農業土木科日誌

農業土木科日誌

課題研究発表会【農業土木科】


 今回、3年生の課題研究発表会を行いました。今年度4月からそれぞれの生徒が取り組んでいった内容を、1人ずつ発表しました。土木施工、環境緑化、循環型施工と様々な分野について取り組んだ結果を発表し、アニメーションや発表の工夫、傍聴者の関心を引きつけた工夫などそれぞれの生徒たちの個性が表れていたように思います。また、今回の課題研究発表会での反省を生かしつつ、来週には農業土木科1・2年生を対象にした課題研究発表会、3年生による進路講話を実施する予定です。次回行う発表会をきっかけに、3年生が築いてきた知識や経験が後輩たちへ引き継がれて来年度への目標を考えるきっかけになればと思います。
       

農業と環境(実習)【農業土木科】

 2018年が始まり、最初の実習は圃場での作業となりました。
これまで栽培してきた野菜の大半は収穫しましたが、来年にと残しておいたブロッコリーやハクサイ等の様子を見ながら作業を行いました。今回は、寒さの厳しさを肌で感じる時期になったので、この機会に寒起こしを行いました。これまで野菜を育てることができたのは、野菜が育つことができる土づくりができていたからです。寒起こしをすることによって、次年度も立派な野菜が育てられる準備を行えたと思います。
 また、ブロッコリーの収穫も併せて行いました。花蕾を食べる野菜ですが、収穫の手間を少しかけるだけで長く収穫を楽しむことができます。今回の実習を通して、報道されている野菜や果物の高騰について考え、栽培の難しさや大変さについて生徒たちが気づくきっかけになったと思います。
                   

「防災と環境に関するワークショップin栃農高」の開催について


 農業土木科ではこれまで、太平山周辺の生態系や地質などの環境調査を実施してきました。また、その結果に基づいて、地域における環境に配慮したものづくりにも取り組んでいます。

今年度は県内で唯一、アクサユネスコ協会主催「減災・防災教育プロジェクト」(http://www.unesco.or.jp/gensai/)の助成を受けており、自然災害への備えや災害発生後の復旧など、広い視点でも研究を行ってきました。
 様々な成果を栃木市へと還元し、災害に強いまちづくりや環境保全に役立ててもらうことを目的に体験講座を企画しました。地域の皆さまにもぜひご参加していただきたいと思います。お誘いあわせの上、ふるってご応募ください。尚、本講座は栃木市役所危機管理課ご協力の下実施し、講座を含めて全体のまとめ報告を2月17日に大平文化会館で行われる「エコライフinとちぎ~渡良瀬遊水池講演会~」(http://www.city.tochigi.lg.jp/hp/menu000017000/hpg000016981.htm)の中で発表致します。

開催日時:平成30120()9時30分~12時頃まで

    ※雨天決行。雨天時は屋根のある場所で作業を行います


会  場:栃木農業高校(教室及び周辺の砂防堰堤)、関東ふれあい道(太平山へ向かう林道)

    ※駐車場・駐輪場あり。校内の案内に従って駐車をお願いします。


講座内容 :【実験】太平山周辺の自然と土壌の特徴について(講師は農業土木科生徒)

     【見学】関東東北豪雨の際に被災した場所を視察(教員による案内)

     【作業】土砂廃棄物を資源に特殊な土のうで関東ふれあい道の簡単な作業体験(講師は農業土木科生徒)


申込方法:事前申し込み先着順40名定員に達した場合は締切とさせていただきます)

  その他:参加者が当日用意するものは以下の通りです。

  ・山に入れるような服装(防寒着)、校内用の上履き

  ・長靴など汚れても良い履き物があればご持参下さい

  ・軍手とヘルメットは貸与します

イベント案内.docx

 

 

 

ニワトリ解体実習【農業土木科】

 2年生の「総合実習」で実施したニワトリ解体実習を、1年生の「農業と環境」の授業で行いました。1年生の「農業と環境」では、栽培に関する授業と並行してニワトリの飼育に関して授業を進めていきました。「動物の福祉」や「屠殺」について、生徒たちに考えてもらいながら授業を進めていきました。
 今回は、ニワトリを締めて解体した後、命を頂いたことに感謝して全員で調理まで行いました。ニワトリの解体では、生徒全員がニワトリに対して真摯な気持ちで向き合った結果、戸惑いながらも部位別に分けることができました。その後、農業土木科で収穫した野菜を使い、調理してシチューを全員で食べました。
 実は、ニワトリを飼育していた際のエサは、農業と環境で栽培して発生したくず野菜等のみを使っていました。生徒自身が育てた野菜で育ったニワトリを頂いたことで、生徒自身が考えさせることにつながってと思います。
 最後に農業土木科を学ぶ一員として、命の尊さを学び、インフラ整備等、産業の担い手としての自覚を持つきっかけになれば幸いです。

