各科の活動紹介

カテゴリ:産業デザイン科

佐野市立葛生中学校 巡回展終了

 11月4日(木)から22()まで、佐野市立葛生中学校にて開催しておりました、産業デザイン科生徒作品展(中学校巡回展)が無事終了しました。葛生中学校での開催は今回が初めてとなります。現在、葛生中学校は改修工事のため、葛生小学校の同じ敷地内で、小学生と中学生が一緒に勉学に励んでいます。作品の展示には、本校3年生の添田光希さん(H30葛生中卒業)と職員3名が参加し、保護者面談等で使用する空き教室と小中学生が通る連絡通路に作品(約70点)を展示させて頂きました。搬入終了後は、添田さんより制作した展示作品と近況について先生方に報告させて頂きました。
 作品展示期間中は、多くの小中学生、先生方、面談に来られた保護者の方々に作品をご覧頂き
ありがとうございました。最後に、お忙しい中、作品搬入・搬出のお手伝い頂いた中学校関係者の皆様に感謝申し上げます。

 

 

足利市立第二中学校での出前授業

 11月18日、足利市立第二中学校にて出前授業を実施し、講師として産業デザイン科3年生6名、1年生1名が参加しました。授業内容は、「未来を描くデザインスケッチ」をテーマに、デザインスケッチやアルコールマーカーの使い方を学びます。足工生が描いた図案に、マーカーで明暗をつける演習を行いました。

 この出前授業は、デザインの楽しさを中学生に伝えるため、
3年生の梶野さん、蛭川さんが課題研究の授業で企画し、図案や見本の制作をしています。 中学生からは、「初めて使う道具に戸惑いましたが、丁寧にわかりやすく教えてもらえて楽しかったです。」「絵を描くのは苦手でしたが、ハードルが下がりました。またマーカーを使ってみたいです。」と感想を頂きました。高校生と中学生、恩師である中学校の先生方と交流しながら楽しく授業することができました。


 

 

東京造形大学との連携授業

 11月11日木曜日 産業デザイン科2年生を対象に東京造形大学において、連携授業を実施しました。昼食後、施設・授業の様子を案内していただきました。見学後、中林鉄太郎教授のご指導の下「断面から考えるプロダクトデザイン」というテーマで模擬授業が行われました。今回は「スマートフォンスタンド」のデザインを考え、実際に簡易モデルを制作するワークショップ形式でした。9つの班に分かれ、それぞれの班に大学生が一人ずつ入り、アイデア出しをしました。アイデアスケッチをもとに、スチレンボードを切ったり組み立てたりして、試作品を制作しました。最後には中林教授より講評をいただき、工業製品のデザインについて深く学ぶことができました。
 専攻領域の案内や模擬授業を通して、今後の実習への取り組みや進路選択を考える参考になったと思います。東京造形大学の先生方をはじめ学生の皆様、大変お世話になりました。
 

 

足利市立北中学校で巡回展

 11月11日から11月26日まで、足利市立北中学校で産業デザイン科生徒作品展を開催しています。本校の生徒4名(北中の卒業生)と職員2名が協力して作品の搬入作業をしました。北中学校の先生方と美術部員にもご協力いただき、無事に展示することができました。北中の皆さんは熱心に作品を見て、「アイデアがすごい」「絵が上手で高校生とは思えない」と良い反応をしてくれていました。北中のみなさん、ありがとうございました。


 

 

交通事故防止に関するポスター表彰

11月9日(火)栃木県総合文化センターサブホールで開催された「第13回栃木県交通・生活安全安心県民大会」にて、産業デザイン科の生徒4名が交通事故防止に関するポスターの表彰を受けました。今回表彰式に参加した生徒を含めて足工生13名が入選しており、受賞者の81.3%が足工生です。

最優秀賞 産業デザイン科3年 齋藤乃愛さん
優秀賞  産業デザイン科3年 金子奈央さん、金子瑞希さん
     産業デザイン科1年 松島莉亜さん



 

 

産業デザイン科2年キャリア形成支援事業

 10月25日(月)に産業デザイン科2年を対象にキャリア形成支援事業を実施しました。講師に市内でアルミの加工製品を製造する丸信金属工業(株)専務取締役の坂本智美さんをお招きし「プロダクトデザイン」について講話と演習を行って頂きました。講話では、プロダクトデザインの考え方について、会社の紹介や「5W1H」(いつ・何を・どこで・どんなシーンで使うのか?)についてワークシートを使いながらわかりやすく説明して頂きました。演習では「花器をデザインする」をテーマに6グループに分かれ、アイデア出しから画用紙を用いて形を具体化し、商品名・コンセプトを作成するという流れで行いました。授業の最後には、デザインした作品について、生徒が1人ずつ作品を示しながら発表し、それに対して坂本さんから良い点をたくさん褒めて頂き、生徒はプロダクトデザインの楽しさや奥深さを感じることができました。

 

 

花丸 足工生がデザインした「あしバスアッシー」が走り出します!

