各科の活動紹介

カテゴリ:産業デザイン科

「令和4(2022)年度人権に関するイラスト」の表彰

 12月20日(火)、本校応接室にて「令和4(2022)年度人権に関するイラスト」の表彰式を執り行いました。

 最優秀賞に産業デザイン科2年の松本晴楓さん、優秀賞に産業デザイン科2年の長晴香さん、萩原桃華さん、成田莉奈さん、松島理亜さんが入賞しました。

 県教育委員会の方からは「非常に技術力が高く素晴らしいイラストばかりでした。皆さんの心温まるイラストは、これから様々な人権教育の場に役立てていきたいと考えています。」と賛辞をいただきました。

 生徒達は、「イラストの制作を通して、現代社会における人権の課題を知ることができました。私たちの描いたイラストから多くの人に伝えられると嬉しいです。」と返答しました。

 受賞された生徒の皆さん、おめでとうございます!

王冠 令和4年度人権に関するイラスト入賞

令和4年度「人権に関するイラスト」で生徒5名が入賞いたしました。

◆最優秀賞 

産業デザイン科2年 松本 晴楓 「パズル」

◆優秀賞

産業デザイン科2年 長  晴香「みんなそれぞれ」

産業デザイン科2年 成田 莉菜「虹」

産業デザイン科2年 萩原 桃華「小さな世界」

産業デザイン科2年 松島 理亜 「”自分の好き” で戦え!」 

 

NEW 東京造形大学との連携授業

 10月27日木曜日 産業デザイン科2年生を対象に、東京造形大学において連携授業を実施しました。

 まず初めに、テキスタイルと情報デザインコースの施設・授業の様子を見学しました。昼食後には、足工OBである東京造形大学在籍中の先輩方3人から、大学生活の詳細や進路のアドバイスをいただきました。その後、中林鉄太郎教授のご指導の下「コトバとカタチ 〜 デザインは”コトバ”から生まれる〜」というテーマで模擬授業が行われました。

 今回は「支えるカタチ」のプロダクトデザインを考え、スケッチを制作するワークショップ形式でした。6つの班に分かれ、それぞれの班に大学生が一人ずつ入りアイデア出しをしました。最後は、中林教授より講評をいただき工業製品のデザインについて深く学ぶことができました。

 専攻領域の案内や模擬授業を通して、今後の実習への取り組みや進路選択の参考になりました。東京造形大学の先生方をはじめ学生の皆様、大変お世話になりました。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 


産業デザイン科1年生外部講師による授業

 10月7日(金)産業デザイン科1年生を対象に外部講師による授業を行いました。講師の佐々木悟郎文星芸術大学教授は、イラストレータとして書籍カバーやCDジャケットなど多数手掛けています。当日は、生憎の雨模様となってしまったため鑁阿寺でのスケッチを中止し、実習室で持ち寄った野菜を描きました。 

 授業では、透明水彩の基礎技法として「色の三原色」「補色」「グラデーション」等を学び、その後、ピーマンやおくらなどをよく観察して描きました。どの生徒も熱心に取り組めました。授業の最後には、全員の作品を並べ講評会を行いました。「この色味は素晴らしい」「とても形を良く捉えている」と佐々木先生から評価いただき、生徒は破顔一笑でした。

 この成果は、足工祭の「産業デザイン科展示」で紹介いたします。是非ご覧ください。

 

 

 

 

   

出前授業「ファッション画講座」

 9月21日(水)、足利デザイン・ビューティー専門学校ファッションデザイン科の奥山奈美先生をお招きし、産業デザイン科3年生を対象としたファッション画講座を実施しました。

 今回は、ファッション画の基礎基本となる服飾の造形や発想方法についてご指導いただきました。講話では、ファッションデザインにおけるファッション画の役割やイラストとの違い、服が流通するまでの工程について説明をいただきました。

 実技演習では、服のディティールに重点を置いたファッション画を描きました。生徒は人体に合わせて立体を意識した作図に苦戦していましたが、製品化を想定したファッションデザインについて実践的に学ぶことができました。

 

 

 

産業デザイン科2年知的財産権特別授業

7月14日(木)産業デザイン科2年生を対象に、日本弁理士会関東会栃木委員会より高原千鶴子様、岩崎孝治様を講師にお招きして「知的財産特別授業」を実施しました。この特別授業は、起業家精神育成の一環として平成28年度より毎年行っています。
 高原弁理士からは、知的財産権の概要説明として、本校で保管されている意匠登録第1号の雲井織をはじめ、商標、著作権などデザインに関わる権利についてお話頂きました。クイズ形式で事例をご紹介頂き、とてもわかりやすく学ぶことができました。

