各科の活動紹介

2014年7月の記事一覧

ものづくりマイスター実技指導会(普通旋盤作業)

  7月23日(水)24日(木)の両日、ものづくりマイスターによる実技指導会が行われました。ものづくりマイスターとは、その分野の高度技能者であり、工業高校生のように、技能者を目指す若者のために、栃木県職業能力開発協会から派遣されて、実践的な指導をしていただける方です。この度、2日間に渡って村上真一先生に来校していただきました。
 今回、本校の機械工場で行われた指導会の対象生徒は、機械科3年生8名でした。これらの生徒は、7月の末に行われる「普通旋盤作業3級」技能検定の実技試験を受検する予定です。受検課題は、2時間を標準の作業時間として、与えられた製作図どおりに、丸棒を削って仕上げるというものです。
 講習会では、生徒の技量にあわせて、村上先生が一人ひとり、細かく指導してくださったので、生徒は加工の要点を次第に理解し、試験日までの練習に弾みをつけることができました。講習会のおかげで、生徒は試験までの数日間、とても集中して練習に取り組んでいました。
 昨年度は、5人が挑戦して全員が合格しました。今年も8名全員の合格をめざして、がんばっています。下の写真は、指導していただいた村上先生と、受講した機械科3年生の生徒たちです。



3次元CADの出前授業を行いました

  7月7日(月)、日本工業大学から機械工学科の長坂教授をお招きして「3次元CAD SolidWorks)」の実技指導をしていただきました。はじめに、3次元CADの必要性等を説明していただき、続いてSolidWorksの基本操作を指導していただきました。生徒は、演習問題等を通して簡単な部品を描けるようになりました。 

 これから、様々な産業現場での使用が予想される3次元CADを学ぶことができ、生徒、教員共に大変良い経験ができました。長坂教授には、この場を借りてお礼申し上げます。丁寧な御指導をいただき、ありがとうございました。

研修の様子1研修の様子2

産業デザイン科 課題研究発表会

 7月15日(火)、足利工業大学の室教授、齋藤准教授をお招きして課題研究発表会を行いました。職場実習、高大連携、イラストレーション、写真表現、家具デザイン、3DCAD、資格取得など幅広い分野から発表がありました。



写真
(株)足利モールでの職場実習(左上)、高大連携教育「環境共生住宅の計画」(右上)
本校をモチーフにしたCGイラスト制作(左下)、室教授から講評をいただきました(右下)

電子機械科 課題研究発表会

 7月17日(木)、ミクロン電気株式会社様をお招きして、課題研究発表会を行いました。
 各班、プレゼンテーションソフトを使い実演を交えながら、わかりやすく丁寧に発表していました。どの班も失敗の連続で、試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいたことがわかりました。この経験によって、問題解決能力の向上を図ることができたと思います。
    

電子機械科1年 キャリア形成支援事業実施

 電子機械科1年生が、キャリア形成支援事業で、6月4日佐藤金属工業株式会社様、7月14日株式会社タツミ様において、講義及び見学を行いました。
 この事業によって、電子機械科で学ぶ制御技術の理解を深め、また、職場における安全・環境管理について学ぶことができ、大変有意義な経験をすることができました。さらに、職場で働く人たちの行動・態度や適性等を講話の中で聴くことで、普段の学校生活の取り組みや進路を選択する上での心構えも学ぶことができました。
    
 

課題研究発表会(電気科)

 電気科の課題研究発表会が7月15日の3,4限目にアキレス(株)の鈴木様、小林電設(株)小野寺様、足利工業大学の荻原教授を迎え実施されました。各班はそれぞれのテーマについて研究したことを発表しました。調べたり、議論し協力して課題を解決した様子がよくわかった発表でした。3年生は多少緊張気味でしたが精一杯の発表で、自信に繋がったことでしょう。2年生も真剣に聞き、来年のテーマ選択や進路選択の一助になったことでしょう。

機械科3年2組 課題研究発表会

 機械科3年2組の課題研究発表会が、7月10日(木)に行いました。生徒たちは、1学期中の毎週木曜日に課題研究の授業の中で取り組みました。今回は、テーマの一つである「アメリカンフットボールロボットの製作」について、活動の様子を紹介します。

<アメリカンフットボールロボットの製作>
 ロボットアメリカンフットボールとは、自ら製作したラジコン型ロボットを操縦して、コート内でボールを奪い合い、相手ゴールへ運び込む事で得点を競い合うゲームです。1チーム5台まで登録でき、全台数でコート上を駆け回り試合をします。
 前半、後半各3分ずつ、計6分間で試合を行い、同点の場合はどちらかが1点を先取するまで延長戦を行い、勝敗を決します。相手ゴールエリアに、ボールの一部でも入ればゴールとなります。

