栃高トピックス

2016年7月の記事一覧

ボストン研修報告


アメリカ語学研修 報告書 5日目(7/28

 

今日もボストンは30℃近くまで気温があがる真夏日となりました。日中は外に出ると肌がジリジリするぐらい日差しが強く日本のとはまったく違う暑さを感じます。

これまで午後は出かける毎日でしたが今日は一日Tufts大学での滞在になります。

今朝は昨晩のミーティングで話し合ったことを早速行動にうつし、生徒達がカフェテリアで今日の午後のディスカッション・プログラムにゲストとして参加できないかの声掛けをしてくれていました。朝食後に生徒達に確認をとると19名が参加できるとのことでした。彼らが朝の短時間でこれだけの人に声掛けできたことは彼らの大きな成長でありまた自信にもつながったに間違いないです。ただし実際に来られるのはこの中の何名になるかとても楽しみでもあります。

3日目になる午前中の英語クラスは、明日のGraduation Ceremonyでのグループプレゼンの準備をしていました。クラスによって発表内容は様々で、あるクラスはこの滞在期間中にとても印象に残ったことを発表するためにポスターにまとめていていれば、唄を発表するために英語の歌詞の読解から歌の練習までしていました。限られた時間で多国籍の生徒と一緒に何かを作り上げていく経験は例え満足いくものが出来上がらなくても彼らの将来に必ず活かせていくことでしょう。

午後は「Ms.Sugiyama(杉山氏)」による、ディスカッション・プログラム。渡米24年の経験を活かし、主に企業の「グローバルリーダー育成のためのコミュニケーション・トレーニング・プログラム」を提供するコンサルティング会社で活躍する杉山氏から、日本語と英語のコミュニケーション方法の違いから具体的な表現方法をグループワークで多国籍の生徒と意見交換していきました。杉山氏の講義の後はそのまま他国籍の生徒との異文交流がはじまりました。多国籍の生徒からはルービックキューブの紹介やその国のジョークなどがあり、栃高生からはお菓子、折り紙などを紹介していました。

結局招待した19人のうち7名が実際に来てくれましてその国籍は現地アメリカ、中国、台湾、ベルギー、メキシコといった世界各国の生徒が参加してくれました。ここではこれまで一歩踏み込めずに多国籍の生徒と話すことができなかった生徒が実際に話せる機会があり彼らにとってとても貴重で自信にもつながる時間でもありました。

夕食後のイブニングアクティビティーはスポーツでサッカー、バスケ、テニスとそれぞれが興味のあるものを選択して他の留学生と一緒に行いました。サッカーの試合では日本、ロシア、サウジアラビア、ベトナムの生徒が混ざったチーム編成でまさしく英語をコミュニケーションとしたグローバルの試合となりました。

イブニングアクティビティー後は寮の前のテラスで生徒達が多国籍の生徒と一緒にUNOや唄を歌うなどして夜の一時を満喫していました。

これで本日の報告を終了いたします。次の報告は明後日になります。






 

ボストン研修報告


アメリカ語学研修 報告書 4日目(7/27

 

今日のボストンは真っ青な空と真っ白な雲が浮かぶ快晴でした。現地の人からは今年の夏は異常に暑く今日も気温が30℃を越える暑さでした。

2日目になる午前中の英語クラスは、昨日のレッスンから改めて自分達の英語レベルを実感する生徒も多く、言いたいことが思うように英語で言えないもどかしさを感じている生徒がほとんどでした。しかしレッスンはグループワークやディスカッションなどを取り入れできる限り生徒に発言する機会を与えてくれているせいか生徒のなかには発言すること(コミュニケーション)が楽しくなってきた生徒もいました。ただし生徒達は現状の英語力ではまったく世界で通用しないことを肌で感じることができ、またこれから英語力をレベルアップしなければいけないという危機感を感じたことは確かです。

 お昼のカフェテリアでは生徒達が勇気を振り絞って現地の大学生やスタッフに話しかけていました。彼らの一つ一つの積極的な行動が生徒達に自信を与え、それが大きな成長につながっていることは確かです。

