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定時制の出来事
学悠館高校で〝定通文化発表会実行委員会〟が開催されました。
この〝定通文化発表会〟は、10月21日(土)に栃木県教育会館で、県内定時制通信制に通う生徒の皆さんのために開催されます。
学悠館高校では、さっそく各教室やエントランスホールにポスターが掲示されました。
学校設定科目「アウトドアスポーツ」でアウトドアクッキング実習
アウトドアスポーツは、2時間連続の授業。「野外生活技術の基本」の学習の一環として、今日のような野外炊事の訓練も時々行われます。実技を交えて実践的な技能の習得を目指し、その内容は実に多彩です。
今日のメニューは、「ロールキャベツ」「大根と角煮」「ポテトグラタン」でした。
「ロールキャベツ」グループでは、2名の公開講座生が生徒の皆さんと一緒に活動しました。石島さん(足利市在住)や鈴木さん(栃木市在住)は、「実技が多いので毎回の授業がとても楽しみ」「孫と一緒に活動している感じ」と語っていました。
【ポテトグラタン】
〝出藍祭〟への道 :1年次Ⅱ部
9月27日(水)、4・9時限目のLHRの時間は、学校祭〝出藍祭〟に向けた計画や準備の時間に充てられました。各クラスや団体ごとに分かれて、活発な話し合いや具体的な計画の立案などが行われました。
1年次Ⅱ部(29G・29H・29I・29J)では、「販売」と「展示」の2グループに分かれてそれぞれ計画の細案を練っていきました。
「展示」チームのテーマは、“モザイクアート”。直径8㎜ほどのさまざまな色のシールを貼り付けて、巨大なモザイク画を完成させて展示するという内容です。
制作する作品のタイトルは、「〝とち介〟 with D」。栃木市のイメージキャラクターの〝とち介〟と〝Dキャラクター〟をイメージするそうです。
さっそくチーム編成が始まりました。チームは5チーム。
●チームA:原画を描く
●チームB:色別に使用するシールの枚数を集計する
●チームC:計画的にシールを貼る
●チームD:清掃や片付け、買い出しなどの雑用をする
●チームE:CMを作成する
タイトルの決定やチーム編成では、29JクラスのHR委員長の女子生徒が、リーダーシップを発揮していました。少しずつ順調に、準備が進んでいるようでした。
ようこそ図書室へ! ⑫ ~『てまり』の小宇宙~(第2回)
講師は、学悠館高校の旧職員である山形里枝先生。図書室の一川路子司書も、アシスタントとしてお手伝いしました。『てまり』制作に取り組んだのは、生徒と教職員あわせて15名ほど。参加した皆さんは、『てまり』の技法に関する説明とワークショップに熱中していました。
<『てまり』作成の手順>
1 土台となる球体づくり 「もみがら」を「毛糸」でくるんだものに、「もめん糸」を巻きつけて球体をつくる。正確な球になるように調整して仕上げる。
2 地球に見立て北極と南極に、「まち針」で印をつけ、「金糸」で赤道と8等分した部分に印をつける。
3 5色の刺しゅう糸を工程に添って球体に縫いつけていく。
『てまり』は、どんな配色を選ぶかによって、まったく違ったイメージの作品になります。制作は、まだ途中。次回、10月3日(火)には、完成する予定です。
<参加した生徒の皆さんの感想>
●27Cクラス・Iさん
「細かい作業が自分にできるか、最初はとても不安でした。デザインにそれぞれの個性が出ていてステキでした。」
●27Cクラス・Uさん
「刺しゅう糸の色が違うと、違った雰囲気にできあがります。時間がたつにつれて、運針が慣れてきて、作業が早く進むようになりました。」
交通委員による〝街頭指導〟が行われました!
