定時制の出来事

平成28年度の最後を飾る修業式・表彰式を実施しました

 3月14日(火)に、生徒にとって平成28年度最後の行事となる、Ⅰ部、Ⅱ部、Ⅲ部合同の修業式、表彰式を実施しました。
  
   【全校生徒の見つめるなか、校長先生から表彰されました】
 表彰式では、最初に学校外に関する表彰が行われました。表彰者は以下のとおりです。
・栃木県高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会優秀賞
・社会部会研究発表大会最優秀賞(歴史研究部)
・栃高文連JRC功労賞、ボランティアスピリット賞ブロック賞(JRC部)
・書初中央展特賞・金賞、栃木県高等学校書道展佳作
・栃木県高体連優秀選手
・関東地区高等学校定時制通信制レシテーションコンテスト第3位
・平成28年度県高校定時制通信制秋季大会
・大平山廻遊駅伝競走大会第3位
 次に、学校内のものとして、平成28年度1か年皆勤賞、君にエール賞が表彰されました。
 最後に、各種試験等の表彰が行われました。表彰された資格試験は次のとおりです。日本漢字能力検定、ニュース時事能力検定、歴史能力検定、実用数学技能検定、硬筆書写技能検定、毛筆書写技能検定、全商ビジネス文書実務検定試験、珠算・電卓実務検定試験、全商簿記実務検定試験、全商情報処理検定試験、全商商業経済検定試験となります。
 表彰式後に、修業式が行われました。式の中で、校長先生から「レジリエンス」に関するお話がありました。レジリエンスとは、“困難を乗り越える力”とか“挫折から回復する力”のことを言うそうです。そして、この力に関してのけん玉の実験について紹介してくれました。そこから見える大切なことは、楽観的に、そして、前向きに考えていくことや、感情をコントロールすることです。柳や竹のように、受け止めてしなやかに元に戻るという、心の在り方が重要であるとのことです。ぜひ、毎日の生活の中で、このことを意識し、しなやかに物事を捉え、対応できるようになりたいですね。詳細については、校長先生の式辞H290314 修業式式辞(定時).pdfを参照してください。
   
【校長先生の話をしなやかに聴いている生徒たち】
 修業式をもって、平成28年度も終了です。長い春休みになりますが、平成29年度に備えて、じっくりと充電し、充実した1年が過ごせるように準備してください。新入生もそろった平成29年度前期始業式は4月10日(月)を予定しています。そのときにまた元気な姿を見せてください。
0

祝・卒業!

 3月2日(木)に平成28年度の卒業式を実施しました。
 
 【厳かな雰囲気の中、校長先生から】
 朝方に雨がぱらついたようですが、式の前には止み、そして、式中には卒業生の門出を祝うかのように晴れ間も見える天気の中、平成28年度の卒業式を実施しました。
 定時制では、4年次生49名、3年次生57名、合計106名の生徒が、通信制では55名の生徒が学悠館高校を巣立っていきました。
 国歌斉唱後、校長先生から卒業証書の授与が行われました。担任の先生から一人一人呼名され、大きな返事が体育館中に響き渡りました。そして、卒業生代表として4年次生のI君に卒業証書が手渡されました。
    
【校長先生からI君に卒業証書が手渡されました】
 その後、校長先生の式辞、同窓会長様、定時制PTA会長様、通信制悠友会会長様からの祝辞がありました。校長先生の式辞は別途アップしてありますでの、ご参照ください。続いて、卒業の辞として、定時制、通信制の卒業生の代表からそれぞれ卒業にあたっての言葉がありました。定時制では、3年次のK君が代表として、感極まる部分もありましたが、堂々と、立派に話をしてくれました。K君の思い溢れる言葉に、会場から大きな拍手が自然にわき起こりました。
   
 【卒業の辞:大きな感動をすべての人に与えてくれました】
 最後に、学悠館高校の生徒として最後の校歌を在校生とともに斉唱し、式は滞りなく終了しました。卒業生のみなさん、そして保護者のみなさん、ご卒業、本当におめでとうございました。
 さて、卒業式について、少し調べてみました。日本国外でも学位授与のための卒業式は存在するそうですが、西欧諸国など学校の課程修了が公的試験(バカロレア(フランス)、アビトゥーア(ドイツ、フィンランド))の取得によって認定される国では、卒業という概念はなく、そのため卒業式も存在しないのだそうです。日本では、1872年(明治5年)の学制の施行に伴い、各等級(学年)ごとに試験修了者に対して卒業証書を受容したことに起源を持っているそうです。その後、明治10年代頃(1870年代半ばから1880年代にかけて)に現在のような独立した儀式として定着していったそうです。
0

進路ガイダンスを実施しました!

