各科の活動紹介

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電子機械科での課題研究の取り組み

 電子機械科の専門科目「課題研究」では,4月~7月の約3ヶ月を使い生徒が興味ある分野について自ら研究計画を立て調査や実機の製作に取り組みます.
 写真の班では,「自分たちで空を飛ぶラジコンを作る」と題して課題研究に励んできました.遊びのように思われる方もいるかもしれませんが,この研究の中には,これまで電子機械科で学んできた多くの知識や技術が盛り込まれています.改めてものづくりの難しさを実感しています.
 課題研究の実施時間も残りわずかとなり,7月17日に行われる課題研究発表会に向けて、最後の仕上げに入っています.

第32回計算技術競技大会参加

 6月28日(土)、小山北桜高校にて、第32回計算技術競技大会がおこなわれました。
 この大会は、栃木県内の工業関係高等学校の1年生を対象とし、工業用関数電卓を用いて、工業技術に必要な計算の知識と技術、及び速さを競うものです。
 この大会に電子機械科1年生の生徒4名が参加しました。結果は、団体戦については、10チーム中第6位、個人での最高位は39名中第14位でした。十分な練習もできないまま競技に臨みましたが、生徒たちはよく健闘しました。


高大連携と職場実習

 6月24日(火)、足利工業大学との高大連携教育プログラムも最終日となりました。産業デザイン科では室教授、齋藤准教授の両先生に御指導をいただきました。大変お世話になりました。本日は室内の温度変化や風の流れ等の実験データをまとめました。研究の成果を7月15日に校内発表する予定です。



H26年度電子機械科3年の取得資格について

 H26年度電子機械科3年生がこれまで取得した資格(人数)を紹介します。
※H24年(1年生)~H26年6月20日現在まで

          表1:全員受験資格_取得人数(国家試験のみ)
資格名
 取得人数
 第二種電気工事士 30人
 危険物取扱者乙種4類 30人

          表2:希望者受験資格_取得人数(国家試験のみ)
資格名
 取得人数
 3級技能士(シーケンス制御) 21人
 危険物取扱者乙種1類 16人
 危険物取扱者乙種2類 3人
 危険物取扱者乙種3類 2人
 危険物取扱者乙種5類 3人
 危険物取扱者乙種6類 15人
 第2級海上特殊無線技士 17人
 第2級陸上特殊無線技士 11人
 なお、全国工業高等学校長協会の資格を取得している生徒も多数おり、
ジュニアマイスターシルバー該当者(30点以上)13人、ゴールド該当者(45点以上)は11人となりました。
 まだ、資格試験は続きますので、頑張って指導に取り組みたいと思います。

キャリア形成支援事業を行いました

 FUJITSUユニバーシティから講師をお招きして、3級技能士(電子機器組み立て)の実技指導をしていただきました。この資格は、細かい電子部品の取り付けやハンダ付けの技術が必要です。現場を経験されている技術者の技に生徒達は真剣に見入っていました。
 細やかなご指導をいただきありがとうございました。

   

足利工業大學との高大連携(機械科)

足利工業大学との「高大連携教育プログラム」として、本校機械科3年生が、二つの研究室にお世話になっています。今回、紹介するのは、生命システム系の研究室(小林先生)で、睡眠についての研究です。人の睡眠には、寝ている時、どのくらい睡眠に入っているか、「睡眠確率」というデータを実験によって集め、データ解析してグラフをつくっています。時刻によって変化する様子がデータからわかるというものです。高校生ではなかなか体験できない実験と研究に取り組んでいます。(足工生を指導している小林先生)

職場実習(アキレス、小林電設)

 
 
本校では、課題研究を
3学年の1学期にまとめて履修しています。電気科ではアキレス(株)と小林電設(株)にそれぞれ2名の生徒が産業現場で実習を行っています。アキレスでの実習では制御盤の製作を通してシーケンス制御のついて学習しています。また小林電設の実習では、一般の家庭や工場などの電気配線の補助を体験しています。現場の生きた知識や技能を体験できることは大変ありがたく、生徒の進路の一助にもなっています。 
 写真はシーケンス制御の制御盤の作成しているところとニューミヤコの屋上に提灯を配線した写真です。

産業デザイン科3年生が市立美術館の企画展を見学!

