各科の活動紹介

カテゴリ:産業デザイン科

美術館見学

5月21日(金)、産業デザイン科1年生、美術の校外学習として、足利市立美術館の企画展「ブラチスラバ世界絵本原画展-こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本」を見学しました。

スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模のコンクールに出品された、貴重な絵本原画を学芸員の方に案内をしていただきました。原画作品の他に絵本の数々、作品に込めた思いや創作活動の背景を探る特集も組まれ、デザイナーの思考と制作過程を辿る貴重な学習機会となりました。生徒のみなさんは、ぜひこの経験をデザイン活動に活かして欲しいと思います

 

 

産業デザイン科 課題研究2回目

中間テストが終了し、2回目の課題研究を行いました。本日は、14名の3年生が現在足利市内で開催している「あしかがアートクロス」を見学しました。足利市役所総合政策部の柏瀬様と、足利市移住・定住促進センター「Aidacco(あいだっこ)」地域おこし協力隊の秋山佳奈子様にご同行いただき、足利で活躍している作家の展示をご案内いただきました。

 

秋山様は作家としてもアートクロスにご参加されており、足利市の地域アートを盛り上げる活動に貢献されています。

 

5つの会場で展示作品を拝見し、製作から展示するまでの過程や作家の作品への思いに触れました。地域の方の足利を愛する気持ちや、足利市の裏通りの静かで柔らかな雰囲気を改めて感じることができる見学となりました。

 
       巴町Y低駐車場              ゆきのわ長屋
 
        谷医院             足利市立美術館


秋山 佳奈子HP 
https://www.kazune15.com/
あしかがアートクロスHP 
https://ashikagaartcross.localinfo.jp/pages/4753164/page_202103161156

足利中央特別支援学校との協働による商品開発(1)

産業デザイン科の課題研究のテーマの1つ「足利中央特別支援学校との協働による商品開発」を紹介します。この課題は足中特生と足工生でイラストを描くワークショップを行い、出来上がったイラストをCGで合成し、企業の方のアドバイスを受けながら、デザイン製品を製作するものです。そして、「テトテデザインラボ」というブランド名で展示・販売を行います。

今年度は足利市政100周年ということもあり、足利にちなんだデザインを考えることにしました。 初日のワークショップでは足利市役所から前川さんにお越し頂き、足利の魅力についてお話し頂きました。その後、足工生7名、足中特生15名が5グループに分かれ、デザインのテーマ、どんなモチーフを描くかについて意見を出し合い、発表しました。

元気いっぱいの生徒さんが多く、楽しく和やかな雰囲気で終えることができました。次回のワークショップでは実際にイラストを描いていきます。どんなデザインが生まれるか、楽しみです。


 

 

産業デザイン科の課題研究

産業デザイン科3年生の課題研究がスタートしました。課題研究は、テーマごとに6名程度で班を構成し、デザイン活動を通して課題解決に向けて研究する探求的な授業です。

 

テーマのひとつとして、「いちご一会とちぎ国体・いちご一会とちぎ大会」の各競技会場に設置する、のぼり旗の制作に6名が取り組んでいます。今回は、8月に足利市で開催される関東ブロック大会に参加する県についての調査を行いました。
今年度から導入されたタブレット端末を活用して、インターネットで検索。調べた内容をパワーポイントでスライド資料にまとめ、各県の魅力を伝えられるようにプレゼンテーションをしました。調査をもとに各県にゆかりのある名物や名所を取り入れた図案を検討中です。
全国から来県される選手や、応援の方々を温かく迎えられるようなのぼり旗を目指します。

 
タブレット端末            インターネットでの調査、資料作成

  
プレゼンテーション          アイディアスケッチ


いちご一会とちぎ国体・いちご一会とちぎ大会HP
https://www.tochigikokutai2022.jp/

新商品販売のお知らせ

足利叢林(そうりん)様にて、産業デザイン科3年生が課題研究で開発した繊維商品の販売を開始しました。足利叢林様では、ココ・ファーム・ワイナリーの商品や、課題研究でご指導頂いた平岩様、風間様の商品も販売しています。
染色、インクジェット捺染、シルクスクリーン捺染それぞれの特性と「足利らしさ」を活かした商品をご紹介します。



染色商品
ココ・ファーム・ワイナリーのぶどう(小公子)、定時制の給食で使われた玉ねぎの皮など廃棄される材料を染料にしてエコな商品を目指しました。学校で育てたタデアイでも染めています。ひとつひとつ手染めした1点ものの商品です。

 

トートバッグ(大) 1,200円    トートバッグ(小)  600
サコッシュ      960円    巾着         480

シルクストール   1,800


 

 
 

捺染商品

ぶどうやワインをモチーフに「おうち時間を楽しむ」をコンセプトにした、小さめのランチョンマットです。ワイナリーのぶどう、タデアイで染めた2色展開です。

 

ランチョンマット   600

  

 