 産業デザイン科の課題研究班がデザインした、足利市営バス「あしバスアッシー」が本日から走り出しました!!

 課題研究のテーマ「古い型紙のデータ化と活用方法の研究」では、足利銘仙の製造に使われていた古い型紙の図案をデータ化し、新しい活用方法を考えることに取り組んできました。劣化してしまう型紙は廃棄されることが多く、足利の財産である足利銘仙の図案を残したいという思いから活動を始めました。その活動として、「あしバスアッシー」の車体ラッピングに取り組みました。足利銘仙の図案を取り入れ、花柄が特徴的な優しい印象に仕上がりました。
 10月23日より「足利中央特別支援学校との協働による商品開発」の研究班がデザインしたバスも運行しております。

 ぜひ、街中でご覧になってください!

 
 「テトテデザインラボ」          「銘仙柄デザイン」

晴れ 産業デザイン科1年 外部講師による出前授業「スケッチ学習」

 1015日(金)、足利市鑁阿寺境内において、産業デザイン科1年生を対象とした外部講師による出前授業「スケッチ学習」を実施しました。この授業では、ビジュアルデザインの基本的な表現方法でもある透明水彩の技法を学びました。

 

 講師の先生は、文星芸術大学デザイン専攻佐々木 悟郎 先生で、本学科の「スケッチ学習」では、毎年お世話になっています。授業は、佐々木先生の透明水彩の基本的な描き方実演から始まり、その後、生徒たちは思い思いの場所でスケッチを行い、透明水彩画を描きます。途中、佐々木先生のアドバイスを頂くこともできました。最後に、佐々木先生から作品の講評を頂き、それぞれの作品の表現の優れているところの説明を受けました。

 

 佐々木先生の楽しくてわかりやすい説明、大学スタッフ・学生の皆様のサポートで、出前授業は終了しました。心配されていた天気も晴れとなり、暑くもなく寒くもなく絶好のスケッチ日和でした。

 

 

 

産業デザイン科2年外部講師によるキャリア授業

 10月18日(月)産業デザイン科2年生を対象に外部講師によるキャリア授業を実施しました。講師にグラフィックデザイン全般における企画・制作において東京でご活躍されている、(有)シンクロ代表・小倉亮一さんをお招きしました。
 前半の講話では、「デザイナーの仕事」について小倉さんが今まで携わってきた仕事について、デザインが完成して世に出ていくまでの過程をスクリーンに作品を示しながら丁寧に説明して頂き、生徒は興味深く話を聞いていました。
 後半の演習では、演習テーマ「足利市制施行100周年「市の木、花、鳥」デザインに取り組み、生徒は、自分の考えたアイデアスケッチを小倉さんに見せてアドバイスを頂き、より良い作品に仕上げました。授業の最後には、完成したオリジナル作品について講評を頂き、大変有意義な時間を過ごすことができました。

 

 

産業デザイン科3年陶芸実習

産業デザイン科3年生の陶芸実習ではICTを活用し学びを深めています。陶芸の理解と関心を高めるために、教員の説明に加えてネットの動画視聴をとりいれました。このことにより生徒は、登り窯の仕組みに感心したり、炎と釉薬が生み出す色彩の美しさに感動したりと織部焼きの魅力を感じられた様子です。動画で関心を高めた後、手びねりで小鉢を製作しました。タブレットPCとWi-Fiの利活用をすすめて授業の魅力を高めていきたいです。



産業デザイン科の生徒がオンラインでプレゼン

「いちご一会国体の記念品トチノキコースターの作成」をテーマに課題研究で取り組む生徒4名は、その研究成果について、国体・障害者スポーツ大会局へオンラインでプレゼンテーションしました。

生徒4名はコースター表面の図案を担当。
栃木県らしさの表現とレーザ加工にかかる時間短縮をめざし、5月より100を超える案を検討してきました。その研究成果からひとり2案ずつ、作品のねらいや工夫について発表しました。県の国体・障害者スポーツ大会局の橋本局長、柏瀬次長から「みなさんから素晴らしいアイデアをいただきました。作品に込めた思いが伝わりました。」と評価いただきました。今後は細かな修正を加え再提案し、最終的にひとり1案に絞り込む予定です。








