定時制の出来事

特集 給食の時間 ⑯時間目 次回予告〝黒い給食〟の真実

 Ⅲ部の生徒の皆さんに提供されている給食。1月の『献立予定表』黒い給食との謎のメッセージが掲載され、校内で話題になっています。ふだんは彩り鮮やかなメニューが勢ぞろいしている給食。それが、まさかの黒一色……。

 明日、1月19()黒い給食の日。HPの取材チームが、その真実を解き明かします。給食の提供時間にあわせて、HP上でお知らせします。

          


 学校栄養士のKさんに尋ねても、「当日のお楽しみです
(^_^)v」と固く口を閉ざしたままです。

おかげでフェイクニュースまで流れ  。「イカスミパスタ」か「黒トリュフのパスタ」、「黒豆」。デザートは「ブラックサンダー」か「黒ごまプリン」、「黒ごま豆腐のきなこ黒蜜」……。挙げ句の果てには、「黒い牛乳?」と言い出す始末。情報は、錯綜(さくそう)するばかりです。


 Ⅲ部の生徒の皆さん、あなたの五感で黒い給食の真実を確かめてみましょう。

どうぞお楽しみに
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『私と学悠館…毎日が充実しています!』 第1回[その2]

 「自分で自分の道を見つけたい!」

彼女は学悠館受験を決意した。試験当日。周りは中学校の制服を着た現役生ばかり。学生としてブランクのある自分は、相手にされないと思っていた。面接試験の直前、これまでに経験のない緊張感に包まれた。

「受験は私にとって初めてのチャレンジ。初めて自分で決めて、自分で行動しました。」

    

【入学式】

 

 今、彼女は〝進学〟を目指し、コンビニでの仕事を続けて学費を蓄えながら、勉強に打ち込んでいる。きっかけは、学悠館で毎年行われる『進路ガイダンス』での学びだという。

進学することで、未来が広がると感じました。自分の可能性を発見して、自分で決めて、自分の道を切り開くことは、創造的で、とても楽しい。」

    

【進路ガイダンス】

 

 部活動の仲間と夢を語り、悩みに向き合いながら、未来への歩みを踏み出し始めた彼女。今は〝自分の道を自分で選べる嬉しさ〟をかみしめている。
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JRC部:救急法講習会用〝パタパタ・ブック〟試作中

 1月28()午後、「とちぎ青少年センター」で〝平成29年度栃木県JRC高等学校連絡協議会「冬季大会」〟が開催されます。学悠館高校からは、部長のNさん(27Cクラス)ほか4名と引率教員が参加します。

この大会の交流会の中で、学悠館高校JRC部の皆さんが、加盟校のメンバーと顧問の先生方(およそ120)を前に救急法のデモンストレーションを行うことになりました。

 

※「JRC」=Junior Red Cross (青少年赤十字)


 1月17()の部活動の時間。JRC部の皆さんは、
救急法のデモンストレーションで用いる折りたたみ式の教材〝パタパタ・ブック〟(仮称)を試作していました。


 この教材には、保護ガーゼ、三角巾(さんかくきん)、ストッキングなどを使った応急処置や救急法のポイントのメモ。携行できるサイズにコンパクトにまとめてあります。折りたたむと、一辺が14.8㎝の正方形。完成した教材は、大会当日に参加される皆さまに、配付されて活用されるそうです。

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「薬物乱用防止講話」が実施されました!

 1月17()、4・9時間目に定時制課程のすべての生徒の皆さんを対象とした「薬物乱用防止講話」が実施されました。

今回の講話の目的は、「薬学の専門家の話から、薬物乱用の恐ろしさについて正しい知識を身につけ、薬物乱用防止の意識の徹底を図る」こと。講師としてお招きしたのは、薬学博士で日本薬科大学にお勤めの山本博之先生。好評だった昨年度に続いて、今回も御指導をお願いしたところ、快くお引き受けくださいました。

 ご多忙のところ、山本先生には、4・9時間目の2回にわたって御講話いただきました。本当にありがとうございました。
    


 山本先生には、身近な話題を例としてたくさん取り上げて御指導いただきました。ソフトな語り口でお話いただき、生徒の皆さんも真剣な表情で耳を傾けていました。
 

〔講話の流れ〕
薬物乱用って  乱用・依存・耐性
薬物乱用と歴史  麻薬と戦争の歴史
薬物依存
タバコとアルコール

 

<4時間目> Ⅰ・Ⅱ部、体育館アリーナ

        

 

    

 

<9時間目> Ⅲ部、会議室

     

 

    

 

~参加した生徒の皆さんの感想~

28Aクラス(女子生徒)

「何が何でも、ゼッタイにだめ。自分の体に良くないのはもちろん、他人にも大きな迷惑をかけることになる。」                    


27Cクラス(女子生徒)

「知らないことをたくさん学べた。薬物の使用前と使用後の表情の変化には、とても驚いた。」

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『私と学悠館…毎日が充実しています!』 第1回[その1]

定時制課程Ⅱ部 2年次・女子生徒

栃木市内中学校 出身

 

 午後 405。ボールをはじく小気味よい音がアリーナに響く。バスケットボール部の活動のはじまりだ。いつもの練習メニューを手際よく進めていく部員達。その中に、ひときわ真剣なまなざしでゴールを見つめる生徒がいる。

 彼女は今、定時制課程Ⅱ部(午後の部)の2年次。入部してからもうすぐ1年半が経つ。
「中学を卒業した頃は、今のような自分になっているなんて、自分でも想像していなかった。」
照れ笑いを浮かべつつ、彼女は去年の担任にそう語る。

    

【バスケットボール部練習風景】


 学校に足が向かなくなったのは中学3年の時。卒業後、進学はせず、コンビニでのアルバイト生活を始めた。でも、その日々は、ただ作業をこなすだけの単調な時間の繰り返し。
自分が主体となって何かに向き合うことのない毎日が、しばらく続いた。

「流されるままの毎日。このままでは、自分がなくなってしまうと思った。自分で自分の道を選ぼうとさえしない自分が、悲しかった。」

     

【栃木県高等学校定時制通信制総合体育大会(バスケットボール)

 

 ~第1回[その2]につづく~
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