栃高トピックス

2020年5月の記事一覧

NEW 学校再開に向けて①(5月27日現在)

生徒諸君、保護者の皆様へ

 6月1日からの「通常登校」に向けて、今週は「分散登校」の第3段階を行っています。生徒諸君。生活リズムは戻りましたか?感染対策を意識した学校生活を送れていますか。

 5月25日、新型コロナウイルス緊急事態「解除宣言」と基本的対処方針の改正が行われました。これを受け、本県では5月26日、対策本部会議の結果、基本的対応方針を改正し、「緊急事態宣言解除後(全国)の栃木県における対応」等が定められました。主な内容は、「新しい生活様式」の定着等を前提として一定の「移行期間(7月末までの期間)」を設け、外出の自粛や施設の使用制限の要請等を緩和しつつ、「段階的に社会経済の活動レベルを引き上げる」とされたこと等となります。

 県立学校についても、5月26日、臨時の県立学校長会議が開催され、6月1日以降の「学校再開に向けての留意事項」の共通理解を図りました。主な内容は以下の通りです。

 はじめに、新たに策定された「学校再開後の教育活動に関する県立学校の指針」についての説明があり、この中で、「緊急事態宣言の対象から外れたとしても、『学校における感染拡大のリスクがなくなるものではなく、引き続き万全の感染症対策を講じる必要はあるが、同時に、社会全体が、長期間にわたり、この新型コロナウイルス感染症とともに生きていかなければならないという認識に立ちつつ、子供たちの健やかな学びを保障することとの両立を図っていくことが重要』であり、『学校教育が協働的な学び合いの中で行われる特質を持つことに鑑み、授業時数の確保に努めることは当然のこととして、学校行事等も含めた学校教育ならではの学びを大事にしながら教育活動を進めていくことが大切である』」として、以下の3つの基本的な考え方が示されました。
  ① 本県の警戒度に応じて、適切な教育活動を実施すること
  ② 感染症対策を講じながら、最大限の学びの保障を実現すること
  ③ 児童生徒の心身の状況を把握し、きめ細かな指導を行うこと
 なお、通常授業は、時間割どおりに、40人程度を限度に、HR教室(座席間隔は1メートル以上)等にて行います。集会は、基準に則った会場・人数(体育館では学年規模、講堂では100名規模程度)にて実施します。

 また、「部活動実施に係る対応マニュアル(2020.5.26 Ver.1)」が示され、学校再開直後(当面6月末まで)の部活動の在り方について説明等がありました。感染拡大防止、熱中症や怪我等の対策に万全を期すとともに、活動内容や方法を工夫し、「コンディションを整える程度の活動」として、準備が整った部から順次活動を再開します。

 さらに、「新型コロナウイルス感染症 学校における対策マニュアル」をもとに、生徒職員の健康観察、日常の具体的な感染症対策、感染症発生時の対応等の説明がありました。

 本校としての6月1日以降の「学校再開」にあたっての留意事項、登下校や授業中、昼休みや放課後、補講や課外授業、集会や部活動の在り方、今後の行事や夏季休業期間など、詳細については、明日以降、メールや通知にて詳細をお知らせします。

 上記の対応は、今後の状況の変化によって変更する可能性があります。引き続き、電話連絡や一斉メール、HP等の最新情報を、随時確認してください。不明な点や不安な点がありましたら、クラス担任等に相談してください。

 これからも、保護者の皆様と生徒・職員が危機感を共有し、それぞれの立場で、今できることを、協力しあい、実践していくことで、かけがえのない高校生活を送ることや、教育活動の充実にもつながると考えています。引き続き皆様のご理解・ご協力をお願いします。

 ①「学校再開後の教育活動に関する県立学校の指針」、②「部活動実施に係る対応マニュアル(2020.5.26 Ver.1)」及び③「新型コロナウイルス感染症学校における対策マニュアル」の詳細については、本県HPにてご確認ください。

 ①②のURL http://www.pref.tochigi.lg.jp/m04/saikaigosisinn.html
 ③のURL  http://www.pref.tochigi.lg.jp/m09/hoken/taisakumanyuaru.html

分散登校の様子がケーブルテレビで放送されます。

5月25日(月)の、分散登校と授業の様子がケーブルテレビで放送されます。
放送時間等は以下のとおりです。

番組名 :「とちぎHOTステーション」
放送日時:5月26日(火)16:00~
再放送 :5月26日(火)18:00~、および20:00~
     5月27日(水) 8:00~、および12:00~
ケーブルテレビHP(https://www.cc9.jp)

NEW 新型コロナウイルス感染症への対応について(5月15日現在)