 足利市立美術館で開催されている「日本のこころー相田みつを・入江泰吉、書と写真の世界」展を見学しました。染織デザインの授業の一環として午前11時から約2時間にわたり見学させていただきました。

 今回の企画展は東京フォーラムにある「相田みつを美術館」とほぼ同じ規模であり、写真と書を各々一対にコラボレーションしたものでビジュアル性が高く、印象に残る展覧会になりました。


 相田さんの書画は創作レタリングとも言えるもので「意味を体現する書体」として、生徒も独特の書体で描かれた象形文字である漢字やひらがななど日本語の豊かさを知ることができたと思います。


 生徒たちにとっても就職や進学など自分の将来や人生を考え始め、また揺れ動くこころのよりどころを求めるこの時期に鑑賞できたことは意義のあることだと思います。このような機会を設けていただいた、大森美術館館長様はじめ多くの方々に大変にお世話になりました。ありがとうございました。


 続きにて、生徒の見学感想文を紹介します。





作品の前で学芸員の方から説明を頂きました


 「日本のこころー相田みつを・入江泰吉、書と写真の世界」展を見学して


 A3 野城

 今までも相田みつを氏のことは知っていたけど、今回ほど深く長く相田氏のことを考えることはなかったと思う。相田氏が描く詩のその言葉をさらに強く訴えかけるような力強い筆使いがとても魅力に感じた。もちろん言葉も胸に突き刺さるような作品がたくさんあった。

 いろいろな作品を見て気が付いたことはマイナスな言葉が見当たらなかったことだ。困難な状況や人生につまずいたときでも悲観せずに強く歩いて行こうという意志を感じるような作品がほとんどであった。これはきっと相田氏の人柄や人格を表しているのだと思う。

 私が感じるに相田氏は他人に厳しくそしてそれ以上に自分にも厳しいような性格であったのではないかと思う。そうでなければ作品のような言葉は出てこないし、見る人の心にも響かない。相田氏の作品は今もなお多くのひとに愛されその心を掴んでいる。それは相田氏の人格による説得力からくるものではないだろうか。ただ同じような詩を描いているのならばたくさんの本に有り余るほど書いてあります。

 また、それを筆で表現することに相田氏の独創性が秘められているのだと感じた。

命 出会い 人生・・・様々なテーマで詩を描いている相田氏だがやはり一番心に響く言葉は「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」この作品がなぜひらがななのか。調べてみたらわかりやすく誰でも自由に受け止められるからだそうだ。ひらがでもバランスが悪く見えず気にならないというのは相田氏の作品がしっかりと人々の心に受け止められているからではないだろうか。


高大連携プログラムと職場実習

 6月10日(火)の産業デザイン科の課題研究について一部紹介します。
 写真の上段は足利工業大学との高大連携教育プログラムです。今回は模型をつくり、室内の風のながれを確かめるシミュレーションを行いました。これからの季節、蒸し暑い日が増えますが、室内にわずかでも風があると体感温度が下がり快適になるそうです。
 写真の下段は株式会社足利モールの制作室にて看板を制作している様子です。パソコンのディスプレイに表示されているイラストは「産業デザイン科作品展(10月11日~13日)」の大型看板に使用するものです。手書きのイラストレーションをスキャナで取り込み、画像処理ソフトで着色するなどし作業を進めました。




ものづくりコンテスト(機械系部門)

 6月7日(土)、宇都宮工業高校で「高校生ものづくりコンテスト(機械系部門)栃木県大会が行われました。本校の機械科から3年生と2年生の2名が参加しました。日頃の練習の成果を発揮すべく、一生懸命競技に取り組んでいる生徒の様子をみてください。
 機械科の生徒は、ものづくりの技能を日頃から磨いてきます。この大会では、本校生徒の代表として出場しました。残念ながら、入賞はできませんでしたが、二人の今後のさらなる成長と活躍を期待したいものです。


3年生代表2年生代表

キャリア形成支援事業

 6月9日(月)、産業デザイン科2年生を対象に、1時間目から4時間目にかけてキャリア形成支援事業を実施しました。
 講師のグラフィックデザイナー今泉千尋先生は、群馬県太田市のデザイン事務所「デザインスイッチ」の代表を務めています。今回は「キャラクターデザインの制作方法」と題して、デザイン技術に関する講義と演習を実施しました。生徒作品の一つひとつに今泉先生から丁寧なアドバイスをいただきました。今泉先生、お忙しい中、ありがとうございました。


工場見学を実施しました

 1年生から3年まで全学科で工場見学を実施しました。

 産業デザイン科では1年生が足利市立美術館と㈱マナック(足利市)、2年生が文星芸術大学(宇都宮市)と㈱ダイサン(さくら市)、3年生が富士重工業㈱(太田市)と桐生大学(みどり市)を見学させていただきました。


