2018年8月の記事一覧

全国高等学校歴史学フォーラム2018 参加報告(第2回)

 午後1時から解説時間。博物館関係者や一般の方々、参加校の保護者・生徒など多くの皆さんがやってきました。学悠館高校の発表に対して、各方面から高い評価をいただきました。学悠館生もいろいろなブースをまわり、意見交換をして交流を深めました。生徒が受けた質問には、「他の地域でも、同じような信仰の変遷があるか」などがあったそうです。


    


 長崎県立壱岐高等学校が行なった実験タイム
「石器deクッキング」の様子です。博学連携の成果です。

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 午後3時から“交流の時間”です。研修室にて参加校の生徒全員が感想を述べ、互いの研究成果について話し合いました。

 参加した学悠館生は、「他校の研究成果も見学できて、とても興味深かった。」「福島県立相馬高等学校は、縄文時代の土面を地域の巨人伝説と結びつけて解釈していたが、本校も巨人伝説を扱っており、関連性が考えられて理解が深まった。」「説明の時に、緊張して噛んでしまったので、もっと上手にできるようになりたい。」といったことを感想として述べていました。なお、相馬高校と本校のテーマの共通性については、大分東明高等学校の生徒からも、考えさせられたとの感想が寄せられました。


 また、たまたま研修で博物館を訪れていた福岡県の高校の先生方からもコメントをいただきました。生徒の印象に残ったのは若い物理の先生の言葉で、「物理学も仮説を立てて実験で証明するが、仮説が外れてなぜだろうと考えた時の方が、良い研究成果にたどり着ける。」というものでした。

 最後に九州国立博物館副館長の伊藤嘉章先生(日本陶磁史)から講評がありました。その中で学悠館高校について、「『地誌編輯材料取調書』の翻刻は、地味な作業であるが、手持ちの資料を共有化するとても重要な作業である。その上でこの部分が面白いというテーマを見つけ出し、現地調査など様々な手法で研究を深めた。」とコメントしていただきました。自分たちの地道な作業の部分も評価していただき、部員一同喜んでおりました。

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 学悠館高校歴史研究部が成果を発表させていただいている『研究集録』(栃木県高等学校文化連盟社会部会)について、会場で他県の顧問の先生から、栃木には専門部会があって、こうした研究誌が定期的に発行されていて羨ましいとのお言葉もいただきました。

 

 歴史学フォーラム2018には審査・表彰はありませんでしたが、参加生徒一人一人に副館長から記念品が手渡されました。太宰府天満宮からの提供を受けた合格鉛筆もあり、進学・就職に強力な「ご利益」が期待できそうです。

 散会後、博物館バックヤードツアーに参加しました。収蔵庫やセキュリティなど博物館の裏側を見学できました。生徒の皆さんは博物館内部の一般への公開について、関係機関に粘り強く訴えて実現させた、初代館長三輪嘉六先生(考古学)のエピソードが特に印象的だったと言っていました。

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 歴史研究部の皆さんは、歴史学フォーラム2018の参加により、準備から当日の解説までの活動を通した初めての体験で多くのことを学びました。他校の優れた研究を味わうとともに、自分たちの研究成果をしっかり伝えることにより、自己肯定感を高めたことと思います。また他校との交流によって、テーマについての探求を深めると同時に、歴史に興味を持つ高校生どうしの連帯感を持ったことでしょう。

 
 学悠館高校が歴史学フォーラム2018に参加したことによって、2校が巨人伝説をテーマに発表することとなり、フォーラムらしいコラボレーションが生まれました。この問題に見られるような地域を超えた歴史上のつながりについて気づく生徒もおり、盛り上がりと成果に貢献できたと考えています。

 

 

全国高等学校歴史学フォーラム2018で生徒引率した歴史研究部顧問の報告書を、HP用に一部変更して掲載しています。)
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全国高等学校歴史学フォーラム2018 参加報告(第1回)

 全国高等学校歴史学フォーラム2018は、平成308月4日(土)福岡県太宰府市の九州国立博物館ミュージアムホールにて、北は福島県から南は大分県まで、全国から書類審査で選ばれた10校が参加して行われました。

福岡へは羽田空港から空路で向かいました。雲の間から富士山が荒々しい姿を見せています。
  


 九州国立博物館の建物です。

 

 ミュージアムホールは、博物館のエントランス正面にあります。各校のブースには、パーテーション2面と机などが用意され、ポスターセッションと簡単なワークショップができるようになっています。