保護者の皆様、生徒諸君へ

 今週の「分散登校」による個別の面談では、事情のある場合を除き、各学年とも、ほとんどの生徒との面談を実施しました。自宅での過ごし方、学習や進路など、悩みや相談を聞いたり、これからの生活への励ましなど、限られた時間でしたが、話し合うことができました。保護者の皆様には、送迎等を含め、ご理解・ご協力をいただきありがとうございました。


 生徒諸君は、毎日の検温や健康チェックなど、日常生活の一部としての体調管理、感染症予防・拡大防止対策はしっかりできていますか。また、勉学に加え、適度な運動や読書など、規則正しい生活を送っているでしょうか。

 さて、本日5月15日(金)18時過ぎ、本県の対策本部会議の結果を受けて、福田知事から、本県の基本的対応方針の改正、今後の対応等について記者会見が行われました。このなかで、本県の警戒度については、独自の基準に基づいて「感染観察」の段階と判断し、本日15日付けで緊急事態措置が解除されました。
 県立学校の対応については、直近の本県の感染状況及び、14日(木)に国の緊急事態宣言の対象から本県が外れたことを踏まえ、臨時休業期間を短縮することとなりました。生徒・保護者の皆様への周知期間を設け、段階的に教育活動を展開する必要性から、5月31日(日)までとしていた臨時休業は、5月24日(日)までに短縮されました。
 なお、5月25日(月)から31日(日)までの期間は、引き続き「分散登校による教育活動」を実施し、さらに、6月1日(月)以降は「通常登校」となります。
 部活動についても、「通常登校」から再開となります。ただし、狭い空間や密閉状態での活動、生徒が密集する活動、生徒が近距離で組み合ったり接触したりする活動などは行わないこととなります。
 さらに、学びの保障、学習内容の補充の観点から、各校の実情に応じて夏季休業日数を短縮することとなりました。

 本校としましては、引き続き、可能な限り感染防止対策を徹底したうえで、予定どおり、来週5月18日(月)から5月29日(金)までの期間は「分散登校による学習指導」を行う予定です。
 具体的な感染防止対策や、登校にあたっての留意事項等については、別途メールや通知にて詳細をお知らせいたします。

 分散登校にあたっては、保護者の皆様の理解と協力を得ながら、極力公共交通機関を利用しない、時差を設けた登校とします。公共交通機関を利用する場合には、マスクの着用はもとより、交通機関利用後の手洗い等をお願いします。
 様々な理由から登校できなかった生徒に対しては、状況や内容に応じて個別の対応を行う予定です。やむを得ない事情による欠席は、出席停止扱い等になります。 

 また、6月1日(月)以降の通常登校、部活動、夏季休業期間や日数等についての詳細は、後日、改めてお知らせします

 上記の対応は、今後の状況の変化によって変更する可能性があります。

 引き続き、電話連絡や一斉メール、HP等の最新情報を、随時確認してください。不明な点や不安な点がありましたら、クラス担任等に相談、確認してください。


 次の時代を担う栃高生が、「今、何をすべきか」を考え、「栃高生としての自覚」ある行動をとることを、引き続き期待します。

 これからも、保護者の皆様と生徒・職員が危機感を共有し、それぞれの立場で、今できることを、協力しあい、実践していくことで、かけがえのない高校生活を送ることや、教育活動の充実にもつながると考えています。引き続き皆様のご理解・ご協力をお願いします。

 
最後に知事メッセージを追加添付します(5月15日深夜)

現在、県内の感染状況は落ち着いており、緊急事態宣言も解除となりましたが、感染の可能性がゼロになった訳ではなく、予断を許さない状況が続いております。また、感染の第2波、第3波も想定されております。

 県としましては、感染状況をしっかりと把握できるよう、検査体制の充実を図るとともに、いかなる感染状況にも即応できるよう、医療提供体制の拡充についても、引き続き対応していくことで、緊急事態宣言解除後も、県民の皆様に安心していただけるよう全力で取り組んで参ります。

県民の皆様におかれましても、引き続き、咳エチケットなどの感染防止対策を徹底していただくほか、新しい生活様式を実践していただくなど、共に、感染拡大の防止に取り組んでいただきますようお願いいたします。

 また、感染拡大の防止と社会経済活動の維持の両立は、これまでに経験のない難しい取組であり、長い道のりとなります。しかしながら、県民の皆様の御協力があれば、必ずや乗り越えることができると確信しております。

 引き続き、県民の皆様と危機感を共有しながら、油断することなく、一致団結して取り組んでいかなければなりません。これまで以上に県民の皆様、事業所の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

 県におきましては、今後とも、県民の健康と暮らしを守るため、国や市町、関係機関等と連携し、全庁を挙げて、各種対策に万全を期して参ります。 

栃木県新型コロナウイルス感染症対策本部長
栃木県知事 福田富一