栃高トピックス

2012年10月の記事一覧

SSH理科授業研究会(市川高校にて)


10月13日(土)   SSH理科授業研究会に参加して
 
 SSH4年目の学校法人市川学園市川高等学校(千葉県市川市)においてSSH理科授業研究会が行われました。市川高校では、新課程の理科基礎科目は、1年次に、物理、化学、生物を2単位ずつ、合計6単位で実施してます。

 午前中の2時間が公開授業となっており、私は生物を中心に授業を見ました。生物基礎では1限目が酵素の実験で、2時限目は実験の終わったクラスが研究発表をしていました。授業の中では2グループが酵素実験の報告をパワーポイントでプレゼンし、その後質疑応答が活発に行われました。(パワーポイントの作成は主に放課後) 他の物理、化学でも同様に行われるので、生徒の負担を考え、発表グループが重ならないように調整するということです。1年で実験、プレゼン、質疑応答の訓練をするのは、大変意義のあることだと思いました。
           
            酵素の実験の様子

 2年の旧課程生物では、DNAの抽出実験を見ました。この実験は本校でも1年がやっていますが、ここでは、マイクロピペットやマイクロチューブ、低温遠心分離器など最新の実験器具を使い、その使用方法も学んでいたのが大変参考になりました。ぜひ本校でも実施してみたいと思いました。
 午後は分科会を行い、生物分科会に出席しました。最後に千葉大学の上野信雄教授の講演がありました。演題は「大学現場が高校教育に望むもの」でした。
 午前から午後の遅くまで大変充実した授業研究会でした。