 このロボットの大きさは、タテ、ヨコ20cmで、重さ2kg以下です。小さな楕円形ボールを
敵陣に運ぶと、タッチダウン!つまり得点になります。攻撃型ロボ、防御型ロボ、万能型ロボなど役割を決めてロボットを作っていきます。チーム対抗のマッチプレーで、ボールの奪い合い、押さえ込み、敵ロボットと激突など、スリル満点の試合となります。ロボットは、ラジコン操縦で動きます。
 部品作りから、組立、試運転、競技会(12月)と生徒のやることはたくさんあり、「やりがい」のある「課題研究」テーマです。
 写真は、今回の課題研究で完成したロボットです。昨年度の出場ロボットを改良しながら、
見事にできあがりました。手前が、前(フロント)です。モータがすきまから少し見えます。


 次に、製作過程の写真を見て下さい。この写真は、新しい部品を作っているところです。アルミの板をけずって、形を作ります。もちろん、作る前に、どんな形にするか決めます。これを設計と言います。そしてできあがった図面のことを「設計図(製作図)」とい言います。設計と製図は、密接な関係があります。こういうものを学ぶのも、「機械科」らしい学習です。


 次は、フレームです。これも生徒が、自分たちで機械工場の設備を使って作りました。自動車のシャーシと同じようなものです。ここに、いろいろな部品を載せます。穴がたくさん空いていますが、これはなぜでしょうか?そうです。重量をへらすためです。「最大2kg」という重量制限に対応するための取組です。これを作るのに、かなり、切りくずが出ました。


 たくさんの部品を作り終えたら、いよいよロボットの組み立てです。この写真は、チームのみんなでロボットを組み立ているところです。


 これは組み立て途中の状態です。箱のようなものが、ロボットのボディです。この下に、強力なモータがついています。モータの電線を確認することができます。


 ボディの中には、電子回路や電池、無線の回路が入っています。しっかり固定しなければなりません。時には、敵との激突のときに外に飛び出すこともあります。

 ここまでくると、いよいよ動作確認です。結果は、見事に動作しました。ラジコンで運転するので、練習して思い通りに動かせるようになることが勝利のカギです。これから、12月の県大会に向けて練習します。大会が、待ち遠しです。
以上

機械科3年1組 課題研究発表会

 機械科3年1組の授業で「課題研究」の発表会が、7月8日(火)、本校機械科実習棟で行われました。課題研究という授業は、1学期の毎週火曜日、8週間に渡り、13班の生徒が自分たちで「テーマ」を決めて工業に関する課題解決に向けて取り組むものです。各班は、その研究の成果をまとめ、2年生の前で発表しました。テーマは、「企業での技術・技能実習(職場実習)」「足利工業大学研究室実習(高大連携教育プログラム)」「作品製作」「研究・実験」「資格検定挑戦」の中から選ばれたものです。3年生は、協力して取り組んできた内容の発表を通して、「表現力」や「発表力」だけでなく、「創意工夫」や「協調性」などを身につけます。
 ご協力いただきました企業と大学は、オグラ金属(株)様、菊地歯車(株)様、坂本工業(株)様、足利工業大学様です。御指導していただいた方々もこの発表会にお招きし、発表後に講評をいただきました。足利工業大学 生命システム学系の小林先生からは「短期間でこのレベルまでの技術を会社で身につけたことが素晴らしい。生徒が自分でやりたいと決めたテーマをやりとげたところがとても良い。」と、お褒めの言葉をいただきました。誠にありがとうございました。

 発表の様子です。「課題研究」の成果を2年生に発表している3年生です。


 生徒の作品(A2サイズ用紙収納棚;オグラ金属(株)様と生徒の活動の様子を見て下さい。

電子機械科での課題研究の取り組み 4

 電子機械科で行われている専門科目「課題研究」の内容報告第四弾は,ラジコン海班です.
 ラジコン海班は,コントローラーを使って,船を航行させることを目的に研究に励んできました.まず,試作機ということで,おもちゃのラジコンを解体し,コントローラー・モータ制御部を取り出したあと,それを発泡スチロールで製作した船に搭載,プールで航行させました.その後,最も優れた船の形状を研究し,コントローラ・モータ制御部をArduino(ワンボードマイコン)を用いて製作するなど、研究を進めてきました.その結果,すばらしい作品を完成させることができました.

電子機械科での課題研究の取り組み 3

 電子機械科で行われている専門科目「課題研究」の内容報告第三弾は,同じくスピーカ・ステレオアンプ製作です.
 スタート当初は,オーディオ班としてマイクやアンプ・スピーカ等の製作を目指し,検討しました.音響分野の技術を学びながら,改めて幅広い知識や奥の深いノウハウが必要なんだと分かりました。6月末現在は,ステレオアンプICを用いたスピーカのキャビネット製作に取り組んでいます.