午後は全員でハーバード大学に向かいました。そこでは日本人企業家である松川原氏がキャンパキャンパスツアーをして下さいました。施設を回りながらハーバード大学がなぜ常に世界ランキングの上位に入っているのかなど説明して頂き、これからどうのように生徒達が進学、就職するべきなのかをアメリカボストンの視点から伝えて下さいました。

 その後、松川原氏をTufts大学にお招きし講演をして頂きました。松川原氏からは「仕事」をテーマにこれからどういった人材が社会で必要とされるのか、そして自分自身をどうのように成長させていくのかを具体例をもとに分かり易く説明をしてくださいました。生徒達にとって未知の社会について今までとは全く違う視点からの説明だったためとても新鮮であり、また新たな発見でもあり貪欲に聞いている生徒がほとんどでした。

講演後に30分程度で夕食をとり急いでチャールズ川沿いの公園で開催されているクラッシク野外コンサートを観に行きました。この夏の期間だけ毎週水曜日の晩に開催されているこのコンサートは無料で会場には大勢の人が訪れ夜の一時をクラッシックとともに満喫していました。生徒達もボストン市民の生活の一部を堪能していました。

これで本日の報告を終了いたします。






ボストン研修報告


アメリカ語学研修 報告書 3日目(7/26

 

今日のボストンはこの夏で一番暑く日中の気温は35℃近くまであがり真夏のボストンになりました。

午前中は英語クラスで昨日のプレイスメントテストの結果をもとにクラス分けされ、生徒達は緊張感のなかそれぞれの教室に向かっていきました。

 午後は全員で古代から現代まで世界中の美術品が500,000点以上も貯蔵されているボストン美術館を訪問しました。限られた時間のなかで生徒達は興味もしくは魅力を感じた展示エリアを自由にめぐり、自分の独自の感性を磨いてもらいました。 

 今この夏の期間だけボストンコモン(野外公園)では720日~87日まで中心部に建てられた野外ステージで毎日夜シェイクスピアーの公演を無料で観ることが出来ます。今晩のイブニングアクティビティーはその公演を観る予定で他の留学生も鑑賞のためボストンコモンに来ましたが、結局鑑賞を希望した生徒は5名のみで他の生徒は河原先生が同行でTuftsへ戻りました。20時開演で2時間ほどの公演でしたが帰りが遅くなってしまうため前半1時間ほど観て全員でTuftsへ戻りました。体調面を考慮して全員でTuftsへもどる選択肢もありましたが、参加希望の生徒からはせっかくボストンに来たのだからぜひ観たいとの言ってくれたので生徒の自主性と積極性を尊重して先生と相談し残ることに決めました。この研修の大きな目的でもある生徒達の積極性と自主性を引き出すよい機会でもあったことは確かです。

明日がこの研修の折り返し地点になります。この後ハーバードやMITの訪問、そして班別自由行動があるのでここでしっかりと休んで体調万全で後半戦に挑んでもらおうと思います。

これで本日の報告を終了いたします。






ボストン研修報告


アメリカ語学研修 報告書 2日目(7/25

今朝のボストンは気温が20℃前後で心地よい朝でしたが日中になると気温が上がりお昼過ぎには30℃近くになりとても暑い一日となりました。

 午前中は最初に1時間30分ほど明日からの英語クラスを決めるプレイスメントテストを行いました。内容は筆記、リスニング、面接の採点内容でクラス分けが行われます。生徒からは筆記は栃高のテストより簡単だったけどリスニングと面接が難しかったというコメントが多かったです。テスト後には現地語学学校(EmbassyTufts)責任者のケンゲーさんからオリエンテーションがあり日々の時間割や施設の利用についての注意事項を説明してもらいました。その後は生徒達が滞在期間中利用できる大学のジムやテニスコートなども案内してもらいました。