 2月28日(火)に「進路ガイダンス」を実施しました。卒業予定生を除く全校生を対象に、進路に対する意識付け、進路意識の高揚・モチベーションのUPを図ることを目的に実施しました。また、保護者の方に参加を呼びかけたところ、多くの方に参加していただきました。
 
    【全体会の様子】
 最初は全体会として、全生徒、保護者を対象にフューチャーライブ(演劇型講演会)「高校生と社会人、こんなに違う『ルールと意識』」を実施しました。服装、言葉づかい、時間の意識などについて、役者の方が社会人と高校生に扮して、演じてくれました。高校生がなんとなくとして捉えているルールを明確にして、ルールに対する意識を高めることを目的に実施しました。
 
 【迫真の演技に思わず納得でした】
 全体会終了後には、四年制大学、短期大学・専門学校、就職、保護者という4つの分科会に分かれました。四年制大学、短期大学・専門学校の分科会では、それぞれ専門分野の大学、短期大学、専門学校の先生方を招いて、学びの内容、取得可能な資格、卒業後の就職状況等について詳しく教えていただきました。就職の分科会では、仮想体験ワークとして、人生ゲームの要領で正社員とフリーターの年収差や、人生においてお金を使うシーンがいかに多いかを学びました。その後、それぞれの分科会では、卒業生、卒業予定生を招いてパネルディスカッションを実施しました。四年制大学、短期大学の分科会ではそれぞれ2名の卒業生に、専門学校の分科会では1名の卒業生に、そして、就職の分科会では2名の卒業予定生に話をしてもらいました。
  
  【四年制大学分科会】     【短期大学分科会】
  
   【専門学校分科会】      【就職分科会】   
 それぞれの分科会では、先輩方が、高校生のときの取組、そして、現在の進路先での活躍を熱く語ってくれました。そして、それを聞いている在校生も真剣に聞いてくれていました。
 ぜひ、今日学んだことを、自分自身の進路実現に役立ててほしいと思います。先輩のみなさん、そして、各学校の先生方、本日はありがとうございました。
0

”子どもの避難所体験“を実施しました!

 2月25日(土)に本校JRC部が防災講座として「子どもの避難所体験」を実施しました。当日は、小学生以下の子どもたち15名程度を含み、保護者、本校の生徒など、総勢50名程度が参加して行われました。この避難所体験は、災害時に開設する避難所でお互いに協力し合いながら生活する方法を考えることを目的に、子どもたちを対象として実施しました。
      
【生徒とともにプライベートスペースの作成に取り組みました】
 開会式後に、体育館の1階を避難所と想定し、それぞれのプライベートスペースを確保するところから始まりました。間仕切り用の段ボールや卓球用の防球フェンスを用いて、スペースを確保し、マットを敷いたり、毛布を用意したりして自分自身の寝る場所を作り上げます。生徒たちの手助けもありましたが、子どもたちが自ら動いて作り上げることができました。その後、子どもたちの人数よりも少ないバナナや、人数よりも多いチョコレートが配給されました。少なくても、多くても、みんなで分け合うことの大切さに気づくことが重要となります。さらに、ケガをした人、帰宅困難者等が、突然避難所を訪れ、その人たちにどう接したらいいのかも考えてもらいました。子どもたちは率先して、自分たちのスペースまで誘導し、休んでもらっていました。また、泣き止まない赤ちゃんへの対応、大音量の音楽をかけて騒ぐ人への対応などにも取り組んでもらいました。子どもたちは、一つ一つの課題に、適切に対応することができました。
  
【帰宅困難者を自分のスペースに招き入れてくれた子どもたち】
 避難所の不自由な体験後には、炊き出しの訓練として、包装食袋を使って炊いたご飯を食べてもらいました。この包装食袋は、ハイゼックスという高密度ポリエチレンの一種で作られている、日本赤十字社で備蓄している非常用炊飯袋です。この袋は、災害時に最小限の材料で炊き出しができ、保存期間が長いこと、持ち運びに便利でどこでも食べられること、食器や箸が不要であること等の特徴があります。白米を炊きあげることもできますが、好みに応じて、様々なものを入れることで、炊き込みご飯風なものを作ることもできます。今回は、白米と炊き込みご飯、さらに、レトルトパックも用意して、食べてもらいました。
  
