定時制の出来事

避難訓練

 6月3日(金)に避難訓練を実施しました。Ⅰ部、Ⅱ部は4時限目、Ⅲ部は9時限目に行いました。
     
【整然と避難する生徒たちⅠⅡ部】 【整然と避難する生徒たちⅢ部】
 地震が発生し、それによって被服教室から出火したと想定して訓練を実施しました。Ⅰ部、Ⅱ部は放送が入ってから8分57秒で、Ⅲ部は放送が入ってから4分58秒で、避難し、点呼を終了することができました。人数の差もありますが、この時間が早いか遅いかはそれほど重要ではありません。大切なことは、今日の経路で避難するとどのくらい時間がかかるのかを自分自身の記憶にとどめることです。そして、本当に避難しなければならないときに、今日の時間を思い出し、時間を逆算し、安全に避難することです。また、時間とともに、今日避難した経路の危険な箇所を把握することも大切です。ガラスが飛び散っているかもしれません、蛍光灯が落ちているかもしれもせん。いざというときに、自分自身の安全を守ることができる情報を入手することが、本日の避難訓練です。このことは、普段の生活の中でも重要であると言われています。平時に、危険な箇所、移動するのにかかる時間を把握しておくことが、いざというときに役立つはずです。
   
    【避難終了後の点呼までしっかり取り組むことができました】
 最近は、様々な災害が数多く発生しています。記憶の新しいところでは、今年5月16日(月)に久しぶりに緊急地震速報を聞きました。昨年の9月には栃木県内でも豪雨による被害がありました。そして、既に発生から5年を経過している東日本大震災。「備えあれば憂いなし」という言葉があります。普段からの準備、心がけがあれば、いざというときに何も心配がないということです。日頃の学校での生活、そして、家庭での生活においても、ちょっと気を配ってみましょう。
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「環境科学入門」で土壌調査実施

 「環境科学入門」は理科の科目の一つとして開講している科目です。環境問題についての基礎的な内容を学習し、実験や実習をとおして科学的な知識や技能を身につけることができます。6月2日(木)には、花だん、校庭の砂場、巴波川の河川敷の土壌の調査を実施しました。
  
【校庭の砂場の土壌を調査・採取しています】
 今回の授業は、土壌の保水性・吸着性を考えるものです。土壌には、雨や濁った水が土の中を通る際に物質を吸収しきれいな水にする「吸着性」という性質と、水をたくわえておく「保水性」という性質を持っています。これらの土壌の性質を調べ、考えることが今回の授業の目標です。次の時間には、ペットボトルで「ろうと」を作成し、水の通るスピードを計測することで、保水力の強い土とはどんな土なのかを考えていきます。
 教室を出て、活動している生徒たちは、生き生きと、そして、積極的に取り組んでいました。学悠館高校は、このように自分の興味や関心のあることを学ぶことができる学校です。
  
 【花だんの土を調査・採取しています】
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平成28年度 定時制『体育祭』

 5月27日(金)に、平成28年度体育祭を実施しました。
     
  【Ⅰ部 準備運動】     【Ⅱ部 卓球】 【Ⅲ部 バスケットボール】 
 本校の体育祭は、「生徒がより自発的・積極的・意欲的に、体育的活動に参加することによって、本校生としての意識を高めるとともに、よりよい人間関係を構築し、学校生活をより豊かで充実したものとすること」を目的に実施しています。
   
【Ⅰ部 バスケットボールの様子】          【Ⅱ部 大縄跳びの様子】
 
   【Ⅲ部 卓球の様子】
 体育祭は、Ⅰ部が午前、Ⅱ部が午後、Ⅲ部が夜間にそれぞれ実施しました。種目は、Ⅰ部、Ⅱ部がバスケットボール、卓球、大縄跳びです。Ⅲ部は、バスケットボール、卓球、大縄跳びに加えて、バドミントンを実施しました。それぞれ、開会式、準備運動の後にバスケットボール、卓球、バドミントンを実施し、終了後に、全員で大縄跳びを実施しました。それぞれ白熱した戦いが繰り広げられまたし。勝負の世界には必ず勝ち負けがありますが、一人一人がクラスのため、そして、自分自身のために、精一杯がんばっていました。また、各競技とも男女混合での試合でした。勝負の中にも男子生徒が女子生徒に気遣いを見せたり、また、女子生徒が男子生徒を打ち負かしてしまったりすることもありました。すべての部において、すがすがしい戦いと、他者を思いやる気持ちにあふれた姿が印象的でした。
 上級生が見せてくれたこのような学悠館高校のよき伝統を、下級生はしっかりと引き継いでいってくれることだと思います。一日、おつかれさまでした。
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平成28年度寺子屋みらい①「蘇れ!足尾の緑」

 5月14日(土)に本年度第1回目となる寺子屋みらいを実施しました。今回は「蘇れ!足尾の緑」と題して、足尾歴史館の見学、植樹活動を行いました。
  
       【急斜面での植樹活動】
 1年次から4年次までの生徒28名、公開講座生4名、卒業生1名、保護者2名、教職員8名の合計43名で実施しました。当日、出発時の栃木市の天候は穏やかでしたが、植樹活動の際には大粒の雨が降ってきました。やはり、山の天気は難しいですね。
 43名の申込者、一人の遅刻もなく、9時に学校を出発しました。行きのバスの中では、本校の地歴公民科の先生から、足尾についてのレクチャーがありました。最初に訪れたのは、「足尾歴史館」でした。館長さんの熱心な説明を全員で真剣に聞かせていただきました。写真や資料、模型等を見ると、当時の様子をほんの少し垣間見ることができます。
 
【足尾歴史館館長さんの熱心な説明】
 昼食後は、足尾環境学習センターで足尾の歴史、現在の取組等についてのDVDを視聴し、さらに、資料を拝見させていただきました。そして、いよいよ植樹活動です。苗木の植え方の説明を受けているときに、大粒の雨が降ってきました。山に登り、植樹をしているときが雨のピークでした。足下が悪い中、急斜面を一歩一歩進み、植樹をする場所までたどり着きました。苗木、肥料、水などが用意されており、実際の活動は、自分自身で穴を掘り、苗木を植え、肥料、水を与えることです。
   
 【雨の中、山に入っていきました】  【急斜面の中での作業です】
 
【今日の記念に看板も立ててきました】
 植樹した木が生長するまでには、数十年かかりますが、足尾の山を緑にする一助にはなったはずです。今日、見てきたこと、聞いてきたこと、体験してきたことを、これからの自分の生活の中にスパイスとして取り入れていっていただければ幸いです。
 本年度参加でいなかった人は、ぜひ、学悠館高校に在籍している間に一度は行ってみましょう。「環境とは何か」を感じることができると思います。
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