文字
背景
行間
真岡工業高校NEWS
ネットワークシステムの増設工事
「ネットワークシステムの増設工事」
課題研究の一環として電子科3年生6名が、本校普通科職員室のネットワークシステム増設工
事に挑戦し、設置しました。6名のメンバーがそれぞれの役割で工事を行い、とても生徒も生き
生きとした表情で増設工事に取組んでいました。
飛沫防止パーテーションの寄贈 大内中
7月8日、建設科2年田崎君(大内中卒業)が、大内中学校に訪問し、飛沫防止パーテーションを寄贈してきました。
母校の先生方に感謝され、成長した姿を見せることができ、生徒自身良い経験になりました。
生産機械科2年「溶接実習」3週目
本日7/7(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回は「溶接実習」3週目の様子をご紹介します。
本日は先週、仮止め・部品同士の溶接まで行った「ペン立て」の本溶接を行いました。
先週の成果
下図のように、隙間になっている部分を埋めていきます。この時に、溶接棒を入れすぎると見栄えが悪くなってしまい、溶接棒が少ないと穴が空いてしまいます。
それぞれの生徒が工夫をして隙間を溶接しました。
ガス調節の様子
下図は完成したペン立てです。水を入れて漏れないか確認します。良好な溶接であれば、隙間がなく、水も漏れることはありません。溶接部の密度は製品の強度に大きく関わるため、重要な確認事項となります。
完成したペン立て
水を入れて漏れがないか確認する様子
最後に番号順に提出し、担当の教員から評価を受けました。班員の製品それぞれに個性はありますが、すべて素敵なペン立てに仕上がりました。
提出したペン立て
今週までに3週間分の溶接実習をご紹介いたしました。2学期の終わり頃、後半の溶接実習は3週間で温度も高く、溶接強度の大きい「アーク溶接」の様子をご紹介いたします。
次回は7/10(金)生産機械科1年生の工業技術基礎をご紹介いたします。
生産機械科3年「自動制御実習」2週目
本日7/6(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。今回は「自動制御実習」2週目の様子をご紹介します。
先週は、PLCラダーサポートソフト「GX Works2」を使用しAND_OR回路、自己保持回路、タイマ回路、カウンタ回路と基本的な制御実習を行いました。
今回は、少し応用したインターロック回路の制御実習から行いました。
インターロック回路とは、「2つ以上の機器や装置で一方が動作している間は他方が動作しないようにする機構」のことです。
早押しクイズで使われる「最初に押したボタンはピンポン!と反応しますが、その後に他のボタンは反応しなくなる」回路です。
その後、サイクル動作(工程回路)という「決められた順序で動作を行うための回路」の実習に入りました。
下の回路ではボタンを押すと実習装置のコンベアが左に動き始め、左のスイッチに触れることでコンベアが右に切り替わり、右にたどり着くと動作が終了します。
サイクル動作のラダープログラム
ボタンを押してコンベアが左に動き始めました
左のスイッチに触れ、コンベアの動作が右に切り替わります
右にたどり着いたので動作終了です
「自動制御実習」3週目は7/20(月)にて掲載予定です。
次回は7/7(火)生産機械科2年生の実習をご紹介いたします。
建設2年建設科 『測量実習』
7/2(木)に建設科2年生の実習として測量実習が行われました。
その様子をご紹介します。
▼測量とは
測量とは土地の高低差、面積、距離などを求める作業です。
家や道路等の構造物を正確に造るために必ず行わないといけません。
今週は高さを求める水準測量に様子を説明していきたいと思います。
水準測量は高低差を求めるために行う測量です。
レベルという器械を使用して既に高さがわかっている点から知りたい点の高さの差を求めます。
高低差はA-Bで求めることができます。
上の図だとAの高さ1.200m-Bの高さ0.400m=0.800m
計算の結果、A点から+0.800m(=80cm)の場所に点Bがあることがわかります。
点Aの標高が10.000mなので+0.800した1.800mが点Bの標高であることがわかりました。
真岡工業高校は海面の高さから78.310mの場所にあります。
この地点から校外の坂の下までの高さを求めるために行いました。
図-4 測定の様子
測量の結果、標高69.346m(69m35㎝6㎜)だとわかりました。
生産機械科1年「旋盤作業実習」2週目