産業デザイン研究部 生葉染め ☀

7月28日(水)産業デザイン研究部・デザイン領域班の活動を紹介します。デザイン領域班では染色や捺染で繊維製品を制作し、チャレンジショップでの販売を目標に活動しています。

本日は学校内で育てている(たで)(あい)を収穫し、絹素材のストールの生葉染めをしました。蓼藍は5月頃に種まき・植え替えをし、生徒が毎日水やりをして育てました。

摘み取った蓼藍の葉をミキサーで粉砕し、染色液を作りました。布を染めるときにはより発色を良くするために媒染をしました。今回の媒染では理科の実験などに使われるミョウバンやオキシドールを使用し、発色の違いについて研究しました。今回は緑みの強い青色に染まり、濃く染まったものや薄く染まったものもありました。蓼藍のような天然染料は気温や湿度、浸けこむ時間や媒染の方法によって染まる色が変化するので、一点物の商品を制作することができます。


 

       植え替え(5月)             収穫
 
     綿素材の布を染色          染色したストール

産業デザイン科2年 知財権特別授業

7月15日(木)に、起業家精神育成の一環として、産業デザイン科2年生を対象とした知的財産特別授業を実施しました。今年度は日本弁理士会関東会栃木委員会より須長英男様、山田由美子様を講師にお招きし、知的財産権についてお話頂きました。

知財調査の演習として、タブレットでJ-PlatPatにアクセスし、意匠や商標の出願情報や登録情報の検索方法を学びます。本校で保管されている意匠登録第一号雲井織の意匠権者を探す課題では、検索項目やキーワードを変えるなど試行錯誤しながら取り組んでいました。課題以外も自主的に検索している生徒も多くみられ、デザインに関わる権利について理解が深まり、関心が高まる授業となりました。


 


 

産業デザイン科の課題研究

課題研究のテーマ「いちご一会とちぎ国体の記念品作成」に取り組む班では、記念品となるコースターの図案を検討しました。県の担当者にひとりずつアイデアをプレゼンテーションし、より良いものになるよう意見交換しました。「国体は何を目的に実施するのか」「どのような方が関わるのか」「記念品の役割は」など、基本的な事項も確認しながら、求められるデザインについて考えを深めました。



美術館見学

5月21日(金)、産業デザイン科1年生、美術の校外学習として、足利市立美術館の企画展「ブラチスラバ世界絵本原画展-こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本」を見学しました。

スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模のコンクールに出品された、貴重な絵本原画を学芸員の方に案内をしていただきました。原画作品の他に絵本の数々、作品に込めた思いや創作活動の背景を探る特集も組まれ、デザイナーの思考と制作過程を辿る貴重な学習機会となりました。生徒のみなさんは、ぜひこの経験をデザイン活動に活かして欲しいと思います

 

 

産業デザイン科 課題研究2回目

中間テストが終了し、2回目の課題研究を行いました。本日は、14名の3年生が現在足利市内で開催している「あしかがアートクロス」を見学しました。足利市役所総合政策部の柏瀬様と、足利市移住・定住促進センター「Aidacco(あいだっこ)」地域おこし協力隊の秋山佳奈子様にご同行いただき、足利で活躍している作家の展示をご案内いただきました。

 

秋山様は作家としてもアートクロスにご参加されており、足利市の地域アートを盛り上げる活動に貢献されています。

 

5つの会場で展示作品を拝見し、製作から展示するまでの過程や作家の作品への思いに触れました。地域の方の足利を愛する気持ちや、足利市の裏通りの静かで柔らかな雰囲気を改めて感じることができる見学となりました。

 
       巴町Y低駐車場              ゆきのわ長屋
 
        谷医院             足利市立美術館


秋山 佳奈子HP 
https://www.kazune15.com/
あしかがアートクロスHP 
https://ashikagaartcross.localinfo.jp/pages/4753164/page_202103161156

足利中央特別支援学校との協働による商品開発(1)

産業デザイン科の課題研究のテーマの1つ「足利中央特別支援学校との協働による商品開発」を紹介します。この課題は足中特生と足工生でイラストを描くワークショップを行い、出来上がったイラストをCGで合成し、企業の方のアドバイスを受けながら、デザイン製品を製作するものです。そして、「テトテデザインラボ」というブランド名で展示・販売を行います。

