各科の活動紹介

2023年7月の記事一覧

キャリア形成支援事業

7月12日(水)に産業デザイン科2年を対象に、キャリア形成支援事業を実施しました。

講師には、市内でアルミの加工製品を製造する丸信金属工業(株)専務取締役の坂本智美様をお招きし、「プロダクトデザイン」についての講話と演習を行って頂きました。

講話では、会社の紹介や、「5W1H」(いつ・何を・どこで・どんなシーンで使うのか?)というプロダクトデザインの考え方を中心に、ワークシートを使いながらわかりやすく説明して頂きました。

演習では、「花器」のデザインに挑戦しました。

まず、学習した「5W1H」に沿って一人一人がアイデア出しを行った後、6グループに分かれて形を具体化、そしてコンセプトを確定し、商品名や、販売する際の値段などの話し合いを行いました。

授業の最後には、デザインした花器について発表を行い、坂本様からそれぞれのデザインの良い点について多くのコメントをいただき、プロダクトデザインを楽しく実践的に学ぶことができました。

 

  

  

知的財産権特別授業

7月13日(木)産業デザイン科2年生を対象に、日本弁理士会関東会栃木委員会より山田由美子様、岩崎孝治様を講師にお招きして「知的財産特別授業」を実施しました。この特別授業は、起業家精神育成の一環として、平成28年度より毎年行っています。

 山口弁理士からは、「商品開発と知的財産」と題し、知的財産権の概要説明として、商品開発がテーマになっている弁理士が主人公のドラマから、デザインに関わる権利である商標、著作権などについてお話頂きました。また、本校で保管されている意匠登録第1号の「雲井織」の紹介もあり、生徒たちにとってわかりやすく、より身近に学ぶことができる場になりました。

岩崎弁理士からは、知財調査の実習として「J-PlatPat」の活用と特許申請についてお話頂きました。意匠や商標の検索方法について教えて頂き、身近な商品やキーワードを入力して特許申請された商品を探しました。デザインをするときに知っておくべき権利や、制作で気をつけなければならないことを実践的に学ぶことができ、知的財産権についての理解がより一層深めることができました。

 

  

  

ファッションデザイン画講座

 7月10日(水)産業デザイン科3年生33名を対象に、未来を創る高校生地域連携・協働推進事業の一環として「ファッションデザイン画講座」を実施しました。足利デザイン・ビューティー専門学校ファッションデザイン科の奥山奈美先生をお招きし、繊維製品の新商品開発に向けた発想方法と、ファッションデザイン画の基礎についてご指導いただきました。

 ファッションデザイン画とアイテム画、キャラクターイラストとの違いについて学び、実技演習では、人体に合わせた衣服の構造に着目しながらファッションデザイン画を描きました。人に伝えるためにはどのようにデザインするか、デザイナーの役割について理解を深め、実践的に学ぶことができました。

  

  

令和5年度 工場見学(電気システム科)

 6月7日(水)に全校一斉に工場見学を実施しました。
 1年生は、午前中に経済産業省主催の「東京電力福島第一原子力発電所 廃炉とALPS処理水について考える出前授業」を実施しました。福島第一原子力発電所の現状とALPS処理水について深く知ることができました。午後は、足利市内の「ミクロン電気株式会社」に工場内を見学させていただきました。実際に稼働している工場内を見学させていただくことで、授業で学ぶことがどのように仕事に結びつくかよい機会になったと思います。

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 2年生は「株式会社 スター精機」と「昭和電機株式会社」を見学させていただきました。産業用ロボットや電気配線設備など、実際に活躍している機器の製造工程や動作しているところを興味深く見ていました。

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 3年生は「田口発電所」と「日新電機 株式会社」を見学させていただきました。「宅地発電所」では、授業で学んだ水力発電を実際に見ることができ、その施設の大きさに驚いていました。「日新電機 株式会社」では、超高圧試験所など普段見ることのできない施設を見学させていただきました。

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 ご多忙な中、工場見学を受け入れていただいた企業様に厚く御礼申し上げます。