本日7/3(金)は生産機械科1年生で実習が行われました。今回は「旋盤作業」2週目の様子をご紹介します。
「旋盤作業実習」1週目では旋盤の基本的な操作方法について学びましたが、今回(2週目)からは実際に旋盤を稼働させての切削作業になります。まずは前回の復習も兼ねてバイト(工具)のセンタ合わせを行っていきます。2週目になると生徒は自分の手で正確にセンタ合わせが出来るようになります。
センタ合わせの様子
続いて、先生が手本を見せるために実際に旋盤を回転させます。旋盤は高速回転でパワーがあるので、操作手順を間違うと非常に危険な機械です。手本を見逃さないよう、集中して観察していました。次は生徒たちの番です。恐る恐る旋盤を回転させ、バイトをあてていきます。
手本を観察する様子
回転させて操作する様子
ゆっくりとハンドルを回しながら慎重にバイトを送っていきます。切削前は黒皮がついていた材料も、切削後は綺麗な金属の色になりました。旋盤作業実習では切削した材料を測定して、目標の寸法まで調整(切削)していくというのが基本的な作業になります。
切削前の材料の様子
切削後の材料の様子
そして実習の最後には各自使用した旋盤に油をさしてメンテナンスを行い、綺麗に拭きあげて終了となります。生徒たちはこうして「機械を大切に使う」ことと、「使う前よりも綺麗にして帰る」ことを体験をもとに覚えていきます。
油をさしている様子
拭きあげの様子
来週【7/10(金)】も引き続き旋盤作業実習3週目を掲載する予定です。
次回は7/6(月)生産機械科3年生の実習をご紹介いたします。
生産機械科学校緑化計画2
平成29(2017)年に栃木県総合グラウンドの芝張り替えにともない芝をいただきました。
実習棟前の法面に生産機械科の当時3年生が芝を植え、現在青々と成長した見事な様子を報告します。
以下に当時の記事を紹介します。
学校緑化計画推進活動!(2017/12/13)投稿文
先日に引き続き、県総合グラウンドより譲り受けた芝生を、機械実習棟前の法面に張りました。きれいな緑色に育ってくれることを楽しみにしています。
3年後の現在の芝の様子です。
しっかり機械工場前の法面に根を張り、立派に成長しています。
これから巣立つ生徒達もこの芝のように大地をしっかり踏みしめ、立派な社会人として社会に貢献してくれることを願っています。
ICT使用機器講習会
ICT機器使用講習会の実施
本校では昨年度、「スタディ・フロンティア推進事業」において、タブレットPCやアクセスポイントなどのICT機器が3台購入されました。多くの教員が授業の中でICTを効果的に活用するために、藤井産業株式会社の北野 祐生 様と吉村 羽流空 様を講師に迎え、ICT機器の設置方法や操作方法の講習会を実施しました。ICTを活用した教科指導では、どの場面でどのようにして使えばわかりやすくなるかを検討し、改善を図りながら学力向上に繋げていきたいと考えております。
生産機械科2年「溶接実習」2週目
本日6/30(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回は「溶接実習」2週目の様子をご紹介します。
2年生の「溶接実習」では下図のような厚さ2.3mmの鉄板(縦80mm×横25mm)を用いてペン立ての製作を行いました。
材料となる鉄板
今回はアセチレンガスと酸素を用いた「ガス溶接」と呼ばれる接合法を学習しました。まずは、適正な炎が出るようにボンベから供給されるアセチレンガスと酸素の量を調整します。
ガス調節の様子
次に仮止めと呼ばれる仮の接合を行い、両端を簡単に接合します。この時に熱を当て過ぎると鉄板がゆがんでしまい、内角を90℃にすることが難しいので丁寧な作業となります。
仮止めした鉄板
仮止めが終わったら土台となる2枚の鉄板を溶接します。
土台の溶接
そして仮止めしたものと土台を溶接します。
2つの材料の溶接
今週は時間の関係で完成まではできませんでしたが、「仮止め」と「土台」は実習班の全員がきれいに溶接できました。来週【7/7(火)】は完成したペン立てを掲載する予定です。
今週の成果
次回は7/3(金)生産機械科1年生の工業技術基礎をご紹介いたします。
生産機械科3年「自動制御実習」1週目
生産機械科実習紹介
本日6/29(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。今回は「自動制御実習」1週目の様子をご紹介します。
