2016年12月の記事一覧

学校保健委員会を開催~『ロコモ』って何?~

 12月5日(月)に学校保健委員会を開催しました。学校保健委員会は、学校医の先生方、保護者、教職員の代表が集まり、本校生徒の健康増進と豊かで安全な学校生活の実現をめざすことを目的として、毎年開催されています。
   
【学校医の先生、保護者、教職員の代表が集まりました】
 学校保健委員会では、本校生徒の健康診断の結果、新体力テストの結果が報告されました。特に、歯科検診については、「虫歯のある生徒」の割合が56.3%であることが報告されました。全国平均が29.15%、栃木県平均が36.1%であるとのことですから、本校には「虫歯のある生徒」が多くいることがわかります。歯科の校医の先生からは、「まずは予防が大切。歯磨きの習慣を」というご指導をいただきました。一人一人が心がけていかなければならないと思います。また、新体力テストについては、多くの項目で全国平均を下回っており、特に上体起こし、20mシャトルラン、50m走の結果がよくなかったことが報告されました。
 協議の場面では、養護教諭から、本年度から実施されている「運動器検診」についての説明がありました。そのなかで『ロコモ』という言葉が出てきました。少しご紹介します。
 『ロコモ』とは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)の略であり、「運動器の障害により、要介護になるリスクの高い状態になること」だそうです。筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」、「歩く」といった機能が低下している状態です。『メタボ』が心臓や脳血管などの内臓の病気で健康寿命が短くなったり、要介護状態になることですが、『ロコモ』は運動器の障害が原因となります。
 『メタボ』にも『ロコモ』にもならないように、上述した歯磨きとともに、運動習慣を身に付け、さらに、食生活を見直し、一生健康な身体で過ごすことができるようにしましょう。年をとってから始めても遅いのです。今から始めることが大切です!
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