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2017年10月の記事一覧
学校設定科目「アウトドアスポーツ」:晃石山の登山実習
実習場所は、太平山と尾根続きになっている標高419mの「晃石山」(てるいしさん)。この山は、太平山系では最も高い山です。今回は、整備された初級者向け登山コースを巡りました。
事前学習として、周到な計画の立案や持参品の確認を行いました。また、不測の事態が発生した際の対応策も入念に講じてあります。
<コース>
午前9時 出発
栃木駅―(JR両毛線)― 大平下駅―桜峠―晃石山―グミの木峠―太平山神社―
謙信平―六角堂―永野川―栃木西中―学悠館高校
午後3時30分 帰着
<持ち物>
ザック、防寒着、地図、コンパス、水筒(ペットボトル)、弁当(おにぎり)
着替え、タオル、筆記用具、メモ帳、非常食、時計、健康保険証、帽子
<共同装備>
コッヘル、ストーブ、カメラ、救急用品、ロールペーパー
①遅い人のペースに合わせて歩く。
②健康状態を維持して体調不良の場合はとりやめる。
③持ち物をチェックして忘れ物をしないようにする。
④悪天候も予想されるので、雨具は必ず準備する。
⑤熊や蜂、あぶ、など有害生物への対策も考えておく。
①地図の読み方、コンパスの使い方
・地図から距離や標高差を読み取り、時間や疲労度を予測してコース計画を立てる。
・常に現在地点を地図上で確認する。
②装備
・必要な持参品を自分でリストアップし、資料に示した基本的個人装備の漏れがないか確認する。
・荷物は、軽い方が良い。しかし、持って行った方が良いもの(役に立つもの)は多少荷物になっても楽しさが増える。
③歩き方
・登る時・下る時の留意点について、経験を踏まえて説明できるようにする。
④登山と食事
・登山に持参する食料(エネルギー源)はどんなものが良いか。
・行動食(歩きながら食べる栄養物)も工夫してみる。おいしくて便利な菓子類など
⑤記録とまとめ
・計画と実際との違いを確認する。
・想定通りにならなかった理由は、どんなことか。
・次回にやってみたいことなどを記録しておく。
参加した28Iクラスの生徒Yさんは、次のように感想を語っていました。
「本格的な登山は、初めての経験でした。緩やかな道を想像していましたが、思ったよりも急斜面がありました。途中、中高年の登山者と何人もすれ違いました。『こんにちは!』と皆さんと挨拶をかわしました。」