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~令和11年度に創立50周年を迎えます!~ |
次年度に向けた動きがスタートしました。
本日、この春から小山南高校の生徒になる入学予定者対象の第1回オリエンテーションが開かれました。
学習指導部からは、単位の履修・修得についての規定や、年度当初のテストのことをお話ししました。学習については義務教育と異なる点が多くあり戸惑いもあったはずです。しかしながら、話を聞く入学予定者の皆さんの表情は引き締まっていて、前向きに取り組もうという意思が見えました。
進路指導部からは、令和4年度の進路の概況を紹介し、次年度一年生から早速進路に向けての取り組みをスタートすることをお話しました。本校の進路活動は3年かけて積み上げていきます。
また、生活指導部からは、まずは自分や自分の命を大切にしてほしいというメッセージを中心に、スマホの扱いなど校則についてもお話しました。1日の長い時間を過ごす学校での生活が安全であり、互いに良い関係を築いていけるようにとの思いが伝わっていれば幸いです。
全体のオリエンテーションのあとは、主にスポーツ科を対象とした部活動オリエンテーションでした。
それぞれの部活動にわかれ、練習日や練習場所、部活動の方針について、保護者の方々と一緒にお話することが出来ました。中には在校生が説明に加わる部活動もありました。
スポーツ科を擁する本校にとって部活動は、特に大事な学校生活の一場面となります。今日はその最初の一歩を踏み出すことが出来ました。
半日がかりのオリエンテーションでしたが、入学予定者は最後まで熱心な表情で説明を受けてくれました。最後は教科書を購入し、入学予定の生徒さんたちは重たい教科書を抱えながらも笑顔を浮かべる姿が見られ、次年度への期待が膨らんだ一日となりました。
会場となった第1体育館側の満開の桜に見守られて、本日、令和4年度修業式が挙行されました。
修業式に先立ち、賞状伝達式と壮行会が開かれました。
賞状伝達では部活動の大会成績・検定資格取得・皆勤賞をはじめとする表彰がありました。
壮行会は、金沢で開催される全国大会に出場するウェイトリフティング部を激励するものです。
校長先生からは、一流の選手がよりよい方法を考え「意識」して行う練習を、「無意識」で行えるようになるまで積み上げる圧倒的な練習量を積んでいることを引きながら、「量」が「質」に代わるような時間の積み重ねが、学習についてもスポーツについても重要であると指摘がありました。生徒を代表して、生徒会長からも激励の言葉がありました。
修業式の校長講話は、学期ごとに行う終業式とは異なり、単位を取得し学業を修めたことに対する式典であるということから始まりました。
WBCが開催されていたことに関連し、大谷翔平選手のWBC対アメリカ戦に臨んだ際の言葉や、同選手が高校生の頃に書いた「目標達成シート(マンダラチャート)」の事例を引きながら、人間性を高めていくことの重要性が強調されました。そして、「一人一人が小山南高校のリーダー、キャプテンのつもりで」行動せよという力強い激励で締めくくられました。
最後に学習指導部長と生活指導部長から、春休みに臨むうえでの講話がありました。
学習指導部長からは、この1年の講話を振り返りながら、桜が長い冬の寒さと累積400度の暖かさを経て、花を咲かせることから、高校生も時にはつらさに耐えてこそ、その先に明るい未来が待っているとのメッセージがありました。
生活指導部長からは、悩みや不安を抱えたときには各所相談窓口を利用し心の健康に気を付けることや、交通ルールを守り、なによりも事故にあったときのことをよく考えて行動せよと、自分を大切にすることを力強くお話いただきました。
新年度のスタートまで秒読みになりました。生徒一人ひとりが新しい一歩を踏み出す春になることを、満開の桜が応援しているような式典となりました。
本日3月1日、本校第一体育館において、令和4年度第42回卒業式を挙行いたしました。
同窓会長、PTA会長のご列席を賜り、厳粛な雰囲気の中で、卒業生を送り出すことが出来ました。朝のひんやりとした空気にはじける生徒たちの笑い声が、今日ばかりは、ほのかな寂しさを含んでいました。
式中にいただいたお言葉の多くも、この3年間が数々の行事の中止と計画変更を余儀なくされた日々だったことに言及されていました。ただ、その分学びの場である学校にとって、あるいは人間関係の全般について、画面越しの視覚と聴覚だけではなく、五感の全部をつかって他者を思いやり、共感することがどれほど得難い体験であるかに気付くことの出来た3年間だったと、そのような式辞のメッセージが、卒業生たちのこの3年間に深い意義があったことを示していました。
同窓会長・PTA会長からいただいたご祝辞にも背中を押され、卒業生たちの背筋はしっかりと伸びていました。
春の日差しと集った思いが会場をあたためる中、在校生代表の生徒会長が送辞を述べました。卒業生からバトンを受け継ぐ生徒会長の送辞は、卒業生が自分たちを「何度も強く」してくれたことに感謝し、そして卒業生のこれからの毎日を思いやるあたたかいものでした。
それを受ける答辞は、3年間の出会いに感謝を伝えるもので、あたたかく、弦楽四重奏の演奏に乗って我々の心に響いてきた言葉に涙を堪えきれずにいる担任もいました。
本年度、本校を卒業する生徒たちの小山南高校での生活は、コロナ禍とともにはじまりました。かつてないほど制約の多い学校生活を送ってきた卒業生たちでした。卒業生が退場した後、校長及び学年主任からそのことに触れつつ想いを保護者に挨拶として述べました。
式典のあとは、各ホームルームで担任から改めて卒業証書が一人一人の生徒に手渡されました。
普通科の教室は、黒板アートとペーパーフラワーそして桜の花びらが、卒業生たちへのはなむけの言葉にぬくもりある色を添えていました。卒業生たちは、3年間をともに過ごした仲間たちとの最後の語らいの時間を過ごし、1年次コロナ禍の中で書いた卒業を迎えた自分に充てた手紙を読み返し、担任の言葉に静かに耳を傾け、本校を巣立っていきました。
生徒が帰ったあとの教室は、いつもの風景のはずなのに、どこか寂しさを伝える空間となっていました。
保護者の皆様におかれましては、3年間にわたって本校の教育活動に、ご理解・ご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。毎朝のお弁当作り、お仕事がある中の送迎、夢と焦りと希望と不安に立ち向かった進路活動を支えてくださったご家庭のご協力があって、本日の「ハレ」の日が迎えられました。時に寄り添い、叱り、励ましてきたお子様の姿は、入学時よりも一回りも二回りも頼もしく、大きくなったことでしょう。
改めて、本校教職員一同、ご卒業を心よりお祝い申し上げますとともに、卒業生の前途と皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。ありがとうございました。