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【中】男子ソフトテニス部 県大会(個人・団体戦)講評 

 新人戦に続き2大会連続での県大会出場(団体・個人)を決め、地区予選から3週間という時間がない中、強化練習会や強豪校の練習試合を通しながら本番の日を迎えました。 

 【個人戦】7月11日(金)

 前回の新人戦、宇河地区では第5位という素晴らしい結果で臨んだ県大会でしたが、個人では1勝も出来ずに悔しい思いをした堀井・南野ペア。その悔しさから冬場をしっかりと過ごし、春からはたくさんの練習試合を通し、心も体もそして技術も仕上げて今回臨むことができました。

 大会直前で、怪我などのアクシデントはありましたが、それを含めてのスポーツ。言い訳にはできません。

 初戦の相手は、前回の新人も出場していた鹿沼東中学校のペア。苦しい試合でしたが、何とか終盤で逆転をし、ファイナルゲームの3-2で勝利を収めることができました。

 次戦は、シードの小山城南中学校にストレートの敗北となってしまいましたが、前回成し遂げることができなった「個人戦1勝」を叶えることができました。

【団体戦】7月12日(土)

 いよいよ負ければ引退の団体戦。宇河地区では何とか5位で突破しましたが、県大会となると強豪揃いです。どの山を引いても楽に勝てそうな試合はありません。

 今回の初戦は、那須塩原地区で勝ち上がってきた三島中学校。もちろん県大会常連の強豪校です。

 しかし、東高校附属中も県大会は2度目の出場。もちろん緊張はしますが、一度この舞台を踏んでいることを考えれば、立場的には互角といえます。

 当日は、黒磯市と会場が遠いにもかかわらず、引退した3年生たちも応援に駆けつけてくれました。

 結果はというと、0-3の完敗でした。これまでたくさんの試合を行ってきましたが、全部の力を出し切ったとは言いづらく、不完全燃焼で大会を終えてしまいました。終始、部員の表情は硬く、これまで行ってきたプレーを出すことができませんでした。これが県大会の、そして負けることが引退につながるというプレッシャーなのでしょう。県大会で、勝ち上がることの難しさを身をもって実感しました。

 

 

 2024年7月3日から、顧問と宇都宮東高校附属中学校男子テニス部員の長い航海が始まりました。

 ジュニア経験者が誰もおらず、テニスの知識もままならなかった現3年生。

 1年前の部活動初日は、乱打の仕方・ラケットの振り方から始まりました。一体、その時に何人の選手が、上記のような2大会連続の県大会出場を想像できたでしょうか。

 ですが、夢は叶いました。チームが一丸となって、真剣に取り組めば夢は叶ったのです。

 この経験を、この一年間だけのことにしては勿体ないと思います。恐らく後輩も、先輩の後ろ姿を追いかけながら、今後続いていく事でしょう。楽しみです。

 3年生が作り上げた大冒険は今回、ここで終了しましたが、必ずやこのバトンは次の世代に引き継がれていきます。

 ~航海はまだ終わらない。なぜなら、まだ旅の途中だからだ~

 本当に2年半お疲れさまでした。