 学悠館高校歴史研究部のテーマは「『地誌編集材料取調書』から読み解く皆川八ヶ村の信仰史」です。10時から会場準備。用意してきたポスターを貼り、富士山信仰のお札や、『地誌編集材料取調書』の写し、これまでの研究を掲載した『研究集録』(栃木県高等学校文化連盟社会部会発行)などを展示。入念な解説の打ち合わせを行いました。

    

  

 

 学悠館のブースは一番手前の目立つところです。昼食前、太宰府天満宮を今回の参加者全員でお参りしました。

  


ポスターは、こちらから。.pdf

                                

全国高等学校歴史学フォーラム2018で生徒引率した歴史研究部顧問の報告書を、HP用に一部変更して掲載しています。)

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活動報告② インターンシップ&ジョブ・シャドウイング

 7月23()から始まった『インターンシップ』『ジョブ・シャドウイング』の職場体験が、31()に無事に最終日を迎えました。


 関係事業所様には、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。

     

【栃木消防署】


   

【都賀幼稚園】               

  
【栃木グランドホテル】

 

  

【栃木市役所】            

  
【栃木市栃木図書館】

 

 今後、参加した生徒の皆さんは、活動報告の準備に取り組みます。活動の成果は、学校祭『出藍祭』にて掲示物によって紹介される予定です。
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活動報告① インターンシップ&ジョブ・シャドウイング

 7月23()から始まった『インターンシップ』『ジョブ・シャドウイング』の職場体験が、31()に無事に最終日を迎えました。
 関係事業所様には、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。

 

 職場体験の活動は、「総合的な学習の時間=MY FUTUREで行うキャリア教育の一環として定時制課程2年次以上の希望生徒を対象に実施しています。
 『インターンシップ』は生徒の就労を伴う職場体験、『ジョブ・シャドウイング』は就労を行わずに主に見学を行う職場体験です。

  

【イオン栃木店】


   

【いまいずみ児童館】            【くらのまち保育園】

 

    
TSUTAYA栃木城内店】          【とちぎ花センター】

 

 今後、参加した生徒の皆さんは、活動報告の準備に取り組みます。活動の成果は、学校祭『出藍祭』にて掲示物によって紹介される予定です。
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〝サルスベリ〟:炎天の中、続々と花開く。

 台風12号が日本列島を東から西へ通過。その後、再び猛暑が続いています。さしずめ気象の「新記録」づくしの夏になっています。炎天の中、敷地南側にある〝サルスベリ〟は、続々と花が開いています。

 すでに「開花宣言!サルスベリの花が一輪また一輪と咲き始めました。[7月10()15:36UP]、「〝サルスベリ〟:次から次へと開花しています。」[7月27()14:59UP]とのタイトルで、本ホームページ上にも2度掲載しました。

 

 今日の午前[9:309:40]に撮影した画像を紹介します。


  


 ようやく3種の花色がそろったようです。

  

 

  

 

 これから開花する〝サルスベリ〟も、たくさんありそうです。植栽されている17本全体を見渡して見ると、開花は3割ほど。すべての花が咲き乱れるまでには、まだまだ時間がかかりそうです。
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寺子屋みらい:蘇れ!足尾の緑[第2回]

 7月27()〝寺子屋みらい:蘇れ!足尾の緑〟が生徒・一般参加者の皆さん、教員あわせておよそ20名が参加して実施されました。


 エントランスホールでの開講式の後、9時前に学悠館高校をバスで出発しました。
  


 バスの中では、地理歴
史科の教員による足尾の歴史に関する学習会も行われました。

 
  

 

 1030分、「足尾歴史館」(日光市足尾町松原)。渋滞もなく、予定よりも30分早く着きました。

  

 

  

 

 1130分に「足尾環境学習センター」(日光市足尾町銅親水公園内)に到着。公園内の休憩施設などで、各自が持参した昼食をとりました。


 1250分からは、センター内の展示品の見学が始まりました。

  

 

 1415分、足尾環境学習センターの方々の先導のもと、植樹する山に移動しました。途中、キツネに出くわすハプニングも。

  


    


 参加者全員が山の斜面にスコップで穴を掘り、苗を1本ずつ丁寧に植えました。

    