岩崎弁理士からは、J-PlatPatの活用と特許申請についてお話頂きました。知財調査の演習として意匠や商標の検索方法教えて頂き、身近な商品やキーワードを入力して特許申請された商品を探しました。デザインをするときに知っておくべき権利や、制作で気をつけなければならないことを実践的に学び、知的財産権について理解を深めることができました。


 

 

イラストレーター惣田紗希先生の授業

7月4日にイラストレーターの惣田紗希さんをお招きし、産業デザイン科2年生で特別授業を行いました。惣田さんは、本校の卒業生でもあります。惣田さんのお仕事は、イラストレーターとして、有名な菓子メーカーのパッケージイラストを描いたり、本の表紙や挿絵を描いているほか、本の設計をするデザイナーとしても活躍されていています。授業では仕事の具体例について紹介しながら、ものづくりに欠かせない視点とコミュニケーション能力の大切さを学びました。また、様々な用具で描くことを通して新しい表現を試みる実習を行い、発想力と表現力を高める方法を学びました。




リーフレットの制作で下野新聞の取材を受けました!

栃木県から依頼のあった、産業デザイン科2年生34名が取り組んだ「マスク着用についてのリーフレット作成」について、下野新聞社から取材を受けました。
近々、下野新聞に掲載される予定です。デザインしたリーフレットは、県内小中学校に配布・活用されています。

産業デザイン科の課題研究「御庭守之印(おにわもりのいん)」の制作」

 産業デザイン科の課題研究「文化財庭園御朱印 「御庭守之印(おにわもりのいん)」の制作」を紹介します。

 このテーマでは産業デザイン科3年生の4名が、足利庭園文化研究会から依頼を受け、デザイン支援として印の図案制作に取り組んでいます。「御庭守之印」とは、文化財庭園を守り保存、継承したいという気持ちが込められた庭園御朱印です。今回は、樺崎寺跡浄土庭園、巖華園、新藤氏庭園、物外軒庭園の4か所分を制作します。


外丸造園の外丸実様をはじめとする足利庭園文化研究会、足利市教育委員会文化課、庭園の所有者の方々にご案内頂き、庭園の造りや歴史について学びました。取材をもとにラフのプレゼンテーションをして、図案の方向性を決めていきます。

 
樺崎寺跡浄土庭園(左)、巖華園での見学の様子


 
新藤氏庭園(左)、物外軒庭園での見学の様子


 
フォトグラファー 折田利弘様の文化財撮影講座(左)
足利庭園文化研究会の方々へラフのプレゼンテーション

産業デザイン科の企業・大学見学

6月8日(水)、産業デザイン科の1~3年生が企業・大学見学を実施しました。各学年の様子をご紹介します。

1年生は、(株)大麦工房ロアと
朝日染色(株)を訪問しました。
大麦工房ロアでは、大麦や足利足利マール牛を使った商品開発や、パッケージなどのグラフィックデザインについて学びました。パンフレットを制作した卒業生の吉澤楓様から、仕事内容や入社の経緯についてもお話いただきました。
朝日染色では捺染の作業工程を見学し、手捺染とインクジェット捺染の違いや環境に配慮したSDGsへの取り組みについて学びました。印刷した布地は、大手アパレル企業で高級製品として販売されます。

 
(株)大麦工房ロア 大麦ダクワーズの製造工程の見学と吉澤さんの講話

 
朝日染色(株) 捺染工程(半自動プリント(左)とインクジェット捺染)の見学



2年生は、ダイサン(株)氏家工場と文星芸術大学を訪問しました。
ダイサン(株)氏家工場では、チラシやパンフレット、ポスターなど、印刷物の製造過程や5S運動に対する会社の取り組みについて学びました。
文星芸術大学では、デザイン・マンガ分野の教授による、体験授業に参加しました。どちらの授業も専門的で新鮮な体験となり、将来の進路について考える良いきっかけとなりました。

 
ダイサン(株)氏家工場 印刷物の製造・
加工についての説明

 
文星芸術大学 体験授業
(左)CGキャラクターを作ろう!(右)ピンホールカメラで撮影•現像しよう!



3年生は、朋和産業(株)と千葉工業大学
を訪問しました。

朋和産業では、食品パッケージの印刷方法や加工について学びました。また、朋和産業の商品開発力やデザインについての説明を頂き、今後の参考になるような時間となりました。

千葉工業大学では、大学の仕組みや創造科学部デザイン科学科のカリキュラムについての説明をいただきました。施設内見学でも工作室や研究室を見学させていただき、レベルの高いデザインの学習をしている雰囲気を感じることができました。

 
朋和産業(株) 会社概要とパッケージの印刷工程の説明

 
千葉工業大学 デザインに関する講演会と工作室の見学