2年生の「制御実習」ではプロコン(プログラミングコンソール)を使用してシーケンス制御を行いましたが、3年生ではPLCラダーサポートソフト「GX Works2」というパソコンソフトを使用しシーケンス制御を行います。
パソコンを使用した様子
2年生と同じくPLC制御機器と制御実習装置とを配線します。(写真にはプロコンも写っていますが使用しません。)
配線作業の様子
2年生のプロコンではラダープログラムと呼ばれる回路から「ニモニック」というリストプログラムに読み替えて入力する必要がありましたが、3年生の「GX Works2」ではラダープログラムの状態で入力することができます。
AND・OR回路から始まり、自己保持回路、タイマ回路、カウンタ回路と基本的な制御実習を行います。
AND・OR回路
タイマ回路
カウンタ回路
来週はサイクル動作の制御実習を行います。「自動制御実習」2週目は7/6(月)にて掲載予定です。
次回は6/30(火)生産機械科2年生の実習をご紹介いたします。
飛沫防止パーテーションの寄贈
6月26日、建設科の生徒が製作した飛沫防止パーテーション6個を真岡東中学校に寄贈しました。製作した生徒の中には真岡東中学校の卒業生もおり、本校で学んだ技術を生かし母校に恩返しができ、自己有用感を高めることができました。
これまでに、真岡中学校に1個寄贈し、真岡小学校に2個寄贈予定です。
真岡東中学校 会議室にて
6月27日付の下野新聞で掲載していただきました。
生産機械科1年「旋盤作業実習」1週目
本日6/26(金)は生産機械科1年生で工業技術基礎が行われました。
これまで各学年で行う実習内容について概要を説明してきましたが、今回からはひとつの実習テーマを3・4週にわたってご紹介していきたいと思います。実習が行われるごとに成長していく生徒の様子にも注目です。
今回は「旋盤作業実習」1週目の様子をご紹介します。どの実習も1週目は必ず実習装置の基本的な取り扱い、及び基礎知識の説明から始まります。旋盤作業実習では、まず初めにハンドル操作を覚えます。説明を終えると、生徒は各自割り当てられた旋盤を使って実際に動かす練習をします。
※なお旋盤実習1週目では旋盤を回転させないため、安全に十分留意した上で、熱中症予防のため半袖での実習をおこなっております。
基礎知識 説明の様子
ハンドル操作の説明の様子
ハンドル操作の練習風景
ハンドルを使って旋盤を動かすことができたら、次はチャック(材料をくわえる部分)の説明とチャックハンドルの取り扱いについて学びます。本校では安全対策として写真(上)のような安全装置を設けており、チャックハンドルが定位置に戻されないと旋盤が動作できないようになっています。しかしながら危険意識の低下に伴うヒューマンエラー(人的要因による事故)は防ぎきれないため、生徒の危険意識向上を目的として徹底した安全指導を行っています。
安全装置
(チャックハンドルが戻されないと旋盤が動かない)
チャック部分の説明の様子
続いて回転数の変更方法とバイトのセンタ合わせについて説明を受け、練習していきます。センタ合わせが難しく、苦戦している様子でした。練習を重ねていくと作業が正確に、素早くなっていきます。今後の生徒の成長に期待が高まります。
回転数変更の練習
バイトのセンター合わせの練習
来週はいよいよ旋盤を回転させての実習になります。「旋盤作業実習」2週目は7/3(金)にて掲載予定です。
次回は6/29(月)生産機械科3年生の実習(1週目)をご紹介いたします。
生産機械科2年「制御実習」
生産機械科実習紹介
本日6/23(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。今回は「制御実習」を紹介します。
自動制御実習では下図のような制御装置を用いて、ボタン押下時のLED点灯や、コンベアの動作ついて学習します。
制御実習装置
この制御はシーケンサという制御機器を用いることで、LEDの点灯・コンベアの動作を順次に行うことができる「シーケンス制御」と呼ばれる制御方法で、信号機や自動洗濯機などにも使用されている技術です。
3年次にもパソコンソフトを使用したシーケンス制御を行いますが、2年次では下図のような「プログラミングコンソール」と呼ばれるコントローラを用いてプログラムの書き込みを行います。
プログラミングコンソール
プログラミングコンソールを操作している様子
生産機械科では以下のように3年間かけて基礎から技能検定のレベルまでシーケンス制御について学習します。
1年次:リレーという装置を用いたシーケンス制御
