定時制の出来事

本校のシンボルツリー

 本校のシンボルツリーは中庭の2本のカツラの木です。その2本のカツラの木が、さっぱりとしました。
  
   【2本のうちの1本がさっぱりと】
 カツラの木がシンボルツリーとなった経緯については、本校の創立10周年記念誌に現在の校長先生が旧職員として寄稿した文書の中に記されています。その文章をご紹介いたします。
『当初の植栽計画は、白花と紅花のトチノキでした。県木のトチノキなのですが、落葉の時期には中庭が埋め尽くされそうです。一方、カツラは大木となると主幹の根元から伸びた幹(ひこばえ)が寄り添って天をめざすような樹形となり、葉もハート型で、心豊かに共に伸びていく生徒たちの姿に重なります』とのことです。
   
   【1本はまだ青々と茂っています】 【2本ともすっきりとしました】
 カツラについて、少し調べてみました。
 栃木県にあるカツラとしては、加蘇山の千本かつらが有名です。鹿沼市にある加蘇山神社の奥の宮への参道に並んでいる、樹高約30m、推定樹齢1000年と700年の2本からなる県内最大のカツラの古木だそうです。昔から「縁結びの千本桂」と言われているそうです。
 また、カツラはカツラ科、カツラ属に属する木であり、原産国は日本だそうです。花期は5月で、 雌雄異株でそれぞれ春の芽吹き前に、赤い糸状の花を咲かせます。花弁や苞のない地味な花ですが、開花の時期には樹がうっすらと赤く染まります。そのカツラの花言葉は「不忠」「不変」だそうです。「不忠」はあまりいい意味がありませんが、「不変」は変わらないことの意味があります。学悠館高校は、いつまでも変わることなく、生徒たちの思いを受け止める学校です。そのことを表していると思います。
0

夏休み中の部活動

 現在夏休み中ですが、部活動等で登校している生徒がたくさんいます。8月に実施される全国高等学校定時制通信制体育大会での上位進出を目指して、また、来年度の全国大会を目指して練習に励んでいます。
   
    【サッカー部】   【ソフトテニス部】     【剣道部】
   *他の部については、「続き」に。
   
   【バドミントン部】   【バレーボール部】    【柔道部】
   
  【女子バスケットボール部】  【卓球部】   【男子バスケットボール部】
 全国大会についてお知らせします。
 陸上競技部は8月12日(金)から14日(日)まで東京の駒沢陸上競技場で行われます。ソフトテニス部は8月8日(月)から9日(火)まで東京の有明テニスの森公園で行われます。柔道部は8月7日(日)に東京の講道館で行われます。剣道部は8月1日(月)に東京の日本武道館で行われます。男子バスケットボール部は8月1日(火)から4日(木)まで東京の東京体育館で行われます。サッカー部は8月5日(金)から9日(火)まで静岡県のIAIスタジアム日本平他で行われます。バドミントン部は8月18日(木)から20日(土)まで神奈川県の小田原アリーナで行われます。
 それぞれの部では、全国大会という場で日頃の成果を発揮できるよう練習、調整に励んでいます。ぜひ、悔いのない戦いを、そして、全国に「学悠館高校」の名前をとどろかせてきてほしいと思います。また、惜しくも全国大会には出場できなかった部も、来年こそはという意気込みで練習に励んでいます。流した汗は裏切らないと思います。これからも頑張れ!
 数日後には文化部の活動も紹介いたします。
0

“体験学習”実施

 本校では夏季休業期間を利用して「体験学習」を実施しています。今年度は、希望の生徒を対象として、花卉栽培体験(とちぎ花センター)、間々田組紐体験(間々田ひも)、自然ふれあい体験(大平山)、機織体験(紬機織技術支援センター)、農業実習体験(松本ぶどう園)、福祉体験(いまいずみ児童館)、陶芸体験(うづま焼き)、乗馬体験(小山乗馬クラブ大沼)、歴史体験(栃木県立文書館)を実施しました。実施にあたり御協力いただきました施設、関係者の皆様には改めて感謝申し上げます。(実施の様子は続きにあります)
   
   【花卉栽培体験】    【間々田組紐】【大平山自然ふれあい体験】
  
   【機織体験】       【農業体験】
  
   【児童館での保育体験】   【うづま焼き体験】
  
     【乗馬体験】        【歴史体験】
 体験活動の意義については、様々なところで言われています。間接的な体験や擬似的な体験が増えている中で、人や生き物を含めいろいろな「もの」にふれあい、関わり合うことができる直接体験が重要であると言われています。直接体験は、学びの土台・出発点であるとともに、五感をとおして対象を知ることで思考を活性化させ、学ぶことの喜びや意欲を生み出すことにつながっていくと言われています。また、規範意識、自己肯定感の醸成にも役立つとされています。今年度体験した生徒たちは多くのことを学んだことと思います。ぜひ、学んだことを様々な場面で、形で発揮してください。楽しみにしています。
0

夏休みは先生方の勉強の期間でもあります!