 工場見学の一番の目的は生産工程と作業現場の見学にあります。なかなか生産現場を見学する機会はありませんので、どの生徒も真剣にメモを取りながら会社の人の説明に聞き入っていました。企業の皆様にはお忙しい中、見学させていただきありがとうございました。





富士重工業(株)での会社説明の様子(3年)

高大連携

本校では足利工業大学と高大連携しております。3年生の1学期毎週10日間、実際に大学にいって学習しています。今年は8名の生徒が足利工業大学の各研究室でそれぞれの課題に取り組んでいます。電気科の生徒は、機械・電気工学系の萩原研究室にて「直流電圧の昇圧を研究」に取り組んでいます。

レタリング技能検定を受験しました

 6月1日に本校を会場にレタリング技能検定試験が行われました。1年生38名は3級を、2年生39名は2級を受験しました。1年生にとっては入学後、初めての検定試験になります。
 日頃の練習の成果を生かし、集中して課題に取り組んでいました。結果がどうなるか楽しみです。蒸し暑い中での試験、みなさんお疲れ様でした。


  
 

職場実習

 本校では工業の専門科目「課題研究」で希望者を対象に職場実習を実施しています。 希望する生徒は4月から6月にかけて(6時間×10日ほど)企業の技術者から直接指導を受けることができます。
 産業デザイン科では、ビジュアルデザインの研究として「大型看板の制作」をテーマに、株式会社足利モール(コムファースト)制作室の皆様にお世話になっています。写真は「足利市行政サービスセンター」の店内看板を制作しているところです。視認性や配色、文字のレイアウトなど様々な技術を学んでいます。完成した看板は店内に掲示される予定です。


デッサンの学習

 産業デザイン科1年生が工業基礎で学んでいる「デッサン」について紹介します。
 この実習ではモチーフ(対象物)をよく観察し、その結果を的確に描き表す技術を学びます。鉛筆の使い方や透視技法、光と陰影のとらえ方等、初めてデッサンを学ぶ生徒でも理解しやすいようにポイントを示しながら、段階的に指導しています。

産業デザイン科全学年で群馬県立館林美術館を見学

 中間試験の最終日、試験終了後に館林美術館で開催されている企画展「陽光の大地」を見学しました。
 当日は企画展テーマとは裏腹に、梅雨入りを思わせる雨の中、美術館に向かいました。定期試験の最終日ということで勉強疲れも心配されましたが、全員が熱心に作品を鑑賞していました。
また、見学に先立ち講義室で学芸員の方から事前に作品解説をしていただきました。

 美術館の皆様にはお忙しいなか協力していただきありがとうございました。御礼申し上げます。


続きから生徒の見学感想文をご覧ください。


   
まず、学芸員の先生による説明を頂きました



熱心にメモを取りながら見学しました


館林美術館を見学して     2年 藤井

 昨年見学したときとは違った感じの作品が多くありました。色々な画材が使われていて、その画材によって色の明るさや濃さ見え方が変わってくることが分かりました。色々な作品を見て面白い作品がたくさんありました。

 パンフレットに載っていたものを実際に見ると思っていた以上に大きかったり、良く見ると細かいところまで描かれていたりして実物を見られる美術館ならではだと思いました。

 自分の身長よりも大きな作品もあり、その全体を使って描くのはすごく時間もかかるし大変なんだろうなと思いました。時間をかけて描かれていることが伝わってきました。

 普段なかなか美術館に行くことがないのでこうして実際にたくさんの作品を見ることができ、色々な描き方などを知ることが出来ました。今回学んだことをこれから生かしていけたらと思います。来年どんな作品が見られるのか楽しみです。


足利市学生チャレンジショップテレビ放映について

 4月に行われた足利市学生チャレンジショップが、わたらせケーブルテレビにて下記の日程で放映されます。
 商品案内や接客など、慣れない仕事に苦戦しながらも一生懸命頑張っている生徒達を取材して頂きました。学校や家庭など、普段の生活とは違った側面を発見できるかもしれません。チャレンジショップに行けなかった…という方も、当日来てくださった方も、ぜひご覧下さい。

放映日  :   5月14日(水) ~ 20日(火)

放映時間 :  6:30  ~  7:00
         13:00 ~ 13:30
         17:30 ~ 18:00
         23:00 ~ 23:30

放映先   : わたらせケーブルテレビ(11チャンネル)

