各科の活動紹介

カテゴリ:産業デザイン科

産業デザイン科 課題研究スタート!

 5月9日より、産業デザイン科3年生の課題研究が始まりました。課題研究は、7テーマに分かれており、1年次2年次で学習したデザインの力を課題解決に向けて研究する探求的な授業です。その中から今回は2つのテーマを紹介します。

 

●「あしバスアッシーの車体ラッピングデザイン」

 この課題では、あしバスアッシーをより魅力的にすることを目指し、課題研究を進めています。

 1週目の授業では、足利市役所職員の皆様にお越しいただき、足利市の公共交通・生活路線バス「あしバスアッシー」について説明をしていただきました。6名のメンバーからは積極的に質問があり、デザイン制作に向けて良いスタートとなりました。

  

 

●「足利中央特別支援学校との協働による商品開発」

 この課題は足中特生と足工生でイラストを描くワークショップを行い、出来上がったイラストをCGで合成し、企業の方のアドバイスを受けながら、デザイン製品を製作するものです。そして、「テトテデザインラボ」というブランド名で展示・販売を行います。

 今年のテーマは、「季節を楽しむ遊園地」で。ワークショップ初日では、足利中央特別支援学校の生徒さんとテーマに沿ったアイデア案を話し合いながら交流をしました。

 

 支援学校の生徒さんは元気いっぱいで、本校の生徒とすぐに打ち解け、楽しい交流になりました。次回のワークショップでは実際にイラストを描いていきます。どんなデザインが生まれるか、完成が楽しみです。

産業デザイン科生徒が考えた「てまえどり」セブンイレブン店内に!

産業デザイン科2年生の作成したフードロス防止啓発POP「てまえどり」。足利市とセブンイレブン-ジャパンの包括連携協定に基づき、3月23日より2か月間、足利市内セブンイレブン34店舗内で掲出されます。生徒作品は店舗数と同じ34点あり、1店舗に2作品ずつ掲出されます。

  

 

この学習のねらいは、POP「てまえどり」の作成を通して、持続可能な開発目標(SDGs)とデザインの専門性を深めるところにあります。令和4年9月より半年かけて少しずつ進めてきました。POPを通して、フードロスへの関心が高まることを目指し、市役所とセブンイレブンの関係者の方のSDGsに関する授業や作品の審査をしていただき、よりよいデザインとなるよう工夫を重ねてきました。アイデアスケッチから、パソコンへのデータの入力、画像加工など幅広く学ぶ機会となりました。

 

足利市環境政策課による授業「市のごみ排出に関する課題について」

 

 

セブンイレブン・ジャパンによる授業「セブンイレブンのSDGsの取組について」

 

 

「てまえどり」のアイデアをグループで話し合っている様子

 

 

産業デザイン科の課題研究発表会

 12月13日(火)に、産業デザイン科3年生の課題研究発表会を実施しました。発表テーマ10件のどれもが地域課題の解決に向けたデザインで、発想、試作、評価、改善を図ってきたものです。

 パワーポイントでの提示も工夫され、わかりやすく、堂々とした発表態度でした。別会場にてオンライン見学となった2年生は、来年の自分を想像して今から楽しみにしている様子でした。

<発表テーマ>

①(二段目左)作品製作 足利市の魅力を発信!

   ~パンフレット「着物で足利巡り」作成~

②(二段目右)作品製作 足利中央特別支援学校との協働による製品開発

③(三段目左)作品製作 文化財庭園御朱印 「御庭守之印」の制作

④(三段目右)作品製作 「足利浪漫の会」のデザイン支援

⑤職場実習 丸信金属工業株式会社

⑥高大連携 栃木県内の蔵に関する研究

⑦作品製作 デザインの面白さを伝える出前授業の計画

⑧作品製作 足工フェアのポスター及び東日本高校デザイン教育研究会のロゴマーク作成

⑨作品製作 染色と捺染による製品づくり

   ~チャレンジショップでの販売を目指して~

⑩作品製作 古い型紙のデータ化と活用方法の研究

 

 

 

 

 

「令和4(2022)年度人権に関するイラスト」の表彰

 12月20日(火)、本校応接室にて「令和4(2022)年度人権に関するイラスト」の表彰式を執り行いました。

 最優秀賞に産業デザイン科2年の松本晴楓さん、優秀賞に産業デザイン科2年の長晴香さん、萩原桃華さん、成田莉奈さん、松島理亜さんが入賞しました。

 県教育委員会の方からは「非常に技術力が高く素晴らしいイラストばかりでした。皆さんの心温まるイラストは、これから様々な人権教育の場に役立てていきたいと考えています。」と賛辞をいただきました。

 生徒達は、「イラストの制作を通して、現代社会における人権の課題を知ることができました。私たちの描いたイラストから多くの人に伝えられると嬉しいです。」と返答しました。

 受賞された生徒の皆さん、おめでとうございます!