栃高トピックス

カテゴリ:今日の出来事

第47回栃高校内弁論大会

 本日、47回を数える歴史ある校内弁論大会が開かれました。

 例年は年度末に実施している行事ですが、昨年度は休校期間に入ったため実施できておりませんでした。今回は特例として延期という形で、この時期の実施となりました。

 これまでは体育館を会場に全校生徒が集う中で行われてきた行事ですが、今回は放送という形式をとりました。そんな形で目の前に聴衆がいない中でありながら、14名の弁士たちは堂々と自らの主張をぶつけていました。教室で放送を聞く生徒たちも勇気ある弁士たちの熱い主張に耳を傾けていました。



 昨年度からの延期のため今回は2年生と3年生から弁士が立ちましたが、今年度の大会を来年3月に実施する予定なので、ぜひ1年生で志ある者は先輩のような熱い思いを胸に演台に立ってもらいたいと思います。

献血 実施

12月19日 献血車が来校。
生徒・教員の105名が献血に協力できました。
栃高生は血液の比重や体調面も整っており、
使用薬剤以外での不適合が一人もいませんでした。
また、協力者が多かったため放課後まで時間を延長しましたが、
多くの生徒が残って協力してくれました。
(献血センターの方が感激して褒めてくださいました!)
来年もより多くの協力者が貢献できるよう、はたらきかけていきます。
協力していただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

ボストン研修報告 第6日

一昨夜睡眠が不足した生徒も昨夜は良く眠れたようで、全員健康な状態で1日がスタートしました。午前中のレッスンは今日で最後でしたが、一人ひとりの生徒が様々な収穫を得たようです。外国人の男子生徒はもちろんのこと、普段接する機会の少ない女子生徒とも良き友人となれたようで、クラスメートから誕生日をお祝いしてもらった生徒もいました。
  昼食+conversation trialを経て、午後からは過日Harvardを案内してくださった松川原さんに再度お越しいただき、これからの社会で求められる資質やスキルについて説明して頂きました。後半部分では更に踏み込んで、単一の事象を複数のアングルから捉えることにより、困難な状況を自分のモチベーションに変えていくことの面白さ、またそのプロセスに大きく関わってくる「感性」を磨くことの大切さについて熱く語っていただきました。前回は松川原さんに押され気味だった栃高生も本質に迫る質問で応酬し、双方にとって実り多き時間となりました。
 ミーティングを済ませてから身支度と夕食を済ませて、希望者の生徒は現地スタッフ、添乗員そして教員の引率のもと、Boston RED SOXのホームゲームの観戦に出発しました、観戦を希望しなかった生徒は、寮で行われるevening activity等に参加しました。ベースボールを観戦した生徒たちは、ナイターゲーム後の帰寮ということで、寝るのが遅くなりましたが、本場のベースボールに触れた感動が、心に焼きついたようです。
 さて、明日はいよいよ待ちに待った班別研修です。一人ひとりが、安全に配慮して自律的に行動し、栃高の仲間たちと最高の思い出を作ってくれることを期待します。



※時差および明日の行程の都合上、ボストン研修に関するHPでの報告は、今回が最終となります。以後も引き続き安全に配慮して行動し、8月3日に帰国する予定です。帰国当日の詳細に関しましては、お手元の資料にてご確認下さい。また、栃高祭においては、研修団による、成果発表の場が設けられる予定です。ご期待ください。

ボストン研修報告 第5日目

朝の健康チェックでは、一部の生徒の睡眠不足が確認されましたが、健康上の問題はなく、全員元気に過ごしています。午前中の授業では、各国の留学生に食らいついて行く栃高生の姿が見られます。課題の内容も難しくなり、例えば、各国の教育システムについてそれぞれの国の生徒が英語で説明するなど、challengingな内容に生徒たちも頭を悩ませながら取り組んでいます。
 昼食+conversation trialを経て、午後からは外国人の学生とともに、Sugiyama先生による異文化コミュニケーションのレクチャーを受け、英語で意見を交わすという貴重な機会を得ました。彼女の講義を通じて、文化と思考体系が分かちがたく結びついており、思考体系の表出としての言語にもその特徴が表れていることに気付き、自国の文化と他国の文化を相対化すること、同時に自他を相対化することの難しさと重要さを学ぶことができたようです。
 夕食+conversation trialを経て、Evening activityに参加しました。カードゲームやジェンガで盛り上がったグループ、寮の外国人に声をかけて、寮の前の芝生でサッカーをしたグループ、それぞれがゲームやスポーツを通して、外国人とのコミュニケーションを楽しみました。
 今日は教員と添乗員が立ち会う、公式のミーティングは実施されませんでしたが、生徒たちは自主的に集まって何か話し合っていたようです。残り少なくなってきた時間が栃高生にとって少しでも有意義なものになるよう、引き続き見守っていきます。

ボストン研修報告 第4日目

アメリカの食事が口に合わないことにやや辟易している様子も見られますが、全員健康な状態を保っています。午前中はいつもの通りレッスンに参加しました。周囲のレベルの高さに打ち砕かれ、自分の力不足を痛感し、落胆している生徒がいる一方で、「自分には十分な力がないので、ゆっくり話してほしい」「今言ったことを繰り返してほしい」と、理解するための要求を英語で教師に伝えられるようになってきた生徒もおり、理解できないまま曖昧にうなずくことから脱却しようともがいている姿は頼もしい限りです。
 昼食+conversation trialを経て、午後からはMuseum of Fine Arts(ボストン美術館)を訪問しました。雑踏や地下鉄、カフェテリア、授業の中で英語のシャワーを浴び続けてきた栃高生たちも、落ち着いた雰囲気の中でアートという非言語媒体に触れ、思い思いの時間を過ごしたようです。
 夕食+conversation trialを経て、19:30からはHarvardを卒業され、現在ボストン市内で勤務されている岡洋平さんにお越しいただき、栃高生にご自身の経験について語っていただきました。お話が終わった後も、1時間以上にわたって栃高生の質問に、ひとつひとつ丁寧に答えてくださいました。彼の経歴はたしかに誰もが目を見張るようなものですが、それ以上に、彼の言動そのものが、自分のやりたいこと、やるべきことを見極めて、その達成に向けて努力を惜しまない人間の強さと美しさを体現していたように思われます。栃高生も岡さんに追い付け追い越せで頑張ってもらいたいものです。
 夜のミーティングでは、conversation trialを通して達成したこと、構築した人脈、コミュニケーションへの気づき等が共有され、聞き手に回り、拍手を送ることしかできなかった生徒には、いよいよ焦りの表情が見えてきました。明日のディスカッションで一歩踏み出す生徒が出てくることを期待し、見守っていきます。