今年度は足利市政100周年ということもあり、足利にちなんだデザインを考えることにしました。 初日のワークショップでは足利市役所から前川さんにお越し頂き、足利の魅力についてお話し頂きました。その後、足工生7名、足中特生15名が5グループに分かれ、デザインのテーマ、どんなモチーフを描くかについて意見を出し合い、発表しました。

元気いっぱいの生徒さんが多く、楽しく和やかな雰囲気で終えることができました。次回のワークショップでは実際にイラストを描いていきます。どんなデザインが生まれるか、楽しみです。


 

 

産業デザイン科の課題研究

産業デザイン科3年生の課題研究がスタートしました。課題研究は、テーマごとに6名程度で班を構成し、デザイン活動を通して課題解決に向けて研究する探求的な授業です。

 

テーマのひとつとして、「いちご一会とちぎ国体・いちご一会とちぎ大会」の各競技会場に設置する、のぼり旗の制作に6名が取り組んでいます。今回は、8月に足利市で開催される関東ブロック大会に参加する県についての調査を行いました。
今年度から導入されたタブレット端末を活用して、インターネットで検索。調べた内容をパワーポイントでスライド資料にまとめ、各県の魅力を伝えられるようにプレゼンテーションをしました。調査をもとに各県にゆかりのある名物や名所を取り入れた図案を検討中です。
全国から来県される選手や、応援の方々を温かく迎えられるようなのぼり旗を目指します。

 
タブレット端末            インターネットでの調査、資料作成

  
プレゼンテーション          アイディアスケッチ


いちご一会とちぎ国体・いちご一会とちぎ大会HP
https://www.tochigikokutai2022.jp/

新商品販売のお知らせ

足利叢林(そうりん)様にて、産業デザイン科3年生が課題研究で開発した繊維商品の販売を開始しました。足利叢林様では、ココ・ファーム・ワイナリーの商品や、課題研究でご指導頂いた平岩様、風間様の商品も販売しています。
染色、インクジェット捺染、シルクスクリーン捺染それぞれの特性と「足利らしさ」を活かした商品をご紹介します。



染色商品
ココ・ファーム・ワイナリーのぶどう(小公子)、定時制の給食で使われた玉ねぎの皮など廃棄される材料を染料にしてエコな商品を目指しました。学校で育てたタデアイでも染めています。ひとつひとつ手染めした1点ものの商品です。

 

トートバッグ(大) 1,200円    トートバッグ(小)  600
サコッシュ      960円    巾着         480

シルクストール   1,800


 

 
 

捺染商品

ぶどうやワインをモチーフに「おうち時間を楽しむ」をコンセプトにした、小さめのランチョンマットです。ワイナリーのぶどう、タデアイで染めた2色展開です。

 

ランチョンマット   600

  

 


インクジェット捺染商品

繊維技術支援センターの図案資料を活用して、インクジェット捺染で印刷したポーチです。
『先端的なデザイン技術を活用した「繊維のまち」足利にふさわしい商品の開発』をテーマに平成28年度、30年度起業家精神育成事業に参加した、先輩たちの研究を引き継いで商品バリエーションを拡充しました。

 

ポーチ       1,440円 

 
表面                 裏面


足利叢林

所 在 地 : 〒326-0812 栃木県足利市大門通り2376
営業時間 :【火~祝】10:00~17:00 
定 休 日 : 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始
Facebook : https://facebook.com/足利叢林-102136141973606/
足利市観光協会公式HP
     : https://www.ashikaga-kankou.jp/buy/sourin



「足利浪漫」新ラベルコンテスト

足利市田島町で苗から育てたブドウ「マスカット・ベリーA100%を使い、ココ・ファーム・ワイナリーで醸造した赤ワイン、「足利浪漫」新ラベルコンテストの入賞者が決定しました。新ラベルのデザインは、産業デザイン科3年佐藤凜さんの作品が選ばれました。

利浪漫の会 武井会長より表彰され、インタビューを受けました。その様子はわたらせテレビの足利商工会議所ニュースで放送されました。

ラベルに採用された佐藤さんのコメントです。

「足利銘仙の柄をイメージし、ブドウを連想させるような色を使って、高級感とポップなかわいらしさもあるラベルを目指した」「色味や奥行きのあるデザインにしたことで、大人の女性に似合うような雰囲気になったのでは。自分の考えたワインラベルの採用が決定して自信になった。たくさんの人の手に取ってもらえたらうれしい」

最優秀賞 佐藤凜さん
 優秀賞 提箸菜摘さん  狩谷結音さん
  佳作 山城サユリさん 飛田彩寧さん
足利浪漫の会 会長賞 蓮子睦実さん