2年次:制御装置におけるプログラミングコンソールを用いたシーケンス制御(今回)
3年次:制御装置におけるパソコンソフトを用いたシーケンス制御
「ものをつくる技術」と一緒に「ものを動かす技術」も学ぶことができます。
今回は生産機械科2年生の「制御実習」について紹介しました。次回は6/26(金)に生産機械科1年生の工業技術基礎について紹介します。
生産機械科3年「材料・計測実習」
本日6/22(月)は生産機械科3年生で実習が行われました。
今日は前回の「自動制御実習」に続いて「材料・計測実習」を紹介します。
材料・計測実習は、多くの機械に使用される金属の性質を学ぶ実習で、顕微鏡を使用し金属の組織を観察したり、数種類の硬さ試験を実施するなど座学「機械工作」で学んだ内容を実際に経験をとおし身につけることができます。
今回は、機械仕上実習にて製作した4号試験片を使用し、万能試験機にて引張試験を実施しました。
万能試験機(以前2学年の溶接紹介でも掲載しました)
①4号試験片の直径を測定します。
②原標点距離をけがきます。
③試験片を万能試験機にセットします。
④試験片の中央がくびれています。
⑤試験片が破断しました。
破断前
伸びている途中
破断後
このように金属であっても伸びて、細くくびれ、破断してしまいます。
試験結果から荷重と伸びの関係を示す『応力-ひずみ線図』が得られます。
実習の様子
今回は生産機械科3年生の「材料・計測実習」について紹介しました。次回は明日6/23(火)に生産機械科2年生の実習について紹介します。
県民の歌Web特別演奏会の動画について
”とちぎ未来大使” である12名の音楽家の演奏による「県民の歌Web特別演奏会」が公開されています。「県民のうた」は本校でも清掃の時間に放送しましたが、一味違う美しいハーモニーを、どうぞお楽しみください。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/tib/5ch/kyoiku/r2001.html
面談用飛沫防止パーテーションの製作
面接用飛沫防止パーテーションの製作!!
建設科3年の課題研究で、廃材を利用した飛沫防止パーテーションを製作しました。15日から面談旬間が始まり、対面で行われる面談時の感染症対策として設置しました。
生産機械科の日常
生産機械科3年生が機械製図検定を受検しました。
生産機械科では、科目「製図」を1年次から3年次にかけて、計6単位学習しています。その集大成ともいえる検定試験をこの度受検しました。
生徒達は高校生活最後となる資格試験に向け、放課後や帰宅後の時間を有効に使い、全員合格を目指し学習を続けてきました。
全力で取り組む姿に、来年以降の社会人として取り組む姿勢を垣間見ることができた気がします。
頑張れ!!努力は決して裏切らないと信じています。
工業技術基礎実習
機械科1年生の工業技術基礎実習が始まりました。
初めて体験することばかりで少し緊張していましたが、生徒達は楽しそうに実習に取り組んでいました。
機械加工 普通旋盤作業 溶 接 ガス溶接作業
手仕上げ トラック文鎮の製作 電気実習 センサーカー製作
飛沫防止パーテーションを寄贈 建設科
真岡中学校から「飛沫防止パーテーションの製作依頼」をいただき、建設研究部の生徒が製作し、相談室へ設置してきました。
真岡中学校 相談室
生産機械科2年「溶接実習」
本日6/16(火)は生産機械科2年生で実習が行われました。
今日は前回の「機械仕上実習」に続いて「溶接実習」を紹介します。
溶接実習では金属を溶かして接合する技術・技能について学習します。
ガス溶接とは、酸素とアセチレンの混合ガスを使用し、母材となる金属を溶かします。溶けた母材に溶接棒を溶かし合わせることで複数の部材を結合する方法です。溶接には、その他にアーク溶接や半自動溶接があり、課題研究などのものづくりを行う時に使用しています。生産機械科の生徒は、2年次の冬にガス溶接技能講習を受講し、全員資格を取得します。
ガス溶接の様子と溶接後の材料
溶接後の材料を、万能試験機で引っ張ることで溶接の善し悪しがわかります。
金属が破断する時に生じる音の大きさに生徒達は必ず驚きの声を上げてしまうほどです。
万能試験機
実習後は、結果を報告書にまとめる作業に移ります。ひとり一人丁寧に当日の作業内容を報告書にまとめています。
実習結果をまとめる様子
今回は生産機械科2年生の「溶接実習」について紹介しました。次回は6/19(金)に生産機械科1年生の工業技術基礎について紹介します。