9月21日(木)から30日(土)までの10日間、「秋の交通安全県民総ぐるみ運動」が行われています。
9月26日(火)は、朝[ 8:30~ 8:50]・夕[16:05~16:25]の2回にわけて交通委員と教員による〝街頭指導〟が実施されました。手には、学悠館腕章・学悠館のぼり・交通安全のぼり・横断旗。
学悠館高校の西側の“学悠館通り”に面した3か所の交差点近くに立って、登下校する生徒の皆さんや地域の方々に交通安全を呼びかけました。
【朝の〝街頭指導〟( 8:41撮影)】
今日の担当は、28C・27A・27B・29O・28G・28Hの各クラスの交通委員の皆さんでした。28Hの交通委員のR君は、「1年次の時も交通委員をしていて、街頭指導に立ちました。ふだんから交通安全を心がけています。」と、話していました。
【夕の〝街頭指導〟(16:23撮影)】
明日、9月27日(水)も〝街頭指導〟が行われます。今日と同じ時間・場所で、27C・26A・26B・28I・28M・28Nの交通委員の皆さんが担当します。
学級経営や生徒理解を目的とした職員研修会 開催
年間2回実施している「hyper-QU調査」の調査結果の分析や解説、どのように学級内で生かせるか等をご教示いただきました。
調査結果の見取り方の演習では、各項目で具体的なコメントをいただきました。出席した教員は、とてもわかりやすい説明に理解が深まった様子でした。
参加したあるHR担任の教員は、「ふだんの学校生活からは十分には感じとれない生徒の内面。それをうかがい知ることができました。とても良かったです。」と語っていました。一方、別の教員は、「日常のより深い生徒理解の必要性を実感しました。生徒を多面的にとらえるように、いっそう心がけていきます。」と話していました。
〝ジョブ・チャレンジ〟実施報告会
コミュニケーションが得意でなかったり、社会とつながることに不安を感じたり、アルバイト等に一歩踏み出すことをためらったりする生徒 キャリア支援事業である〝ジョブ・チャレンジ〟への参加を通じて、これらの生徒がキャリアデザインを描けるようにすることを目的として、〝ジョブ・チャレンジ〟は実施されました。
〝ジョブ・チャレンジ〟は、3日間の就業体験を実施。その後、生徒と企業側で合意したときには有償のアルバイト契約へ移行し、将来の就労も視野に入れた内容となっています。
参加した生徒の皆さんからは、「お客さんの笑顔が見られて良かったです。」、「ジョブチャレの経験を活かしてこれからの就職活動をがんばりたいです。」、「〝ジョブ・チャレンジ〟の企画に参加でき、心から良かったと思っています。」などの感想が寄せられました。
今回の〝ジョブ・チャレンジ〟実施報告会では、生徒の皆さんの3日間の活動の様子やコミュニケーションスキルの向上をはじめとした生徒の変容、改善点、ご協力いただきました企業の皆様による評価などが、“とちぎ県南若者サポートステーション” の担当者様から報告されました。
報告会の席上、大森亮一校長からは、生徒に対する手厚いサポートにお礼のことばが述べられました。
今日から〝前期期末テスト〟の答案の返却が始まりました!
【2時限目:倫理am③】 【1時限目:生物基礎am②】
返却された答案を受け取って“笑顔”になる生徒、平均点や最高点をすぐに知りたがる生徒、解答例を見ながら答案の○と×を確認する生徒……。また、受講生どうしで答案を見せ合ったり、得点をメモ帳に記録したりするなど、さまざまな光景が各教室で見受けられました。
〝前期期末テスト〟の結果について、エントランスホールにいた生徒に尋ねてみました。
●2年次Ⅰ部(女子生徒)
「社会と情報は、割と高得点!科学と人間生活と数学は少し……。次回は、頑張ります。」
●4年次Ⅰ部(男子生徒)
「頑張りました。英語と倫理は、思っていたとおりの点数でした。残りの6科目のテストは、明日、返されます。自己採点では、まずまずの点数の見込みです。」
【1時限目:国語総合(基礎)am②】 【6時限目:物理基礎pm①】
前期の成績が確定する時期とあって、生徒の皆さんはテストの結果に一喜一憂。前期末を迎え、間もなく今年度の折り返し。
生徒の皆さん、後期になってからも、自分のペースで努力を続けていきましょう(^_^)/『定通総体NEWS~全国大会結果~』が発行されました!
【『定通総体NEWS~全国大会結果~』(第10号)より一部抜粋】
『定通総体NEWS~全国大会結果~』(第10号)は、10月初旬に出欠状況の通知とともに、定時制課程の保護者の皆さまのお手元に郵送にてお届けいたします。
<全国高等学校定時制通信制体育大会の主な戦績> ※全国ベスト8以上のみUPしました。
●柔道 [男子]団体・ベスト8 [女子]団体・優勝、個人・ベスト8
●陸上競技 [女子]4×100Mリレー5位(栃木県チーム)
●剣道 [男子]団体・ベスト8
●ソフトテニス [男子]団体・ベスト8 [女子]団体・準優勝
●卓球 [男子]個人・ベスト8
●サッカー [男子]ベスト8
卒業生がやって来ました! H29秋 part2
京都精華大学美術学部で学ぶ4年生のYさん。現在、就職活動に精力的に取り組んでいます。
大学では、文字フォントのデザインを研究中。書道の大家である石川九楊先生の授業に大きな感銘を受けたそうです。授業に際して、先生が用意される教材・レジュメは、すべて先生の手書きによるもの。文字の美しさ・魅力を発見するきっかけとなったと語っていました。今後も、文芸誌などを通じて自らデザインした文字書体を発表していくとのことでした。
学悠館高校に在学中は、マンガ研究部に所属。当時は、絵を主体にしたデザインを学びたいと考えていたそうです。
「大学でさまざまな研究者や教授陣、それと研究分野を知ることになりました。この出会いが、文字の魅力を発見するきっかけになりました。自分にとって、大きな喜びです。」
【制作した文字フォント】
旧担任は、次のように語っていました。
「とても集中力のある生徒でした。このスピード感が作品の制作に結び付いているのだと思います。」
一生懸命に学んで自分の道を究めていこうとする。たくましくなっていく学悠館高校の卒業生に頼もしさを感じました。