各科の活動紹介

カテゴリ:産業デザイン科

産業デザイン科の生徒がオンラインでプレゼン

「いちご一会国体の記念品トチノキコースターの作成」をテーマに課題研究で取り組む生徒4名は、その研究成果について、国体・障害者スポーツ大会局へオンラインでプレゼンテーションしました。

生徒4名はコースター表面の図案を担当。
栃木県らしさの表現とレーザ加工にかかる時間短縮をめざし、5月より100を超える案を検討してきました。その研究成果からひとり2案ずつ、作品のねらいや工夫について発表しました。県の国体・障害者スポーツ大会局の橋本局長、柏瀬次長から「みなさんから素晴らしいアイデアをいただきました。作品に込めた思いが伝わりました。」と評価いただきました。今後は細かな修正を加え再提案し、最終的にひとり1案に絞り込む予定です。








産業デザイン研究部 生葉染め ☀

7月28日(水)産業デザイン研究部・デザイン領域班の活動を紹介します。デザイン領域班では染色や捺染で繊維製品を制作し、チャレンジショップでの販売を目標に活動しています。

本日は学校内で育てている(たで)(あい)を収穫し、絹素材のストールの生葉染めをしました。蓼藍は5月頃に種まき・植え替えをし、生徒が毎日水やりをして育てました。

摘み取った蓼藍の葉をミキサーで粉砕し、染色液を作りました。布を染めるときにはより発色を良くするために媒染をしました。今回の媒染では理科の実験などに使われるミョウバンやオキシドールを使用し、発色の違いについて研究しました。今回は緑みの強い青色に染まり、濃く染まったものや薄く染まったものもありました。蓼藍のような天然染料は気温や湿度、浸けこむ時間や媒染の方法によって染まる色が変化するので、一点物の商品を制作することができます。


 

       植え替え(5月)             収穫
 
     綿素材の布を染色          染色したストール

産業デザイン科2年 知財権特別授業

7月15日(木)に、起業家精神育成の一環として、産業デザイン科2年生を対象とした知的財産特別授業を実施しました。今年度は日本弁理士会関東会栃木委員会より須長英男様、山田由美子様を講師にお招きし、知的財産権についてお話頂きました。

知財調査の演習として、タブレットでJ-PlatPatにアクセスし、意匠や商標の出願情報や登録情報の検索方法を学びます。本校で保管されている意匠登録第一号雲井織の意匠権者を探す課題では、検索項目やキーワードを変えるなど試行錯誤しながら取り組んでいました。課題以外も自主的に検索している生徒も多くみられ、デザインに関わる権利について理解が深まり、関心が高まる授業となりました。


 


 

産業デザイン科の課題研究

課題研究のテーマ「いちご一会とちぎ国体の記念品作成」に取り組む班では、記念品となるコースターの図案を検討しました。県の担当者にひとりずつアイデアをプレゼンテーションし、より良いものになるよう意見交換しました。「国体は何を目的に実施するのか」「どのような方が関わるのか」「記念品の役割は」など、基本的な事項も確認しながら、求められるデザインについて考えを深めました。



美術館見学

5月21日(金)、産業デザイン科1年生、美術の校外学習として、足利市立美術館の企画展「ブラチスラバ世界絵本原画展-こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本」を見学しました。

スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模のコンクールに出品された、貴重な絵本原画を学芸員の方に案内をしていただきました。原画作品の他に絵本の数々、作品に込めた思いや創作活動の背景を探る特集も組まれ、デザイナーの思考と制作過程を辿る貴重な学習機会となりました。生徒のみなさんは、ぜひこの経験をデザイン活動に活かして欲しいと思います