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30分、無事に学悠館高校に戻ってきました。

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全国定通サッカー大会:2年連続ベスト8

 「平成30年度全国高等学校定時制通信制体育大会第28回サッカー大会」が、7月28()から5日間の日程で静岡市内のサッカー場で開催されました。


 栃木県代表の学悠館高校は、船橋高校、前橋青陵高校を破ってベスト8に進出しました。7月30()、準決勝への進出をかけて阪神昆陽高校と対戦。前半終了の時点では1-0でリードしたものの、後半は一進一退の攻防が続きました。2-3でリードされたゲーム終了間際、残り1分で3-3の同点に追いつきました。


 試合の結果は、PK戦に持ち越されました。サッカー部員は、炎天下にもかかわらず集中力を切らさずにゴールを狙いました。しかし、惜しくも0-2で敗退してしまいました。

  


 2試合に勝利し、準々決勝ではPK戦での惜敗。観客席からは、
学悠館高校サッカー部の活躍にいつまでも惜しみない拍手が送られていました。

    

  

 

 T監督は、次のように選手にねぎらいの言葉を述べました。
「昨年と同じベスト8。目標のベスト4まであと一歩だったが、よく努力してくれた。試合の詰めの部分で甘さが出てしまった。日常の生活をさらに改善して、来年に向けて練習に励んでもらいたい。」

  

 

  

 

<試合の結果>

[1回戦]7月28()10:30 清水ナショナルトレーニングセンター東

学悠館2-0船橋(千葉県)


[2回戦]
7月29()13:30 清水蛇塚スポーツグラウンドA

学悠館4-1前橋清陵(群馬県)


[準々決勝]
7月30()12:00 清水ナショナルトレーニングセンター西

学悠館3-3阪神昆陽(兵庫県) PK戦 学悠館0-2阪神昆陽
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祝! 皆さまに支えられて 来場者数650,000名様 達成!

 8月1日()の午前10時ごろ、来場者数650,000名様を達成しました!!!!!!!
 
 平成29年4月19()350,000アクセスに到達。それから469日目で、
650,000アクセスに至りました。この間、単純平均で1日あたり640アクセスほど。予測では、10月初旬に待望の700,000アクセスに達する見通しです。


 ひとえにご来場くださいます皆さまのお陰であると、“チーム学悠館”の教職員一同、改めて心から御礼申し上げます。


 タイムリーなトップページ企画、日々の出来事、授業の様子、生徒の活躍、大会結果など、多彩な内容の新着記事をアップし続けてまいります。今後とも、〝学悠館公式HP〟にアクセスくださいますようどうぞよろしくお願い申し上げます。


  


 各記事の右下にある
「投票する」も、たくさんクリックいただき、本当にありがとうございます。また、6月から今の時期にかけては、「一日体験学習」や学校案内、学校説明に関するお問い合わせの電話をたくさんいただきます。この折にも、ホームページをご覧いただいている旨のお話をしばしば耳にすることができました。心より感謝申し上げます。

 

 学悠館高校定時制課程では、およそ100科目360講座(「LHR」・「総合的な学習の時間」を除く)が開設されています。こちらの各講座に関する紹介記事を8月中旬から順次UPする予定です。どうぞお楽しみに!!



<来場者数と達成日>     
  
350,000名様 平成29 419()
   400,000名様                 825() 
  
450,000名様               1118()
  
500,000名様 平成30 123()
  
550,000名様      323() 
  
600,000名様      521()
  
650,000名様      8月  1()
  
700,000名様              ???
  
800,000名様           ??? 
  
900,000名様           ???

1,000,000名様        


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歴史研究部:全国大会発表の最終確認に大忙し

 8月4日()、九州国立博物館(福岡県太宰府市)2018全国高等学校歴史学フォーラム〟が開催されます。


 すでに「歴史研究部:〝2018全国高校歴史学フォーラム〟に出場へ」[7月11() 13:08UP]とのタイトルで、学悠館高校歴史研究部の大会出場に関する記事をHP上に掲載しました。このフォーラムに出場することになった歴史研究部の皆さんは、発表準備と最終確認に大忙しです。

  


 発表題は、
「『地誌編輯材料取調書』(ちしへんしゅうざいりょうとりしらべしょ)から読み解く 皆川八ヶ村の信仰史」です。
 図書室や地歴公民教室に部長のOさん(27Gクラス)、S君(28Mクラス)、Tさん(29Bクラス)の3名と、歴史研究部の顧問が集まってポスターセッションとワークショップの準備に取り組んでいます。

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 ポスターセッションでは、限られた時間での説明を求められます。歴史の専門家からの鋭い質問にも臨機応変に回答できるように準備に余念がありません。

 

がんばろう学悠館。全国大会でも、栄冠をめざせ!〟

 

 

 

 

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