        

       

キャリア形成支援事業「渡良瀬遊水地第二調節池掘削工事」[農業土木科]


 今回、農業土木科2年生を対象にキャリア形成支援事業を実施しました。
私たちは、渡良瀬遊水地第二調節池において潮田建設株式会社様、株式会社片柳建設様に協力していただき渡良瀬土砂掘削工事及び部屋土砂改良工事の見学を行いました。
 この事業では2班に分かれて行い、建設機械や測量器械の乗車及び操作体験、渡良瀬遊水地内で行われている建設発生土リサイクル技術の見学をしました。
生徒たちの中には、学校内では見られない建設現場の機械や技術に強い関心を持っている生徒もいました。
この見学会を通して生徒が、建設業など産業の担い手として来年の進路実現につなげてほしいと思います。 
 今回は、現場見学会を実施していただきありがとうございました。

   

農業と環境[農業土木科]


 今回の「農業と環境」では、全員でハクサイとダイコンの収穫を行いました。
寒さが厳しくなる時期になってきて、収穫できる野菜が少なくなってきていましたが、今まで管理をしてきたおかげで収穫することができました。農業土木科1年生は、今回体調不良等により全員で収穫をすることができませんでしたが、久しぶりの圃場での実習に生徒たちは圃場の様子を見ながら行うことができました。
    

総合実習[農業土木科]

 今回、2年生の「総合実習」ではニワトリの解体実習を行いました。
この実習は、毎年1年生の「農業と環境」で行っていますが、昨年発生した鳥インフルエンザの影響によって行うことができませんでした。そのため、今回2年生の「総合実習」で実施することになりました。
 この実習によって、農業土木科の生徒たちに学んでほしいことは何でしょうか。それは「命の大切さ」です。私たち農業土木科は、設計や施工、測量などの専門科目を学んでいます。これらは、水路や橋、道路、堤防など人々の社会生活基盤に欠かせない構造物をつくる産業の担い手として、知っておかなければならないことだからです。もし仮に、利用している人のことを考えずに設計や施工を行ったとしたら・・・。後々、このことが人を傷つけることへ繋がってしまいます。
 実習では、ニワトリを締めることに抵抗を感じる生徒が多くいました。また、解体の実習を通して、生き物に対する尊敬や感謝等、多くのことを学ぶことができたのではないでしょうか。
      

出前授業【農業土木科】

 今回、栃木市立東陽中学校において出前授業を行いました。
農業土木科1年生6名が、「生活の中の構造力学について知ろう」という題で行いました。また、構造力学に触れてもらうべくレオナルドダヴィンチが考案した「レオナルド橋」の制作体験も行いました。レオナルド橋は、くぎやねじを使わずに互いに支えあうことで自立できる橋です。今回の出前授業では、割り箸を使い二人一組でレオナルド橋を作りました。中学生の皆さんは、一生懸命割りばしを組み合わせて誰よりも長く橋を作れるか挑戦していました。最後に、全員で大きなレオナルド橋を組み立てました。
 今回の出前授業を通して、構造力学をはじめ設計について興味を持ってもらえればと思います。

      

農業と環境(実習)[農業土木科]


 今回の農業と環境の実習では、先月に引き続き収穫作業を行いました。
前日、植物の生長について学ぶため抽台現象について圃場に残しておいた野菜を基に
観察を行いました。今回の実習は、前日に学んだことも踏まえ収穫適期の大切さを考えながら行いました。タアサイやホウレンソウ、春菊やダイコンなど様々な野菜を収穫することができました。今月は、学校行事や期末試験があるため実習を行える時間が今回だけとなりました。来月は、今よりも寒さがさらに厳しくなっていると思いますが、これまで農業と環境で学んだことを次の実習で生かしながら一生懸命取り組んでいきましょう。

      

総合実習[農業土木科]


 2年生の総合実習では、「測量」の実習を行いました。2年生にとって今回の測量の実習は、インターンシップが終わって久々の実習になりました。この時期からは寒さが厳しくなりますが、生徒たちにはインターンシップでの経験と実習や座学での学習を通して知識や経験を深めてもらえればと思います。