栃高トピックス

2014年8月の記事一覧

ボストン研修報告4

1日(金)修了日に当たるこの日の後半授業は、大ホールに移動し、7つのクラスで練習してきたスキットを、サマープログラム参加生全員の前で披露しました。これはこの5日間をかけて生徒たちが作り上げてきたもので、どの発表もユーモア溢れていました。27名の栃高生も一人残らずステージに立ち、外国人のクラスメイトと息の合ったセリフ回しで観客を大いに笑わせました。その後、先生方よりメッセージが添えられたプログラム修了書が授与されました。

午後はハーバード大学を訪ね、Jリーガーを目指す学部4年の小林さんに、キャンパス内を案内してもらいました。敷地内には専攻ごとの研究施設が建ち並び、博物館や美術館の一部は一般にも公開されていることを知り、世界をリードする大学としてのスケールの大きさに圧倒された生徒も多かったようです。小林さんからは「リベラルアーツ」と呼ばれるハーバードの教育方針についての説明があり、生徒たちは熱心に質問していました。

さらに夕刻からは、希望した生徒のみですが、フェンウェーパークで行われたレッドソックス対ヤンキース戦を観戦できることになりました。4-3でレッドソックスが勝利し、田沢選手、上原選手、イチロー選手を間近で見ることができた生徒たちは、興奮冷めやらずといった面持ちでタフツ大学寮に帰着しました。

2日(土)生憎の曇天の下、本研修の集大成としての班別研修を行いました。これは、事前研修で作成した各班のテーマと行動計画に基づいて、平均して4~5か所の見学地を回る終日市内研修です。地下鉄での移動や見学時間の調整など、慣れない土地で効率よく見学するには、リーダーを中心に協力体制を維持することが必要ですが、5班とも、9時半までにはタフツ大を出発して18時には無事に帰着しました。夜のミーティングにおいても、研修を通じて学んだことが行動に現れるよう努力することの大切さを皆で確認した最終日となりました。