 7月25日(月)は、一日、先生方の勉強会(校内研修)でした。午前中は栃木市内の中学校の先生をお招きし「ユニバーサルデザインの視点からの授業づくり」と題して講話と演習を実施しました。午後は、本校の先生が講師となり「カウンセリングマインドと教師の自尊感情」と題して演習に取り組みました。さらに、トレーナーの先生をお招きし「避難所で役立つストレッチ講座」を実施しました。
  
 【ユニバーサルデザイン】 【カウンセリングマインド】
 
   【ストレッチ講座】
 「ユニバーサルデザインの視点からの授業づくり」では、講師の先生から学級全員のこどもたちが「わかる・できる」授業のつくり方として、ねらい・授業の流れの提示、教材の工夫、学習形態の工夫、発表の機会の工夫などについて教えていただきました。また、同僚性を高めるための大切さを実感するために、先生方がグループとなりKJ法を用いて「わかる」授業について、演習を行いました。ユニバーサルデザインの視点から授業づくりをすることで、障害のある生徒にとって「ないと困る」支援が見えてくるとともに、すべての生徒にとって「あると便利」な指導方法を考えることができるはずです。夏休み明けの授業から早速活用できそうです。
     
【校長先生もグループワークに参加!】【成果の発表まで行いました】
 「カウンセリングマインドと教師の自尊感情」では、本校相談部の先生が講師となり、好きな食べ物を言いながらの自己紹介、「自己を見直してみよう」と題した他者紹介、さらに、ポジティブ・リフレーミングとして自分自身の短所を他の人が長所に言い直して発表してくれるという演習などを行いました。演習をとおして、あたたかい感情が醸成され、先生方の自尊感情が高まった雰囲気を十分に感じ取ることができました。
  
  【本校の先生が講師です!】【和気あいあいと取り組みました】
 最後の「避難所で役立つストレッチ講座~腰痛・エコノミー症候群の予防とけがの防止に~」では、トレーナーの先生から、熊本地震でも話題となった避難所におけるエコノミー症候群と腰痛の予防の方策を教えていただきました。日常生活や部活動の前後でも生かせる体操・ストレッチングを教えていただき、健康・安全に対する意識を高めることができました。
       
【直接先生から指導していただきました】【まるでトレーナーになったようです!】
0

いよいよ夏休み!

 7月21日(木)から8月21日(日)までの32日間が学悠館高校の夏休みです。本日、7月20日(水)が夏休み前最後の授業でした。
  
 【器楽の授業では三味線を】   【数学の授業では不等式を】
 学悠館高校は2学期制の学校です。1年間を前期(4月~9月)、後期(10月~3月)に分けているため、本日は他の多くの学校のように、学期の終わりではないので、終業式を実施することはありません。普通に授業を実施しています。それでも、夏休み前最後の授業ということで、少しの緊張感と開放感があるのかもしれません。今日を乗り切ればいよいよ明日から夏休みです。明日からの夏休みを「目標」を持って生活していってください。どんな小さな目標でもかまいません。この32日間でやりきることのできる目標を立て、実行すると充実した夏休みが過ごせると思います。
  
 【SHRの時間に担任の先生から様々な注意がありました】
  
 【LHRではⅡ部は校内清掃・1年次Ⅰ部はレクリエーションでした】
 “夏休み”について、少し調べてみました。日本では7月21日ぐらいから8月の後半ぐらいまでの1か月あまりを夏休みとしている学校が多いといわれています。以前に比べると、授業時間の確保から、夏休みが短くなったような気がします。
 海外に目を向けてみると、アメリカ合衆国の夏休みは、6月に始まり、新しい学年の始まりである9月までの2~3か月です。北欧の国スウェーデンでは、新しい学年の始まりが8月末であり、それまでの2~3か月が夏休みとなります。お隣の国である韓国は、多くの学校が2学期制で、夏休みは日本とほぼ同じ7月中旬から8月下旬までです。赤道直下の国インドネシアでは、新しい学年の始まりが9月であるため、その前の2~3か月が長期休暇となります。インドネシアでは、季節として夏が特定できないので、夏休みとは言わないかもしれませんね。
 世界中の多くの国で、小学生、中学生、高校生がこの時期“夏休み”を過ごしています。この時期に何をするか、何を考えるかがとても大切だと思います。世界中の高校生に負けないように!
0