放映番組 : 足利商工会議所ニュース

課題研究での取り組み

 本校の特色のひとつとして専門科目「課題研究」における足利工業大学との連携(高大連携プログラム)があります。
 高大連携プログラムを希望する生徒は、4月から6月にかけて(6時間×10日ほど)大学の研究室に通い、担当教授から直接指導を受けることができます。
 産業デザイン科では、建築デザインに興味を持っている女子生徒1名が希望し、室教授をはじめとする建築・社会基盤学系の先生方にお世話になっています。
写真は建物の断熱材と気密性能が室温に及ぼす影響について実験している様子です。

学生チャレンジショップ開店!好天に恵まれ大盛況!

 3月から準備を始めたチャレンジショップが26、2729日ゴールデンウィークに合わせて開店しました。最初のイベントは26日午前9時からサウス店前でのオープニングセレモニー。

 総合司会は副会長の萩原さん(A3)が務め、会長の澤田さん(A3)が本校を代表して挨拶を行ないました。


以下に澤田さんの「オープニング挨拶」を掲載いたします。


 『皆さんおはようございます。
足利工業高等学校産業デザイン科学生チャレンジショップ実行委員会を代表してご挨拶をさせていただきます。私たちはこのチャレンジショップのために放課後や休日を利用して商品製作を行ってきました。4月には1年生が加入して今年は48名の生徒が参加しています。産業デザイン科の生徒の半数近くの生徒が参加し、力を合わせて作業に取り組みました。新しいデザインを考えたり、毎日が試行錯誤の連続で、先輩後輩関係なく手を取り合って進んでまいりました。

 私たちの販売する商品は一つ一つ心をこめて、また市販品に負けない品質を目指して制作しました。すべてがデザイン科の生徒がデザインしたオリジナル商品になっています。私たちの商品はここでしか買えないものばかりです。多くの人にご来店いただけたら嬉しく思います。

 最後にこのような活動が街中の活性化につながり、「足利」という魅力あふれる街をもっと活気に溢れる街にすることに少しでもお役にたてればと思っています。

「たかうじくんとおりひめちゃん」は3日間という短い期間ですが精一杯がんばりますので応援をよろしくお願いいたします。』

 天気も良く絶好の行楽日和の中、10時から開店しました。3日間を通して天候にも恵まれ多くの方々の来店を頂き、活気あふれるチャレンジショップになりました。観光案内や販売でのハイカラさんスタイルもすっかり定着、観光客の皆様からも「足利学校にふさわしく、お似合いですよ。」と大変喜ばれました。新入生も袴スタイルでちょっぴりお姉さんらしく見えました。やはり高校生は違いますね。またお蔭さまで新作のデザイン商品の評判も上々で、売り切れ商品も多く、大変な売上高になりました。足利市役所、商工会議所、地元商店街の皆様、ご指導、ご協力ありがとうございました。なお今年も売り上げ利益は東日本大震災の義捐金として寄贈いたします。

          
開店セレモニーで挨拶する澤田会長   お店は3日間とも大盛況でした



 さらに今年は「震災の風化」が心配される中、生徒の震災義援金の呼びかけに、多くのお客様に応えて頂き4万円もの寄付を頂きました。特に小学生が少ないお小遣いの中から寄付をしていただいたことが大変心に残っています。生徒にとっても学校の授業では得られない有意義な体験活動になったと思います。寄付金は下野新聞社を通して被災地の皆様にお届けいたします。

 今年も多くの卒業生や保護者の方々にご来店いただきました。改めて御礼申し上げます。ご来店いただいた保護者の方から感想文をお寄せいただきましたので、続きにてご紹介いたします。


○素敵なチャレンジショップ

 春の陽気に誘われて、毎年楽しみにチャレンジショップをのぞかせて頂いています。最近は種類も多く、素敵なデザインのものが増えて、ついついお財布の紐もゆるみがち・・・。中でもお気に入りは鮮やかに染められたシルクのスカーフで何色も揃えて服に合わせて楽しんでいます。足利にちなんだイラストの商品も素敵。

 今年は娘もデザイン科に入学し、ささやかながらチャレンジショップに関わらせていただきました。初々しい売り子さんたちが微笑ましく応援したくなってしまいます。これからも新製品や新デザインを披露して市民や観光客を喜ばせてくださいね。

 
勅使河原
A1勅使河原さんの保護者様)

※上のイラストは勅使河原さんが使っているロゴマーク。とてもお上手ですね。