各科の活動紹介

カテゴリ:産業デザイン科

ファッションデザイン画講座

 7月10日(水)産業デザイン科3年生33名を対象に、未来を創る高校生地域連携・協働推進事業の一環として「ファッションデザイン画講座」を実施しました。足利デザイン・ビューティー専門学校ファッションデザイン科の奥山奈美先生をお招きし、繊維製品の新商品開発に向けた発想方法と、ファッションデザイン画の基礎についてご指導いただきました。

 ファッションデザイン画とアイテム画、キャラクターイラストとの違いについて学び、実技演習では、人体に合わせた衣服の構造に着目しながらファッションデザイン画を描きました。人に伝えるためにはどのようにデザインするか、デザイナーの役割について理解を深め、実践的に学ぶことができました。

  

  

令和5年度 工場見学(産業デザイン科)

 6月7日(水)、産業デザイン科の1~3年生が企業・大学見学を実施しました。各学年の見学の様子をご紹介します。

《1年生》 株式会社大麦工房ロア、株式会社マナック

 株式会社大麦工房ロアでは、会社概要の説明や工場内の見学、商品の直売所の見学をさせていただきました。また、産業デザイン科の卒業生からのデザインに関する講話もあり、生徒たちにとって大変貴重な経験になりました。

 株式会社マナックでは、普段身につけるハンカチやスカーフ、カーテンなど様々な製品が大きな機械で生産されいる姿を拝見し、生徒たちは圧倒されていました。特に手捺染の工房や調色では、今後産業デザイン科の授業の中で学ぶ内容でもあるので、生徒たちは真剣に説明を聞いていました。

 

株式会社大麦工房ロア (左)会社説明の映像を視聴する様子  (右)卒業生による講話

 

株式会社マナック (左)手捺染の工房を見学する様子  (右)捺染で使用する版の説明

 

《2年生》 株式会社ダイサン氏家工場、文星芸術大学

 株式会社ダイサン氏家工場では、まずは会社の取り組みについてのご説明と実際の作業現場を見学しました。様々な機械のご説明をしていただき、印刷物の製造過程を学ぶことができました。

 文星芸術大学では、カメラ、工芸、マンガ、デッサンの4つの分野に分かれて体験授業に参加しました。どの授業も専門的で興味深い体験となり、生徒の将来の進路について考える良いきっかけとなりました。

 
株式会社ダイサン氏家工場 印刷物の製造・加工についての説明

   

文星芸術大学 体験授業 (左)色土でお皿を作ってみよう  (右)デッサンが上手くなる方法

 

《3年生》 凸版印刷株式会社 群馬センター工場、桐生大学・桐生短期大学部

 凸版印刷株式会社群馬センター工場では、会社の取り組みや製品の説明を聞いた後、実際に工場内に入り、ものづくりの現場を間近で体感することができました。生徒にとって大変貴重な経験となりました。

 桐生大学・桐生短期大学部では、アート・デザイン学科のカリキュラム等の説明、教室の見学を行った後、「ドローイング」の模擬授業に参加しました。専門的で新鮮な内容に積極的に取り組み、多くの学びを得ることができました。

 

凸版印刷株式会社 群馬センター工場 見学の様子

  

桐生大学・桐生短期大学部 (左)カリキュラム説明 (右)模擬授業「ドローイング」

産業デザイン科1年 工業技術基礎がスタートしました!

 産業デザイン科1年生の「工業技術基礎」が、スタートしました!

工業技術基礎では、デザインをしていく上での基本となる技術や知識を身につけていきます。1学期はデッサンと平面構成を1班20人ずつでローテーションしていきます。今回は「デッサン」の授業をご紹介します。

「デッサン」では鉛筆の削り方の指導から始まり、グレースケールのグラデーションや立方体、円柱といった基本的な幾何形体を描きます。

初めてデッサンを描く生徒が多いですが、悩みながらも一生懸命実習に取り組んでいました。

レタリング技能検定にむけて勉強中!

 産業デザイン科では、1年生全員と2年生の希望者が、6月に行われるレタリング技能検定を受検します。

 放課後の産業デザイン科棟製図室では、2年生が2,3級の知識問題、実技問題に取り組んでいます

 描く手順やペース配分に気を付け、苦手なところを克服して合格を目指しましょう!

 

   

産業デザイン科 課題研究スタート!

 5月9日より、産業デザイン科3年生の課題研究が始まりました。課題研究は、7テーマに分かれており、1年次2年次で学習したデザインの力を課題解決に向けて研究する探求的な授業です。その中から今回は2つのテーマを紹介します。

 

●「あしバスアッシーの車体ラッピングデザイン」

 この課題では、あしバスアッシーをより魅力的にすることを目指し、課題研究を進めています。

 1週目の授業では、足利市役所職員の皆様にお越しいただき、足利市の公共交通・生活路線バス「あしバスアッシー」について説明をしていただきました。6名のメンバーからは積極的に質問があり、デザイン制作に向けて良いスタートとなりました。

  

 

●「足利中央特別支援学校との協働による商品開発」

 この課題は足中特生と足工生でイラストを描くワークショップを行い、出来上がったイラストをCGで合成し、企業の方のアドバイスを受けながら、デザイン製品を製作するものです。そして、「テトテデザインラボ」というブランド名で展示・販売を行います。

 今年のテーマは、「季節を楽しむ遊園地」で。ワークショップ初日では、足利中央特別支援学校の生徒さんとテーマに沿ったアイデア案を話し合いながら交流をしました。

 

 支援学校の生徒さんは元気いっぱいで、本校の生徒とすぐに打ち解け、楽しい交流になりました。次回のワークショップでは実際にイラストを描いていきます。どんなデザインが生まれるか、完成が楽しみです。