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定時制の出来事
定時制:卒業予定生に向けた講話「最大限の感謝の気持ちを!」
●最大限の感謝の気持ちをもって卒業しよう。
●社会の一構成員たる就職者・進学者としての心構え
●社会の厳しさから逃げない。くじけない。
●5年後・10年後の自分を考えた生活を送ろう。
●困った時や進路変更は必ず相談する。
卒業をおよそ1か月後に控えた生徒の皆さんにとって、とても意義深く、そして愛情あふれる中身となりました。
【4時限目:Ⅰ部(午前)・Ⅱ部(午後) [アリーナ] 】
今回の講話は、およそ40分間にわたって続きました。熱いメッセージが、しっかりと生徒の皆さんの胸に刻まれたことでしょう。
講話は、次のような言葉でしめくくられました。
皆さんの各界での活躍が母校の伝統と明るい未来に無限の力を与えてくれる。
それこそ本物の母校愛となる!
【9時限目:Ⅲ部 (夜間) [地歴公民教室] 】
定時制:LHR、『持続可能な開発目標(SDGs)』について学ぶ。
生徒の皆さんは、『私たちがつくる持続可能な世界』(発行・日本ユニセフ協会)のリーフレットを活用した学習に取り組みました。
はじめに、HR担任から「レジ袋有料化」などの身近な話題が提示されました。この後、世界の課題と自分とのつながり、課題どうしの関連性などを考察しました。さらに、生徒の皆さん一人ひとりが優先的に取り組んでいきたいと思う目標(=行動宣言)を立ててみました。
この時間の後半では、クラスメートと目標について意見交換しました。他者の視点にも着目することで、また少し生徒の視野が広がったことでしょう。持続可能な世界について「今からできること」、「将来できること」、「将来のために今できること」を深く考える絶好の機会となりました。
定時制:『図書館だより』(1月号)が発行されました。
今月号では、12月に開催された「図書館特別企画〝私だけの絵本・クリスマスカード作りま専科〟」の報告のほか、おススメ本や新刊本の紹介などの特集が組まれています。
とりわけ1月号で目を惹(ひ)いたのは、『おにぎり』という題名のエッセイです。この文章は、「国語表現」の授業で提出された生徒作品。国語科の教員間で、着眼点や巧みな構成・表現が話題となって掲載される運びとなりました。また、執筆した生徒の許諾を得ることができたのでHP上でも公開することとなりました。
【『図書館だより』(1月号) エッセイ(左)・特別企画の報告(右)】 【図書館】
おにぎり
ご飯はしっかりとかため。絶妙な塩加減で時間が経ってもおいしい。竹ざるに並べられ写真に撮られることを前提とした、見た目の良い上品なおにぎり……。それが私の「理想のおにぎり」だ。この存在を、おしゃれな雑誌をみて知った。「こんな丁寧なおにぎりがあるのか!」。軽くカルチャーショックを受けた。一応つくり方にも目を通したが、明らかに工程が多すぎる。無精者にはコストパフォ―マンスが悪いと判断し、自分の手でつくることは諦めた。
有難いことに、私には頼めばおにぎりを握ってくれる両親がいる。しかしそれは、私の理想とするものとはほど遠い。彼らがつくるおにぎりは日々変動するのだ。ご飯は、握るのに向かないくらいにやわらかい。塩がない、辛すぎるのは当たり前。たまに具があると思えば、なぜか味の薄すぎる卵焼きだったり、骨が付いたままの鮭だったりする。共通するのは、父が握るので極端にビッグサイズという点だけだ。あまり工程を必要とせずして完成されたおにぎりを、父はしたり顔で私にくれる。お世辞でもおいしいとは言えないそれを、私は黙ってムシャムシャとほおばるのだ。
このように、私の両親がつくるおにぎりはおしゃれでも丁寧でもない。正直、自分でつくった方がおいしくできる。しかし、今でも記憶に残るおにぎりがある。私が小学生の頃、運動会で食べたおにぎりだ。ふつう学校行事はお弁当を持たせてくれたが、運動会のお昼ごはんにはおにぎりが登場した。重箱の中に十数個の、まるまるとしたおにぎりが詰めこまれている。母は料理が得意ではないので、おかずは専ら冷凍食品だった。このから揚げやポテトも豪快に詰まっていたが、おにぎりの存在感には勝てない。父が握ったおにぎりは、小学生には大きすぎただろう。運動会自体は好きではなかったが、おにぎりを食べる時間は楽しかったはずだ。あの頃は両親に感謝などしたことなかったが、今思い出すと少し泣きそうになる。
今では運動会のおにぎりを食べることはできない。両親に頼んでも、同じものが出てくることはない。ご飯を炊く人も握る人も同じなのに、根本的な味は変わらないはずなのに、不思議だ。とはいえ、私の理想のおにぎりは変わらない。丁寧につくられた、オシャレなカンジのおにぎりが食べたい!
