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定時制の出来事
『私と学悠館…毎日が充実しています!』 第2回 [その1]
●小山市内中学校 出身
教員室から歓声と拍手が湧き起こる そんな季節がやってきた。大学進学を目指して受験に挑戦した卒年次生たちから、うれしい報告が届き始めた。
「4月からは人間科学部という学部で、教育について学びます。」
報告に来た3年次Ⅰ部のある生徒は、嬉々としてこう語る。聞けば彼女は〝高校の先生〟を目指しているのだそうだ。
きっかけは、昨年度、学悠館で履修した地理歴史科の学校設定科目『日本の地理』という講座で、〝恩師〟と呼べる女性の教員に出会えたことだった。授業に限らず、折に触れては彼女の高校生活を支えた教員のあたたかさが、忘れられないという。
「勉強を教えてもらいました。それをきっかけに、家のこと、友達のこと、生活全般の相談まで……。」
「本当につらかった時、お忙しいのに、その都度その都度、時間をとってじっくりと話を聞き続けてくれた先生。先生からいただいた温かさは、〝私の宝物〟です。いつか私も、生徒の気持ちに寄り添って、生徒を助けられる先生になりたいと思うようになったんです。」
中学時代、ほとんど学校に足が向かなかった彼女。人間関係や規律の遵守など、様々な要因に心を砕くあまり、結果的に自分自身を見失っていくように感じられて、その環境になじめなかったと語る。
~第2回[その2]につづく。~
〝第4回「2017クリーン学悠館運動」〟が実施されました!
期末テストの直前とあって、机の表面を特に注意深くきれいに。生徒の皆さんは、水だけで汚れを落とす「使い捨てメラミンスポンジ」で丁寧に拭いていました。床は、ほうきで掃いた後に「立体吸着ドライシート」を使って入念に掃除していました。
今回の清掃箇所は、301~307、401~407の各教室。清掃時間中は、3・4階にリズミカルなBGMが流れていました。
〝花のある学校生活運動〟 チューリップ、スイセンの鉢植え
今回の活動は、新年度に向けた準備の一環。チューリップの花で校内を飾り、平成30年度の新入生を歓迎したいとの思いから企画されました。
平成28年度から実施されている〝花のある学校生活運動〟。今年度も、校内のあちらこちらに花を飾ってきました。生徒の皆さん、教職員、そして来校された方々は、ほぼ1年間にわたってさまざまな花を楽しむことができました。
【平成29年4月20日】 【平成29年7月3日】 【平成29年11月1日】
〝第2回いじめ防止対策委員会〟 開催
サッカー部〝卒年次生を送る会〟開催
送別試合には、卒年次生・在校生に加えて、サッカー部の活動にゆかりの深い教員も一緒にプレー。ギャラリーも、20名ほど集まって声援を送りました。
昨夏、静岡県の清水ナショナルトレーニングセンターほかで開催された「全国高等学校定時制通信制サッカー大会」では、熊本県、岐阜県のチームを破ってベスト8に進出。また、秋に埼玉県で催された関東大会にも出場。卒年次生の活躍で、歴代のサッカー部の中でも特に大きな実績を上げてきました。
記念品は、ユニホームとミニサッカーボール。このボールには、後輩の皆さんひとりひとりのメッセージが「寄せ書き」として記されていました。お世話になった先輩方への感謝を込めて、準備を進めていたようです。後輩から先輩に手渡されるたびに、部員一同とギャラリーから大きな拍手が送られていました。
「仲間と楽しく過ごせました。キャプテンを務めたことは、自分自身の成長にもつながりました。」
「来年は、定通の関東大会が栃木で開催。関東・全国に“W出場”できるように、後輩のみんなにも全力でがんばってほしいです。」
●Tコーチ
「しっかりと活動に取り組んで、大きく成長してくれました。社会に出てからも、コンセプトである“思いやり”をもって生きていってほしいと思います。」