栃高トピックス

2015年7月の記事一覧

ボストン研修報告 第3日目

異国でのタフな毎日に、やや疲弊している様子も見られますが、全員元気に過ごしています。
 今日から、本格的に英語のレッスンが開始されました。先日のテストの評価に基づいて振り分けられたクラスで各々が苦しんでいます。
 流暢に教師の問いに英語で回答する、他国の学生に負けないよう、食らいついていってほしいものです。
 昼食+conversation trialを経て、午後からは、世界でも最高水準を誇るアメリカの教育機関を訪問しました。
 ひとつ目の訪問先はMITです。大学院に所属しておられる成田さんにガイドを引き受けていただき、大学に関する説明から、栃高生の素朴な疑問への回答まで、丁寧に対応していただき、MITの魅力を存分に味わうことができました。
 二つ目の訪問先は、Harvardです。現地で手広くビジネスを展開しておられる松川原さんに、美しいキャンパス内を散策しながらHarvardの歴史と伝統について語っていただき、芝生に車座になって、松川原さんの哲学的な問いかけに頭を悩ませる「アカデミックな時間」の入門編を体験しました。松川原さんのパワーに押されぎみの生徒もいましたが、大学での「学び」について理解を深める貴重な機会となりました。
 夕食+conversation trialを経て、寮で開催されるevening activityに参加しました。台湾や中国の方々と、水風船をぶつけ合い、笑い声が飛び交う時間になりました。交流の後には、水風船のゴミ拾いを皆で行い、他国の方々とのモラルの共有を図ることができました。同じ時間帯に、一部の生徒はバスケットコートで現地の方々と汗を流し、1勝1敗と互角の闘いを繰り広げたようです。身体的活動は、言語への依存度が低いことから、英会話の面で苦戦している生徒も、ある種のコミュニケーションを体験することができたのではないかと思われます。
 本日も最後に、栃高生全員でミーティングを行いました。各々が自分の感じたことをぶつけ合い、折り返しに差し掛かっているこのボストン研修を、より良いものにしていこうという思いが確認されました。
 今日はできなかったことを、明日はできるようにする。苦しい闘いが続きますが、栃高生の力を信じて見守りたいと思います。
 

ボストン研修報告 第2日目

朝の時点での健康チェックでは体調不良者もおらず、30名が揃って教育プログラムの初日を迎えました。
午前中に生徒は、英語のクラス分けテスト(ペーパーテスト+現地教員との英語での会話)を受けました。今晩か明朝に、クラスが発表される予定です。
テスト後には、教育プログラムのオリエンテーションおよびTuftsのキャンパスツアーに参加し、午前中の活動を終了しました。
カフェテリアでは、先輩たちのスタイルを受け継ぎ、異国の方々と同じテーブルにつき、会話と食事を楽しむというconversation trialが始まっています。
早速談笑する生徒、食事のトレイを持ったままウロウロする生徒、いきいきと英語で会話する仲間を尻目に、日本人だけで食卓を囲んでいる生徒。そこには、生徒たちの様々な感情が見て取れます。
昼食を済ませて、午後からは初めての地下鉄で移動し、Boston Commonを出発点としたfreedom trailに参加しました。現地ガイドによる、英語での地理的・歴史的説明に生徒は必死に耳を傾け、ボストンの成り立ちについて学びました。freedom trailの後は、MITのCOOP(大学生協)にて買い物を楽しみました。COOPから大学のカフェテリアまでの移動は、最終日の班別行動に向けての練習も兼ねて、生徒たちが自主的に行い、添乗員および教員は先導せず、バックアップに回りました。
全員が無事にカフェテリアに帰着し、再びconversation trialの時間がやってきました。ここが何と言っても彼らの主戦場です。それぞれの生徒が、少しでも異国の方々とコミュニケーションを取ろうと必死になり、次第にその顔つきが変わってきました。
食事後はプログラムの一環である日替わりのアクティビティに参加しました。バスケットボールに参加する生徒と、駅前のアイスクリーム屋さんでアイスを食べながらの英会話に参加する生徒とに分かれ、2時間ほど活動しました。
21:30からは今日の締めくくりとして、寮の前の芝生で円陣を組み、ひとり1分以内で今日の成果と課題を仲間に向けて報告し合いました。互いの喜びと苦しみを共有し、自分たちの力で研修を成功させるという気持ちを確かめ合うことができたようです。
事務連絡を終えて、22時過ぎに寮に入りました。明日からはいよいよ、授業がはじまります。朝授業前授業風景Freedom TrailConversation Trail  

ボストン研修報告 第1日目

950分出発式が栃木高校にて行われ、校長先生から激励の言葉をいただき、保護者の皆様の見送りのもと、バスにて成田空港に向けて出発しました。

交通渋滞もなく、予定よりも1時間程度早く成田に到着し、研修全体のテーマを確認したうえで、ほぼ定刻通り離陸しました。

入国手続きに1時間程度かかりましたが、ミネアポリス空港での乗り継ぎも予定通りに進み、予定より15分程度早くボストン空港に到着しました。

出迎えのスタッフのバスに乗り込み、22時過ぎにタフツ大学の寮に入りました。

長時間のフライトと時差を体験し、体力的に消耗しましたが、体調不良者も見られず、生徒たちは異国の雰囲気にわくわくしている様子でした。

ミーティングルームにて、現地のスタッフおよび添乗員の方から、部屋割りや明日の動き等についての説明を受け、急いでシャワーを浴びて24時前後には就寝しました。

いよいよ明日は英語のクラス分けテストが行われ、研修プログラムがスタートします。

出発式の様子

成田空港にて

ボストン空港に到着

 

 

 


平成27年度 東北研修

               平成27年度 東北研修
平成27年7月29日(水)~30日(木)
目的は次の3項目です。
(1)東北大学オープンキャンパスに参加し、
    自己の進路の確立の参考にする。
(2)被災地を実際に見学し現地の状況を体感
 すると同時に、今後の復興に際して協力
 できることを考えさせる。
(3)団体生活を通じて自立・協調・責任の
 精神を養うとともに、生徒相互の親睦を深める。
今回のホームページはAコース担当の作成です。
7月29日(水)たいへん暑い日になりました。
たくさんの高校生たちが来ています。
11:20~ 東北大学オープンキャンパス
    文系は川内キャンパス、理系は青葉山キャンパス
です。お昼は学食で学生気分を味わいました。

 理学部 受付で資料をもらいます。   生物学科 
   
    地球科学科           数学科
  
            物理学科
  
              薬学部                  経済学部
  
          学食の様子
   
   移動中の生徒たち
  
   13:30~14:30 オープンキャンパス2015イベントのひとつに
参加しました。「東日本大震災被災地の現状と復興の課題」
    東北大学東日本大震災学生ボランティア支援室
    特任コーディネーター・准教授 藤室先生からのお話
  
      東北大学学生の現地活動報告
  
        栃高生もボランティア活動で何ができるか発表しました。
  
   その後川内キャンパスを中心に施設やサークル活動などを
見学し ホテルに戻りました。
          
    19:00~21:00 本校OBとともに、懇談会が行われました。
 OBは13名も(1年1名、2年7名、3年1名、4年2名
修士1年2名) 参加してくれました。
 
    高校のときの学習や大学の様々な活動について、
楽しくためになる話ができました。ありがとうございました。