 午後は全員でボストンの歴史をたどるフリーダムトレイルの散策です。最初に最寄りの駅であるDavis駅まで徒歩で向かい駅に到着すると各班長がこれから毎日利用する地下鉄の7dayspassを班員分のも含めて券売機で購入してもらいました。事前研修で購入方法もやっていた成果もあり全員が戸惑うことなくチケットを購入できました。初の地下鉄になるので乗る前には全員に乗車駅と降車を確認してもらい、他人任せではなく土曜日の班別自由行動の予行練習も兼ねて、一人ひとりが注意をもって行動してもらうようにしました。フリーダムトレイル散策の出発地点のPark St駅に到着すると、そこからはEmbassyスタッフによりフリーダムツアーが始まりました。すべて英語の説明で歴史についてなかなか十分には理解はできませんでしたがボストンの歴史の象徴であるそれぞれの建物を実際に歩きながら見学できたことは生徒にとってとても貴重な経験となったはずです。ボストンコモン(公園)には大都市にもかかわらず野生のリスが普通に生活していることに生徒達はたいへん驚き感動していました。

フリーダムトレイルの最終地点であるクインシーマーケットで1時間程度自由時間をとりました。天気も良かったせいかいくつもの大道芸が出ているほどとてもにぎわっていましたので生徒達には日本ではないので決して気を緩めなよう伝え解散としました。生徒にとっては土曜日の班別自由行動の下見にもなったはずです。帰りはボストン市街を歩きながらダウンタウンになる駅(Downtown crossing)に向かいそこからタフツ大学ヘと地下鉄と使って帰りました。

夕食後はボストンレッドソックス(RedSox)の試合観戦に本拠地球場のフェンウェイパークへと向かいました。今回事前に生徒からボストン滞在中にRedSox観戦ができないか相談を受け現地スタッフに相談し今日の試合であれば特別に安くチケットが手に入るということで実現した次第です。観客の熱気や球場の一体感など肌で感じることができ生徒にとって貴重な経験であったことは間違いありません。

さすがに帰りは生徒達の疲れはピークに達しており会話をする生徒もいないぐらいみんな歩くのが精いっぱいで最後の力を振り絞ってなんとかTufts大学の寮に戻って来ました。

今日一日体調不良もなくみんな元気です。

以上で本日の報告を終了します。この後、2日間、報告をお休みします。




ボストン研修報告


アメリカ語学研修 報告書 1日目(7/24

いよいよ待ちに待ったアメリカ語学研修の初日を迎えることができました。全員が集合時間の8時45分にそろったところで校長先生から生徒達にエールを送って頂き出発しました。

日曜日ということもあって成田までの交通はとてもすいていて予定よりも早い11時30分ごろに到着しました。今回の研修の目的は次回は各自で海外に行けるための研修でもあるため今回は団体予約でしたがあえて各自で発券機を使ってそれぞれのチケットを発券してもらいました。その後は成田空港が初めての生徒も多くいたのでお昼休憩と空港散策をかねて1時間ほど自由行動をとりました。

 成田空港も予定通り出発し経由地のデトロイト空港へも予定通り到着し、最初の関門である入国審査の質疑応答では審査官に行先や滞在期間などを質問されていた生徒でしたがさすが特に問題なく全員が無事通過することができました。この時期は日本人も含めて世界各国からアメリカへの渡航者が多くまたアメリカの入国審査は特に厳しいため全員が入国審査を終えるまでに2時間程度かかりました。

 デトロイト空港ではボストン行の飛行機まで約6時間の待機時間があったため、それまでは生徒達は自由解さんとなりました。生徒達には空港内ではあるけどもここはアメリカなので決して油断をせずに特に荷物の管理には注意するよう伝えてから解散しました。ここからすべて英語の環境になり生徒たちは早速ドルをつかって食事をしたり買い物をしたりと英語を使って空港散策をしていました。

ボストン空港へは予定より30分ほど早く到着しました。これまですべて順調に予定よりも早く進んでいたはずが、生徒達が荷物をもって送迎バンに乗って出発しようとしたところ、なんとバンのバッテリーがあがりエンジンがかからないというアクシデントに遭遇してしまいました。しかし運転手さんの準備もよくバッテリーチャージャーとヘルプがすぐに来てくれて30分ほどで復旧できTufts大学へ向かう事ができました。結局Tufts大学に到着したのは予定通り2330分ごろでした。

 寮にも特に問題なく入れまして14時間のフライトもあっという間に感じた瞬間でした。

 明日から本格的に研修が始まります。本日の報告を終了いたします