インクジェット捺染商品

繊維技術支援センターの図案資料を活用して、インクジェット捺染で印刷したポーチです。
『先端的なデザイン技術を活用した「繊維のまち」足利にふさわしい商品の開発』をテーマに平成28年度、30年度起業家精神育成事業に参加した、先輩たちの研究を引き継いで商品バリエーションを拡充しました。

 

ポーチ       1,440円 

 
表面                 裏面


足利叢林

所 在 地 : 〒326-0812 栃木県足利市大門通り2376
営業時間 :【火~祝】10:00~17:00 
定 休 日 : 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始
Facebook : https://facebook.com/足利叢林-102136141973606/
足利市観光協会公式HP
     : https://www.ashikaga-kankou.jp/buy/sourin



「足利浪漫」新ラベルコンテスト

足利市田島町で苗から育てたブドウ「マスカット・ベリーA100%を使い、ココ・ファーム・ワイナリーで醸造した赤ワイン、「足利浪漫」新ラベルコンテストの入賞者が決定しました。新ラベルのデザインは、産業デザイン科3年佐藤凜さんの作品が選ばれました。

利浪漫の会 武井会長より表彰され、インタビューを受けました。その様子はわたらせテレビの足利商工会議所ニュースで放送されました。

ラベルに採用された佐藤さんのコメントです。

「足利銘仙の柄をイメージし、ブドウを連想させるような色を使って、高級感とポップなかわいらしさもあるラベルを目指した」「色味や奥行きのあるデザインにしたことで、大人の女性に似合うような雰囲気になったのでは。自分の考えたワインラベルの採用が決定して自信になった。たくさんの人の手に取ってもらえたらうれしい」

最優秀賞 佐藤凜さん
 優秀賞 提箸菜摘さん  狩谷結音さん
  佳作 山城サユリさん 飛田彩寧さん
足利浪漫の会 会長賞 蓮子睦実さん

 

 


足利ブランド認定評価委員会参加

12月14日(月)足利商工会議所で行われた足利ブランド認定評価委員会に、産業デザイン科2年生4名が参加しました。足利市では、高い技術力により生み出された商品・製品等を『足利ブランド』として認定し、産業や観光など地域経済の活性化を推進しています。

今回は第5回の足利ブランドに認定される商品を試食、試飲などして採点します。生徒は指定された店舗へ赴き、できたての料理やサービスについても緊張しながら審査しました。魅力的な足利の名産品や企業の商品開発について学ぶ良いきっかけとなりました。

 

 

美術館見学

12月16日(水)産業デザイン科1年生のデザイン技術の校外学習として、足利市立美術館の企画展「 小さなデザイン 駒形克己展 」を見学しました。

山下学芸員に案内をしていただき、駒形氏のアメリカ時代の実験的な試作から、音楽、ファッションでの仕事、絵本の試作やスケッチなどさまざまなデザインについて見学しました。数々のアイディアスケッチ、絵本の試作品が展示されていたので、デザイナーの思考と制作過程を辿る貴重な学習機会となりました。生徒のみなさんは、この経験をデザイン活動に活かしてください。

   
  

産業デザイン科課題研究発表会

12月15日(火)5、6時間目に課題研究発表会を実施し、3年生から9件の発表がありました。密を避ける工夫として、2年生はZOOMを使い別室のコンピュータ室のスクリーンで視聴しました。

今年度のテーマを紹介します(連携先)
・カーデザインコンテストに挑戦  
・プロジェクトA100(足利市政100周年)(足利市役所)
・プロダクトデザインコンテストとCADを活用した新商品開発
・産業デザイン科作品展のポスター及びDMの製作  
・繊維技術支援センターのデータを活用した商品開発(繊維技術支援センター)(有限会社ココ・ファーム・ワイナリー)
・足利市の活性化に向けた提案(耕工房テキスタイル)(有限会社ココ・ファーム・ワイナリー)(鶴貝捺染株式会社)
・足利中央特別支援学校との協働による製品開発(株式会社万蔵)

・友愛浪漫のワインボトルを収納するパッケージのデザイン(有限会社ココ・ファーム・ワイナリー)



 
 
 

産業デザイン科2年工場見学

11月19日(木)に、産業デザイン科2年工場見学を実施しました。
日下田藍染工房では、藍染めの歴史や染料、益子木綿についてお話いただきました。こちらの工房は、江戸寛政時代から200年以上続く紺屋(藍染屋)です。栃木県無形文化財指定を受けている日下田正様に、産業デザイン研究部の生徒が代表して、バンダナの絞り染めを教わりました。染め上がりは深い藍色でとても綺麗です。

長谷川陶苑での陶芸体験では、益子焼きの湯飲みや茶碗、皿を製作しました。初めて電動ろくろを使う生徒がほどんどで、形を整えるのに苦戦していました。焼き上がりまで一ヶ月ほどかかるとのことで、完成が楽しみです。
今回の見学で伝統工芸の製作について、体験を通してテキスタイルデザイン、クラフトデザインについて理解を深めることができました。