみでグラフ化したものを「応力-ひずみ線図」
荷重-伸び線図 応力-ひずみ線図
試験前の準備として試験後に伸びた長さを計測できるよう試験片に基準をけがき、ポンチを打っていきます。
基準のけがき作業
ポンチ打ち作業
引張試験中は試験機の針が「荷重-伸び線図」のように動いていくので、各ポイント(上降伏点、下降伏点、最大荷重点、破断点)の数値を計測していきます。(上記のグラフでのA、B、D、E点です。)
破断する際は、とても大きな音が鳴るので実験も盛り上がります。
引張試験計測中
4号試験片(上:破断後、下:試験前)
引張試験後に破断した材料の長さと面積を計測し、伸びと絞り(断面の縮小した割合)を求めます。
最後に計測した値で自分で製作した4号試験片の「荷重-伸び線図」も作成します。
以上で3年生の実習は終わりになりますが、12/14(月)に技術コンクールがありますので後ほどご紹介いたします。
次回は12/8(火)に生産機械科2年生の実習を紹介いたします。
生産機械科 飛沫防止マウスシールド寄贈
本日11月27日(金)は、生産機械科3年生が課題研究で3Dプリンタを使用し製作したスマイルマスク(マウスシールド)を茂木町立茂木中学校へ寄贈してまいりました。
茂木中学校稲葉校長先生への寄贈の様子
訪問させていただき恩師に、近況報告もできました。お忙しいところご対応頂きありがとうございます。
是非、HR担任の先生方に使用して頂き、教育活動の一助になれればと思います。
生産機械科1年「旋盤作業実習」6週目
生産機械科工業技術基礎紹介
本日11/27(金)は生産機械科1年生で実習が行われました。今回は「旋盤作業」6週目の様子をご紹介します。
「旋盤作業実習」4・5週目では引張試験に使用する試験片を製作するため、丸棒の端面削りと外丸削り、階段(段差)をつける作業を行いました。6週目である今回は試験片を完成させるために、前回つけた階段(段差)を滑らかに削っていきます。
上:試験片 ,下:材料(丸棒)
まず初めに、今回使用する工具と作業内容について説明を聞きながら学んでいきます。
今回使用する工具
使用する工具の説明
作業内容の説明
次に前回つけた階段(段差)を滑らかにするため、工具を慎重にセットし、試験片に当てていきます。
説明を受ける様子
階段(段差)を削る様子
全ての階段(段差)を無くし滑らかに仕上げたところで、最後に寸法通り出来ているか自分で計測して確認していきます。
寸法を確認する様子
以上が旋盤作業実習の内容になります。
次回投稿は11/30(月)に生産機械科3年生の実習を紹介いたします。