  【包装食袋を使って炊いたご飯はいかがでしたか?】
 避難所体験終了後には、本校の探究部、自然科学部の生徒たちが用意した、学びのスタンプラリーに取り組んでもらいました。探究部が用意した様々なパズルや、自然科学部が用意したピタゴラ装置等に楽しそうにチャレンジしてくれました。
  
   【学びのスタンプラリーにも楽しくチャレンジ!】
 避難所体験も、学びのスタンプラリーも、本校の生徒にとっても、貴重な体験になったはずです。子どもたちの目線に合わせて語りかける姿はとても印象的であり、生徒自身も得るものが多かったはずです。この体験をぜひこれからの学校生活に生かしていってもらいたいと思います。
 最後に、参加してくれた子どもたち、保護者の方の感想のいくつかを紹介します。
[子どもたちの感想]
★自分たちで作ったスペースに困っている人を入れてあげたりして、もしこんなことがあったら、協力して過ごしたいと思いました。いろいろなことを協力して過ごせたらいいなと思いました。
★おうちを作ったり、困っている人を助けたり、みんなでいろいろな食料を分けたりすることは大変でした。
[保護者の感想]
★初めての体験だったので、戸惑っている様子でした。周りの人たちの様子を見ながらやっていました。実際の場面ではどうなのかと感じました。
★無力でした。知恵もないし、何もわからないので、もう少し勉強するいいきっかけになりました。

 子どもたち、そして保護者のみなさん、参加していただきありがとうございました。何かが起こったときに、今日の体験を思い出し、自信を持って対応していただけるとよいと思います。
 今日の取組は、2月27日付の下野新聞に掲載されていました。また、3月3日には栃木ケーブルテレビで放送される予定です。客観的な目からの姿も確認してみてください。
0

第3回クリーン学悠館運動を実施しました

 2月20日(月)の8時限目に、本年度最後のクリーン学悠館運動を実施しました。後期期末テストも終了し、新入生を迎えるための準備と1年間お世話になった教室への感謝の気持ちを込めて、希望しれくれた生徒と教職員で清掃活動に取り組みました。
   
【生徒と先生が一緒になって取り組みました】
 今回は約50名の生徒が参加してくれました。後期期末テストが終了した直後ということもあり、なかなか生徒に周知できず、前回に比べると参加者が少なかったように思います。来年度も実施しますので、ぜひ、多くの生徒に参加してもらいたいと思います。
     
【音楽に合わせてリズミカルに】 【先生方もがんばりました】
 今回は、担当の先生のはからいで、掃除中に音楽が流れました。今回流れたのは、「くるみ割り人形」です。小学校や中学校のときの掃除の時間にも音楽は流れていましたか?実は、掃除をするときに音楽をBGMとして使うことは、掃除をすることに対するモチベーションのUPにつながることがある調査結果からわかってきたそうです。その調査は、ライオンとユニバーサルミュージックが、全国の20~60代の男女各100名、合計1000名にアンケートを実施したものです。この調査では「日頃音楽を聴いているか?」という問いに対して7割の人が聴いていると回答したそうです。その中で、どんなときに聴いているかを尋ねたところ、「自宅でくつろいでいるとき(51.9%)」に次いで多かったのが、「家事をしながら(42.9%)」となっていて、「車での移動中時(41.9%)」や「通勤・通学途中(35.1%)」よりも多いという結果がえられたそうです。さらに、音楽を聴きながら家事をするメリットを尋ねると「家事が楽しくなる」「時間が気にならなくなる」という人が6割もいて、そのうちの4割が家事が早く終わる気がすると感じているとのことです。これは、まさに音楽が家事のモチベーションをUPさせたと考えられます。さらに言えば、掃除へのモチベーションを上げるためには音楽が有効であるということになると考えられます。
 いかがですか?自分の部屋を掃除するときは、ぜひ、お気に入りの曲をBGMにしてやってみてはどうでしょうか。きっと効率的にできるのでは?また、今回のクリーン学悠館運動はいかがだったでしょうか?次年度のクリーン学悠館運動のときに流してほしい音楽があれば、ぜひ、担当の先生に相談してみましょう!
0