親もおにぎりも昔のまんま。変わったのは私の方なんだ、と書いていて思った。
定時制:運動部・文化部・同好会の全28団体 活動中(第2回)
令和2(2020)年度は、これらの各団体が出場する予定だった部活動の大会や催しが中止となった中、JRC部とサッカー部がひときわ輝かしい成果を挙げました。
JRC部は、昨年の夏に〝第44回全国高等学校総合文化祭高知大会(2020こうち総文)〔WEBSOUBUN〕〟、12月に〝高校生ボランティアアワード2020 WEB大会〟(主催公益財団法人 風に立つライオン基金ほか)にそれぞれ出場しました。この〝高校生ボランティアアワード〟には、4年連続の出場。この実績は、栃木県内唯一の快挙となります。また、今年度は、15年間にわたる地道な活動に対して、第69回栃木県青少年赤十字大会で「日本赤十字社銀色有功章」を授与されるに至りました。
サッカー部は、11月に保土ヶ谷公園サッカー場(横浜市)で開催された〝令和2(2020)年度第35回関東地区高等学校定時制通信制サッカー大会〟出場しました。この大会で、平成24(2012)年度第27回大会、平成30(2018)年度第33回大会に続いて3度目の準優勝に輝きました。
学悠館高校の生徒の皆さんが全国・関東の晴れ舞台で活躍しています。
●JRC部
【高校生ボランティアアワードWEB大会】 【学校祭「出藍祭」展示】
【炊き出し訓練『美味しい非常食の研究』】 【第69回栃木県青少年赤十字大会】
●サッカー部
【栃木県高等学校定時制通信制秋季サッカー大会】
【関東地区高等学校定時制通信制サッカー大会】
定時制:運動部・文化部・同好会の全28団体 活動中(第1回)
令和2(2020)年度は、部活動の各種大会や催しが中止となったり、例年とは異なる形式で出場することになったりと、戸惑いを覚えた生徒の皆さんも少なくありません。しかし、この状況の中にあっても、JRC部が2つのWeb全国大会に出場を果たしました。一方、サッカー部は、関東大会に出場して準優勝に輝くことができました。
練習に励んで、学校祭〝出藍祭〟で成果を発表した部活動、地区大会や交流大会に出場した部活動もあります。限られた時間でも、ひたすら活動に打ち込む姿に心動かされます。
【JRC部】 【サッカー部】 【『学校案内』部活動】 【部活動「連絡ボード」】
〔定時制の部活動〕
●運動部 柔道部・ソフトテニス部・サッカー部・陸上競技部・卓球部
男子バレーボール部・女子バレーボール部・剣道部
バドミントン部・男子バスケットボール部・女子バスケットボール部
●文化部 演劇部・美術部・マンガ研究部・JRC部・吹奏学部・合唱部
軽音楽部・文芸部・パソコン部・自然科学部・手芸部・書道部
歴史研究部・探究部・写真部